中国事情(5) 食在中国! 『今が旬の…』編
中国で秋といえば、上海蟹のおいしい季節。
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中国に 「九雌十雄」という言葉があるとおり、旧暦9月はメスが、10月にはオスが旬を迎えるのだそうです。旬が異なるばかりでなく、メスは卵、オスは白子と楽しみ方も違うため、秋の上海蟹はなんとしても外せない旬の食材です。日本でおなじみのたらばガニやずわいガニと異なり足が細く身が少ない上海蟹、なんといっても美味なのはカニみそ。まずは甲羅を外して、それから身を半分に折って、たっぷり詰まったカニみそを楽しむのが上海蟹の食べ方です。
今が旬の上海蟹
また上海ではカニみそ入り小龍包やカニみそと豆腐の炒めものなど、さまざまなカニみそ料理が楽しめます。よく蟹を食べると会話が少なくなると言われますが、これは万国共通?!蟹をいただく皆の表情は真剣そのもの。食べることについ夢中になってしまう、秋の上海蟹はそれくらい美味なのです。
最後まで食べつくして大満足
世界のプレイを上海で!「美蘭湖上海マスターズ」開催
中国のゴルフ人口は約300万、ゴルフ場の数は600といわれています。日本のゴルフ人口が約1000万、ゴルフ場の数は2000以上、13億という中国人口からすると、ゴルフはまだまだ少数、富裕層のスポーツであるといえます。しかし中国市場の潜在能力は当然ゴルフ界も注目しており、今年の秋、上海に新たなゴルフトーナメントが誕生しました。
10月27日~30日、上海の地下鉄7号線「美蘭湖」駅から数分という、市内から非常にアクセスのいい美蘭湖CCで「美蘭湖上海マスターズ」が開催されました。今年の大会はアメリカ、ヨーロッパ、アジアのトップ選手、そして地元中国の選手9名を含む30選手が参戦、初代のチャンピオンをかけて戦いました。中国国内で行われる国際的なゴルフトーナメントのギャラリーといえば、上海に住む欧米人や日本人、韓国人の姿が目立ちますが、この大会は地元の方が多く観戦に訪れている印象です。チケットについたプレゼント引き換え券でもらえる大会イメージのブルーの帽子をかぶったギャラリーが真剣な表情で世界のトッププロのプレイを見つめます。結果はRマキロイが18アンダーで優勝、賞金200万ドルを獲得しました。2016年にゴルフがオリンピックの正式種目に決定したことで、国内のゴルフ強化はすでに始まっているといわれています。まずは世界的なトーナメントが開催され、ゴルフへの注目が高まることで、中国ゴルフのレベルも上がっていくことでしょう。今年、日本女子ツアーでは、フォンシャンシャンが2勝をあげ、賞金ランキングも7位に入りました。今後いっそう中国選手も日本や世界の舞台での活躍が期待されます。
ヴェネツィア展を観てきました!
「アドリア海の女王」、「水の都」と数々の名称で語られる美しい都市ヴェネツィア。弊社が2006年1月に放送をした、『超地球ミステリー特別企画「1秒の世界」(TBS系列)』においても、温暖化による海面上昇を原因としてサン・マルコ広場が水没する衝撃的なシーンをレポートさせていただいているなど、現在においても様々な意味で話題が豊富な地域です。世界遺産に登録されていることもあり、番組映像で見た中世の町並みが大変綺麗で、一度行ってみたい場所のひとつです。
遅ればせながら、そんな魅惑の都市ヴェネツィアをテーマにした展示が江戸東京博物館にて行われていると聞き、さっそく両国に観に行ってきました。この展示は9月23日にスタートしているので、ほぼ2カ月。失礼ながら、2か月経った平日の午後なので人が少なくゆったりと落ち着いて見学できるかなとの期待でしたが、その予想に反し、学生からご年配の方々まで、多くの来場者が所狭しと展示品を鑑賞しておりました。
車が全く無く、交通手段が徒歩と船のみというヴェネツィア。現代の日本ではありえない状況を想像してみると、どこかのテーマパークが凄く大きくなったような楽しそうな印象を受けます。その当時の最先端の造船技術や交易により巨万の富を築いていた世界を夢見ることができる華やかな展示により、頭の中で場所と時代を移動したような素敵な気分を味わうことができました。
ガラス工芸や絵画においても有名ですが・・・・あんまり内容を言ってしまうと楽しみが減るので説明はこの辺で。とてもオススメの観光スポットです!12月9日(金)までですのでお見逃しなく!