ゴルフを見る文化を中国に〜SRIXON XXIO LADIES OPEN in無錫
ゴルフトーナメントを観戦する上で知っておかなければならないマナー、選手がプレイに入ったら動いたり音を出してはいけない、写真を撮ってはいけないなどなど、選手がいい環境でプレイをするために不可欠なのがギャラリーマナーです。
また、ゴルフ観戦には「コツ」のようなもの、つまりどう観戦するか;お目当ての選手について観戦したり、気に入ったホールで腰をすえてじっくり観戦するなど、楽しみ方は人それぞれですね。
日本では、このような観戦マナーや観戦方法が国内トーナメントを通じて定着し、プロのプレーを間近で楽しむ「ゴルフを見る文化」が育ってきました。しかし中国のゴルフはまだ発展途上であり、競技人口がまだまだ少ないうえに、観戦を楽しむ文化が育っていないのが実情です。国際的な大会は注目されるものの、国内ではギャラリーがほとんど入らないという大会も少なくありません。そのため、ゴルフというスポーツを身近に感じてもらい、まずは大会会場に足を運んでもらうことが、中国でゴルフがスポーツとして定着する第一歩かもしれません。
10月19日〜21日江蘇省無錫市の錦園カントリークラブで行われた「SRIXON XXIO LADIES OPEN TOURNAMENT」は日本のゴルフ用品メーカー、ダンロップ社がスリクソン、XXIO、Clevelandの3ブランドを掲げ開催する初の大会です。
日本で開催されるトーナメントのように、コース内にスコアボードやギャラリースタンドを設置されたほか、アトラクションや来場者プレゼントなどギャラリーが観戦を楽しむための大会作りがなされていました。 なお、第1回の今年は16歳のプロ選手、林希妤がツアー最年少優勝を果たしました。また林選手と最後まで優勝を争ったのは同じ16歳のアマチュア刘钰選手。2016年オリンピックに向けて若い選手が実力をつけてきているのが実感されます。
マスターズで強く感じるのは大会とパトロン(ギャラリー)の一体感、すばらしいトーナメントはギャラリーの担う部分が大きいのではないかと思います。中国の女子ゴルフツアーはまだ4年目、ゴルフ文化をつくるには時間がかかるかもしれませんが、実力のある中国の選手たちがギャラリーの熱心な応援でより素晴らしいプレイを見せてくれる、そんな日がくるよう、私たちも一助を担えればと思います。
ニューヨーク
こんにちは。今回初めてStaff Voiceを書かせていただきます野村と申します。
さて、早速ですが、今回は私が人生で3度訪れたニューヨークについて、勝手ながらおすすめスポットをご紹介していこうかと思います。
【JAZZ】
ニューヨークといえば…そうです、もちろんJAZZですよね!今これを読んで、「え、JAZZなんて聴かないよ…。」と思われた方が8割方なのではないかと思いますが、実は日本では、喫茶店や居酒屋、ありとあらゆる場所でJAZZが流れており、意外にも日本人はJAZZを自然と聴いているのです。そこで、ちらっとでも聴きたいと思ったあなた、まずはニューヨークへ行きましょう(笑)なぜかといいますと、日本の有名クラブで海外アーティストを聴こうと思うと、なかなかの高額で、軽い気分で行くには少々気が引けてしまいます。そこでオススメは、いっそのことニューヨークでライブに行ってしまうのです。ニューヨークでは、日本の半額ほどのミュージックチャージで楽しむことができます。一晩で2つのライブもなんなくハシゴ、さらに、さすがJAZZの本場、街角に置かれている情報誌などをみると有名ミュージシャンのライブ予定がズラリと並んでいます。実際私も、7つほどのライブハウスに行きましたが、お店によって雰囲気もバラバラですし、また有名でなくとも地元のコアなライブも堪能でき、大変楽しめます。旅費は確かにかかりますが、それはプライスレスです!
