フロア移動
弊社は3階から5階にフロアを移動致しました。
今後とも引き続き宜しくお願い致します。
スポーツという共通言語
先日、私が以前所属していたJリーグのクラブ・ヴィッセル神戸のホームスタジアムを訪れ、私が商品開発から関わった“プレミアム・ソシオ・クラブ”がグレードアップしたということで見学してきました。今では国内のプロ野球、Jリーグのスタジアムでも珍しくなくなったいわゆるラグジュアリーシートですが、いろいろ見た中でもここでのサービスはトップクラスではないかと思っています。
近すぎず遠すぎず試合全体を見渡せるシート位置、クッション性のあるゆったりしたシート、高級感のある室内空間、ビュッフェ形式の料理・ドリンクなど整っています。また、試合後にはシート後方のラウンジにてプロの司会者によるパーティーが開かれ、その日出場した選手と直接ファンが触れ合うことができたりします。
こういったシートの特徴は特別な環境で試合を観戦できるということだけではなく、ここを訪れることで来場者同士の交流が深まり、時にはビジネスに発展したりすることです。スポーツはそれをただ観戦するだけで楽しめるものですが、共に楽しむ仲間がいることで、スポーツという共通言語を通じて、思わぬ人との“縁”ができあがるものです。
その人と人とを繋ぎ合わせるスポーツの力をうまく活用することによって、これからもいろんな出会いを提供していきたい、と思い日々目の前の仕事に取り組んでいます。
人を通して日本を感じる
先日サンフランシスコに行ってきました。今年9月に開催される第34回アメリカスカップにて対戦相手を迎え討つ、前回大会覇者「オラクルチームUSA」のイベントだったのですが、新しいレース艇と、我々がお手伝いさせていただいているヤンマーの伴走艇のお披露目がありました。非常に多くの参加者で賑わったイベントですが、滞在中いろいろ日本を感じる体験をしました。
もともとサンフランシスコは、ジャパン・タウンという一角があったりと、かなり日本との歴史も深い街ですし、最近もワールド・ベースボール・クラシックで多くの日本人が滞在していたことを聞くと、全くの外国に来ているという感覚はあまり持ちません。
外国へ行くと、日本の良さ・素晴らしさを感じ、日本人であることを誇らしく思える瞬間があったりするものだと思いますが、それはやはり人との出会いを通して感じたとき、その印象が強くなると改めて思いました。
例えば、オラクルチームUSAのオーナーであるラリー・エリソン(オラクル・コーポレーション創業者兼CEO)は親日家で、カルフォルニアの自宅が日本建築であったり、好きが高じて京都市にある日本庭園を最近取得されたそうです。チームのCEOであるラッセル・クーツは過去に3度アメリカスカップを制覇した非常に有名な元セイラーなのですが、2003年に瀬戸内海をヨットで旅したことがり、その様子をまとめたクルーズ紀行を出版しています。(『ラッセル・クーツが見た紀州・瀬戸の海』どりむ社)また、今回日本のメディアにインタビューをアレンジしたチームのあるデザイナーは、元ドイツの自動車メーカー出身で、ヤンマーをはじめとする日本のディーゼル技術を絶賛していました。 このように外国に行くと、街で見る日本に誇らしさを感じることがありますが、やはり実際に日本の魅力に触れた外国人に出会うことで、改めて日本人であることを誇らしく思うものです。