2011.11.28
世界のプレイを上海で!「美蘭湖上海マスターズ」開催
中国のゴルフ人口は約300万、ゴルフ場の数は600といわれています。日本のゴルフ人口が約1000万、ゴルフ場の数は2000以上、13億という中国人口からすると、ゴルフはまだまだ少数、富裕層のスポーツであるといえます。しかし中国市場の潜在能力は当然ゴルフ界も注目しており、今年の秋、上海に新たなゴルフトーナメントが誕生しました。
10月27日~30日、上海の地下鉄7号線「美蘭湖」駅から数分という、市内から非常にアクセスのいい美蘭湖CCで「美蘭湖上海マスターズ」が開催されました。今年の大会はアメリカ、ヨーロッパ、アジアのトップ選手、そして地元中国の選手9名を含む30選手が参戦、初代のチャンピオンをかけて戦いました。中国国内で行われる国際的なゴルフトーナメントのギャラリーといえば、上海に住む欧米人や日本人、韓国人の姿が目立ちますが、この大会は地元の方が多く観戦に訪れている印象です。チケットについたプレゼント引き換え券でもらえる大会イメージのブルーの帽子をかぶったギャラリーが真剣な表情で世界のトッププロのプレイを見つめます。結果はRマキロイが18アンダーで優勝、賞金200万ドルを獲得しました。2016年にゴルフがオリンピックの正式種目に決定したことで、国内のゴルフ強化はすでに始まっているといわれています。まずは世界的なトーナメントが開催され、ゴルフへの注目が高まることで、中国ゴルフのレベルも上がっていくことでしょう。今年、日本女子ツアーでは、フォンシャンシャンが2勝をあげ、賞金ランキングも7位に入りました。今後いっそう中国選手も日本や世界の舞台での活躍が期待されます。