雨の中の天皇杯
昨日は、私が大学生の時にお世話になったMIOびわこ滋賀の天皇杯2回戦を観戦してきました。
相手は、1昨年の天皇杯王者横浜F・マリノス。中村俊輔選手など主力を数人温存していましたが、中澤祐二選手がスタメンで登場するなど、この一戦に負けられない気持ちが伝わって来ました。一方、MIOびわこ滋賀はJFL所属の町クラブ。選手たちは仕事をしながらサッカーを続けています。まさにMIOが勝てばジャイアントキリングという一戦は、雨が降りしきる中、ニッツパ三ツ沢球技場で開催されました。
試合は開始早々動きます。劣性と思われていたMIOがファーストシュートで先制。その後は、マリノスが攻め続けるもゴールを割れず、前半は1対0でMIOがリードし折り返します。前半終了時にはマリノスサポーターから大ブーイング。後半はマリノスの逆襲が始まるのか?大変面白い展開で前半が終了しました。
後半からマリノスは日本代表経験のある斎藤学選手とルーキーの仲川輝人選手を投入し、MIOゴールを目指します。この2人の投入は後半開始15分で実を結ぶことになりました。斎藤選手と仲川選手のドリブルを止められずにいたMIOは、エリア内で仲川選手を倒してしまいPKを献上。このPKをアデミウソン選手が決め、試合は振り出しとなりました。
その後は、後半早々勢いを増し、強く降り出した雨によりグラウンドが瞬く間に田んぼ状態に。どちらの選手もボールを前に運べず、なかなかゴールに近づきません。そして、後半28分審判団は大雨によるグラウンドコンディションを考慮し一時中断。
しかし、雨は勢いを増すばかりで、競技の続行は難しく、試合はやむなく中止となりました。再試合になるのか、後半の残り時間から始めるのかは、後日JFAから発表になるとのことですが、両チームがベストコンディションで戦えるような場が準備され、再び素晴らしい戦いが繰り広げられることを期待しています。