2011.06.16

夢に向かって

20110616_01LPGA(全米女子プロゴルフ協会)ツアーの1戦である「エビアンマスターズ」が7月21日~24日まで、フランスのエビアンマスターズゴルフクラブにて開催されます。この大会は、LPGAツアーにおいて全米女子オープンと並ぶ325万ドルという最高の賞金総額を誇り、アルプスの山々やレマン湖が一望に見渡せる美しい景観のもと熱戦が繰り広げられます。

その本戦に先駆け、今年も「エビアンマスターズジュニアカップ」が7月16日~17日の二日間にわたり開催されます。毎年十数カ国が参加し、各国14歳以下の男女2名ずつ計4名が選抜され、団体戦と個人戦で競われます。本戦の直前にジュニアの大会を開催するのは、コースコンディション面を考えても一般的ではありませんが、大会側のジュニア育成に対する情熱と度量がうかがえます。20110616_02私も2007年の第一回大会から毎年日本代表チームに同行させていただいており、ジュニア競技とはいえ世界大会特有の緊迫した雰囲気を肌で感じています。ほとんどの日本チームの選手が国際大会初体験であり、言葉の問題や少なからず日の丸の重圧も感じる中のプレイは日本ではなかなか経験しがたいものであろうと思います。
嬉しいことに、これまでこの経験をしたジュニア選手たちは、その後着実に成長を遂げています。第一回大会では日本チームが優勝しましたが、4名のうち3名はこの春に高校を卒業し、現在プロテストに挑戦中です。また、これまで16名の選手がこの大会の日本代表となりましたが、ほとんどの選手がその後大きな成長を遂げ、ジュニア大会で結果を出しています。この中には、プロのステップアップツアーで優勝してしまうという快挙を成し遂げた少女もいます。

今年も5月3日~5日に行われた「ロレックスジュニアゴルフチャンピオンシップ」にて、エビアンマスターズジュニアカップ日本代表チームメンバー4名が選出されました。今年は中学1年生の選手もいます。もちろん良い結果を望んでおりますが、先輩たち同様に彼らにとって「良い経験ができた」と実感してもらえれば何よりと思います。

今年は、アメリカ、メキシコ、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ、スイス、オーストリア、スウェーデン、デンマーク、ノルウェイ、インド、中国、そして日本の15カ国が参加予定、とのこと。いずれも強豪国です。
彼らのプレイ、そしてさらに先の話ではありますが、この大会後の飛躍が今から楽しみでなりません。

 

【杉井】

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