2014.08.08

PGAチャイナツアー・チャイナシリーズ、昆明で後半戦スタート

20140808_01PGAツアーチャイナシリーズの後半戦が、昨日から雲南省の昆明でスタートしました。雲南省昭通市でおきた今回の地震に際し、大会側では、黙祷やチャリティー基金の形で被災地を慮りました。東日本大震災の直後、一切のスポーツ番組が中止される中、マスターズの「緑と青と白」の色彩がTVを通して鮮明に映し出された事が脳裏を甦ります。突然の災害に見舞われた多くの方々に心よりお悔やみ申しあげます。そして、スポーツや他の取り組みを通して、少しでも皆さんに勇気と希望を持っていただければと思います。

さて、今年4月、PGAツアーチャイナシリーズは、PGAツアーのアジア戦略の一環として中国・海口のミッションヒルズで開幕しました。全12試合がワールドランキングに加算され、本ツアーの上位6名が、翌年のWeb.comツアーの参加資格を得る仕組みとなっています。まさに、日本を飛び越えて、中国にPGAツアーがやってきたのです。

前半5試合を終えたランキングは、1位中国選手、2位オーストラリア選手、3位アメリカ選手、4位韓国選手、5位オーストラリア選手と、各国選手が世界を目指し激しく競い合っています。賞金総額は1試合、約2,000万円。決して恵まれたものでは無いかもしれませんが、勝利を得る事が世界へと繋がる事実を、特に上位選手は貪欲に捉え、精進しています。

日本では中川選手が参戦中です。ツアー開幕前の深圳での予選会をクリアーして資格を得ています。奥様が予選会に付き添っていた事が印象的です。私共が、決して忘れてはいけないハングリーな精神と、何か嬉しくなる姿勢がそこにあるのです。20140808_02

8月5日(火)、後半戦に向けて、日本のSRIXONが本ツアーを協賛すると言う嬉しいニュースがありました。私も記者発表を見させて頂きましたが、SRIXONの山田総経理は、中国ゴルフの「強化」と「普及」の為、サポートしていきたいと意気込みを語られました。中国ゴルフ界が世界と戦う為に、その機会を提供する。今、端緒に着いたばかりです。

中国ゴルフは、競技人口が30万人とも100万人とも言われています。過日、上海にある「大都会」と言うゴルフ練習場に行ってきましたが、これが若い男女(20代~30代)が、黙々と練習に励んでいました。1時間、130元。レッスン代は1時間400元とも言われています。それでも、60打席に及ぶ練習場が満員です。果たして、2016年のリオを経て、2020年の東京オリンピックまでに、世界に通じる選手が「強化」され、中国にゴルフが「普及」されるでありましょうか。私は、PGAツアー・チャイナシリーズはじめ、幾つかの中国ツアーを見続けてきた一人として、中国ゴルフの「強化」と「普及」が、必ずや叶えられる事確信しています。

 

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