神戸ゴルフ倶楽部
先日、神戸ゴルフ倶楽部でプレイする機会に恵まれました。神戸ゴルフ倶楽部は1903年に開業された日本最古のゴルフコースで、神戸市内から車で40分ほどの六甲山の山頂手前に位置しています。開業当初は4ホールのみだったそうですが、今ではパー61の18ホールを有しています。
プレイ前は、通常14本のゴルフクラブで臨むところ、キヤディさんの負担軽減のため10本を選択し専用の軽量キャディバッグに詰め替えることから始まります。ここで多くのプレイヤーがドライバーを除外するのですが、プレイ後はそれを後悔することになるようです。基本的にキャディさんが全員のバッグを担いでくれます。(急こう配が続くため、カートはもちろんのこと、手押しのキャリアーもありません。)軽量バッグとはいえ、4人の場合は相当の重量になり、聞くところ現在キャディさんは男性のみだそうです。飲料は各自で持つことになり、ペットボトルを入れる肩掛け用のロープ状のものを渡され、まるで小学生が遠足に行くように水筒をぶら下げることになります。キャディさんがフォアキャディとして前方に位置する場合には、学生ゴルファーのように各自がバッグを担ぎます。
コースはパー4が7ホール、パー3が11ホールです。どのホールも自然の形状を利用した素晴らしいコースで、特にパー3は170~190ヤードが多く難易度が高いホールが続きます。スループレイで回りますが、通常のコースより短い全長4049ヤードとはいえ、ラウンド終了後はかなりの疲労感です。(もちろんプレイ内容にもよりますが。)クラブハウスはクラシカルな趣のある建造物で、フロントやレストランの方々の丁寧な接客が印象的です。また、落ち着いた雰囲気の中でいただいたカレーライスは絶品でした。
現在、日本にあるゴルフ場は2300前後と言われております。これは、世界各国でアメリカ合衆国に次ぐ多い数だそうですが、その原点を初めて体感できたましたこと、まさに感慨無量です。