2021.03.24

分かりやすさとは…

桜も満開になり、2年ぶりの春のマスターズも約2週間後に迫って参りました。
暖かな陽気ではありますが、お花見や外出を以前のように楽しむにはもう少し時間がかかりそうですので、
最近読んだ本を紹介します。

ラジオパーソナリティなどもされているライターの武田砂鉄さん著書の「わかりやすさの罪」です。
物事を語る際、極端に「分かりやすさ」を追求することで抜け落ちてしまう視点などについて、
昨今の社会問題の語られ方を具体例に書かれています。

確かに最近、スパッと分かりやすく論破することや対立構造で物事が語られることは多くなった気がします。
私自身もTwitterのタイムラインやyoutubeなどで簡潔にまとめられたニュースを見て分かった気になっていることがあります。

本書で書かれている「そもそも物事というのはそんなに単純なのか?」
という視点に立ち返って、じっくり裏側や行間を考えたり、
分からないことを受け入れたりする余裕のようなものも大切なのかもしれません。

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