2014.12.10

海南オープン

20141210_0120141210_02日本のツアー同様、中国のゴルフもシーズン終盤に差し掛かかった11月下旬に、PGA TOUR Chinaの1戦である海南オープンの視察に行ってきました。 中国のハワイとも呼ばれる海南島は香港や台湾よりさらに南、ハノイとほぼ同緯度で常夏の気候です。マンゴー、パパイヤ、ココナッツなど南国フルーツの露店が立ち並ぶ独特の空気感は東南アジアそのものと言っていいかもしれません。道路沿いにヤシの木が並び、リゾートホテルが建ち並ぶこの島は、どことなく開放的な雰囲気を漂わせ、新婚旅行としても多くの観光客が訪れる貴重なビーチリゾートです。

海南オープンの舞台は南の都市三亜の、日差しがふんだんに降り注ぐコースでした。PGA TOUR Chinaは発足1年目ですが、年間の賞金ランキング上位者にはPGAの下部ツアーであるWEB.comツアーの出場権が与えられます。この切符をめぐって中国国内だけでなく、オーストラリアや韓国から参加している選手も目立ちます。中国でゴルフというスポーツはまだまだ発展途上の位置づけにありますが、設営物はしっかり造られており、インターネットで生中継もなされるほど、急速に体制が整いつつあります。優勝したリー・ハオトン選手は今年の賞金王にも輝いた将来有望な19歳です。リー選手の姿に中国ゴルフの将来が重なって見えた気がします。20141210_03

三亜の市街地のレストランで、海南ならではの料理をということで「鶏椰子鍋」をいただきました。鶏肉のお皿にはお頭から脚まで載っていて、ギョッとしてしまいましたが、それらも丸ごとお鍋に投入。鶏は漬けだれに浸していただきます。澄んだスープにはココナッツの果肉からだんだん甘みが染み出し、シンプルな味付けながら最後まで美味しくいただきました。どことなく中国国内のイメージがしっくりこない海南島ですが、食べ物のおいしさで「やはりここは中国なんだな」と納得しました。

 

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2014.11.27

おもてなし

20141127先日、知人がとあるイベントに出店するというので手伝いで参加してきました。

趣味の集まりのイベントなので参加者は皆笑顔。楽しい時間を過ごせました。それにしても本当に皆が楽しんでいてちょっと感動しました。よくよく観察してみると朝早くから会場セッティングなどで大変なはずのスタッフ達(しかもボランティア)が、心からの笑顔で愉しそうに動き回り参加者を感謝の気持ちで迎えていました。その想いが出店者側に伝わり、そして参加者一人一人にも伝わっているからなのだと感じました。

単純に比較は出来ませんが、仕事がらイベント業務もありますのでおもてなしの本質はこういうことなのかな、と考えさせられました。

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2014.10.03

国慶節

20141003_0110月1日は、中国の国慶節。中華人民共和国が成立して、今年で65年。中国4000年の歴史からはほんの一瞬ですが、まさにお祭りです。アパートメントの近くでも、朝から花火の音が絶えません。

今年の国慶節は、仁川アジア大会と重なり、CCTV、CCTV5、CCTV5+、STV(上海体育TV)で、朝から晩まで、中国の金メダルをいやと言う程見せつけられています。本日のダイジェストでは、テーマソングと共に中国選手の活躍映像と表彰式の国旗が感動的に流されています。中国語の分からない私が、テーマソングを口ずさめる程です。そんな中、久方ぶりに4×400m男子リレーで、日本選手の圧勝をみて溜飲を下げているところです。TBSのアジア大会は盛り上がっている事を期待しています。

さて、今日は、人民広場から外灘に繋がる街に足を延ばしてきました。知人からも一度、国慶節の外灘を見ておいた方が良いとのアドバイスで行ったのですが、圧倒的な人の流れと熱気に驚きました。日本では、どの様な時にこの様な人が集まるのかと想像しましたが、思いつきません。ワールドカップサッカー日本試合の渋谷交差点でしょうか。また違った興奮なので、これは違いますね。弊社の上海生まれのスタッフは、早くも蘇州に家族旅行。この時期、上海に来るのは田舎者と言っていましたが。

マーケティング関係の方が、日本はサービスをはじめとする非製造業が80%。中国は、製造業・国営・政府関係事業で70%〜80%と言っていました。人口・成長率で測れない、この構造を把握しないとマーケットを間違うよと。そんな事を想いながら、中国の非製造業が成熟してくる日は何時なのかな。20141003_02人ごみにまぎれながら、ユニ・チャームの旗を振り、旅行代理店の様に人を引き連れた方を見かけました。さすが、成功企業は違いますね。地方の代理商の方を観光を兼ねて案内しているのでしょうか。日本企業各社、それぞれに、代理商(卸)と小売りの方々への対応に知恵を絞っている様です。20141003_03

そして、ヤクルト、人民広場駅はじめ、ここぞとばかりデジタルサイネージでの宣伝をしていました。 各エリアと貧富の差と多くの人種。難しいマーケットですが、中国・アジアで成功を収めている企業の、緻密なマーケティングを垣間見ました。

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