【NBA】
アメリカといえば4大スポーツの観戦も見逃せません。最近では、ニューヨークヤンキースにイチロー選手が移籍し話題を集めていますが、ここでご紹介するのはバスケットボールの聖地、NBAです。小学生の頃、NBAのモップ吹きになる!と意気込むほどだった私は、実際にマディソン・スクエア・ガーデンで、NY Knicks vs Philadelphia 76ersのゲームを観戦したのですが、本当に自分が生で観戦している気がせず夢を見ている気分のまま気づけば試合終了…、というほど感激でした。また、MSGでは”All Access Tour”という、アリーナフロアやVIPルーム、選手のコートロッカー、はたまたNY Knicks のチアガールと直接対面&写真撮影ができる素晴らしいツアーもありました。選手がいる場面を想像しながら回ると少年の心がうずきだします。現在は開催していないようですが、ぜひ再開してほしいものです。
さてNBAは、昨シーズンロックアウト(選手によるストライキのようなもの)の影響で開幕が大幅に遅れるという事態がありましたが、今シーズンは順調に開幕へと向かっているようです。そんな中、ニューヨークにまつわるホットな話題があります。最近観光客にも人気上昇中のブルックリン。ブルックリンには、ウィリアムズバーグやダンボといった比較的新しい観光スポットがあり、洋服・雑貨ショップなどの見所満載の地域となっていますが、その地になんと、今シーズンよりニュージャージーから拠点を変え、NBAチームがやってきます。その名も、「ブルックリン・ネッツ」。新しくホーム・アリーナとなる「バークレイズ・センター」での開幕戦は、現地時間11月1日のニューヨーク・ニックス戦ということで、ニューヨークを本拠地とするチーム同士の戦いが待ちきれません!日本での放送も楽しみです。
さて、美味しいグルメについても書きたかったのですが、少し長くなってしまったので、続きは次回書かせていただこうかと思います。
はじめまして
はじめまして!今年4月に入社したピチピチでもない新入社員薮野です。
4月からだいぶ時間がたってしまいました。気が付けばTPIに入社してから早5か月…入社していきなりマスターズが始まり、6月にはLPGAツアーのアース・モンダミンカップの運営に携わらせていただくなど、エキサイティングな日々を送っております。エキサイト!毎日本当に勉強ですよ。失敗もたくさんして凹みます。が、私はスーパーマンではないので地道に努力していくしかないなと思っています。免許も持ってないし!
さて、おもしろくも興味もない自己紹介はここら辺にして何かおもしろいことを書こうと思います。いったい何を書くかって?マスターズ?モンダミンカップのこと?現代日本の問題点についてかな?いいえ、先日観た映画についてです。
※ネタバレになってしまうかもしれないので、嫌いな方は飛ばしてください。
「最強のふたり」(2011、フランス 現代:Les Intouchables ※アンタッチャブル)
日本一般公開までに半年以上かかりましたね!映画会社仕事してください!(笑)
ヨーロッパでかなり売れたらしく、現地公開直後にフランス人と台湾人(フランス在住)から「いい映画だから観なヨ」とお勧めされました。ステマですか?
映画に対して斜に構えている薮野としては、「お涙ちょうだいものか」とひねくれた先入観で映画館に足を運びました。が、結論、いい映画でした…。最近は珍しい「笑わせてしんみりさせる」映画でした。薮野は斜に構えていると自負している割に、「海猿」でも「タイタニック」でも、観ると泣いてしまいます。だって人が死んだり、傷つく姿を見るのは、フィクションとはいえ悲しいからです。でも後味悪いんですよね。だからそういう物語より、チャップリンみたいな「笑顔で切ない」映画が好きです。
簡単にあらすじを説明すると、事故で首から上以外は全身麻痺の大富豪(フィリップ)が、失業手当目当てで面接に来たやる気のない、でもユーモアあふれる黒人青年(ドリス)を雇うことから物語が始まります。ドリスはフィリップに対して障碍者であることを冗談にしたり、障碍者であることを忘れた振る舞いをして周囲をひやひやさせますが、それがフィリップには新鮮で…というストーリーです。印象的なのは、ドリスの結構きつい&しつこいブラックジョークに対して、一瞬フィリップの少し傷ついた(?)表情のカットが入りますが、それに対する彼の台詞がないことです。フィリップにとっては傷つくことも嬉しいことなんだと薮野は解釈しています。生きてるから苦しいのさ。でも、フィリップの誕生パーティーでのダンスシーンで、身動きひとつできないフィリップとは対照的に、マイケルばりに踊るドリスの「脚」の動きを追ったカットがたくさん出てくるのには胸が締め付けられました。楽しいシーンなのに…ぶわ。ほかにも書きたいことはたくさんあるのですが、5ページくらいになりそうなので自分の日記につけておきます。優しい気持ちになりたい方にはお勧めできる映画です。ステマじゃないです。
最後になりますが、薮野は映画が好きなので、これからも映画の感想を書き散らかしていきたいと思います。では!