2017.04.27

はじめてのオーガスタ①

今年のマスターズから早3週間が過ぎようとしています。
始まるまでもあっという間でしたが、終わってからもあっという間ですね……。遅ればせながら、今年のマスターズを現地で観戦する機会に恵まれた私が、見て感じたことを少し共有させていただければと思います。

写真①

今年は初日、二日目と曇り空が続き、風も強く、ウインドブレーカーを着込んでの観戦となりました。少し残念だったのは、すでに花々が満開のピークを過ぎており、有名な13番ホールなども若干色に欠けていたことです。(しかし、コース内では、ハナミズキ(Dog wood)やツツジ(Azalea)を所々で見ることができました!)しかし雲が晴れた瞬間、太陽がグリーンを照らすと、眩しいほどに緑色が広がり、澄んだ空気も気持ちよく、これは日本ではなかなか感じられない心地よさでした。それに、今挙げた13番を含むアーメンコーナーは、花々を差し引いても、まさにテレビで見ていたそのままの景観に感動です。

一方、イメージしていた以上に気持ちがよかったのはクラブハウス裏、1番ティー、18番グリーン周辺でしょうか。その小高い場所からは、パトロンが各ホールに沿って描かれるように群衆をなしているのが見渡せます。また、9、18番ホールの間には広場のようなスペースに芝生が広がっており、ここでピクニックでもしたら最高だろうな~と思いました。

また、オーガスタに関してよく言われる「グリーン上の起伏の激しさ」を実際目の当たりにすると、グリーンであることを疑いたくなるような傾斜です。ホールによってはそれが3段階になっていたり、奥行きが極端に狭かったり……。しかし、これがオーガスタの魅力のひとつであることは間違いありません。
今年、松山選手がパトロンを沸かせたシーンの一つ、2日目18番での“ほぼ直角“アプローチについて、「18番はあの寄せ方しかない。映像でも何度も見ているし、練習ラウンドでも分かっていた」と語っていたそうですが、ここにこのグリーンがドラマを生み続けている歴史を感じました。また、はじめて訪れたある方が、「これまで最終日18番ホールの映像を見ていて、スタンドがあるのだと思っていた。しかしあれは傾斜を利用し、後ろの方の人が段々と高い位置に立っているのだと知った」と話されていましたが、ここからも計算し尽くされたゴルフ場であることが分かりました。

(続きは②にて)

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