2011.09.22
中国超級足球(サッカー)リーグ観戦しました。
上海出張中、ちょうど市内の虹口足球場(虹口サッカースタジアム)で中国超級リーグのホームゲームが行われるということで、視察させていただくことにしました。中国超級リーグは、2004年に発足して以来、汚職や八百長問題が取り沙汰されてきましたが、協会と政府が本格的に腐敗官吏の取り締まり、汚職の撲滅に取り組み、また今年大連の不動産企業が大型出資を発表したほか、レベルアップのための選手補強も積極的に行われ、今後の再生、発展が期待されています。
さて、この日の対戦相手は現在リーグで首位を走る広州恒大。キックオフの時間を前に試合会場には次第に人だかりができ始め、スタジアム内は熱気に包まれていました。会場内に入り席に着くと、目の前に飛び込んできたのは9割を超える上海申花サポーターの青色。ゴール裏のサポーターエリアはどちらも青、それぞれのエリアで別の応援をするので、まるで申花vs申花、味方なのか敵なのかわからない状況です。
地元意識の強い国民性のためでしょうか、それともそのあまりに広大な国土のためでしょうか?僅かばかり広州恒大におくられる声援に、その姿を探してみると、ごくごく限られた一角に赤い集団を見つけました。広州恒大にとってこれは究極のアウェイゲームです。
しかし超少数派恒大サポーターの応援が選手たちに届いたのか、試合は恒大がチャンスを確実にものにし、2-0で勝利しました。1割にも満たない恒大サポーターの歓声と、申花サポーターの落胆。試合内容ばかりでなく、なかなか興味深い試合でした。中国超級リーグは現在16チーム、他チームの試合も今後ぜひ観戦してレポートしたいと思います!