2015.09.07

雨の中の天皇杯

昨日は、私が大学生の時にお世話になったMIOびわこ滋賀の天皇杯2回戦を観戦してきました。

相手は、1昨年の天皇杯王者横浜F・マリノス。中村俊輔選手など主力を数人温存していましたが、中澤祐二選手がスタメンで登場するなど、この一戦に負けられない気持ちが伝わって来ました。一方、MIOびわこ滋賀はJFL所属の町クラブ。選手たちは仕事をしながらサッカーを続けています。まさにMIOが勝てばジャイアントキリングという一戦は、雨が降りしきる中、ニッツパ三ツ沢球技場で開催されました。
写真4試合は開始早々動きます。劣性と思われていたMIOがファーストシュートで先制。その後は、マリノスが攻め続けるもゴールを割れず、前半は1対0でMIOがリードし折り返します。前半終了時にはマリノスサポーターから大ブーイング。後半はマリノスの逆襲が始まるのか?大変面白い展開で前半が終了しました。

後半からマリノスは日本代表経験のある斎藤学選手とルーキーの仲川輝人選手を投入し、MIOゴールを目指します。この2人の投入は後半開始15分で実を結ぶことになりました。斎藤選手と仲川選手のドリブルを止められずにいたMIOは、エリア内で仲川選手を倒してしまいPKを献上。このPKをアデミウソン選手が決め、試合は振り出しとなりました。

その後は、後半早々勢いを増し、強く降り出した雨によりグラウンドが瞬く間に田んぼ状態に。どちらの選手もボールを前に運べず、なかなかゴールに近づきません。そして、後半28分審判団は大雨によるグラウンドコンディションを考慮し一時中断。
写真2しかし、雨は勢いを増すばかりで、競技の続行は難しく、試合はやむなく中止となりました。写真5再試合になるのか、後半の残り時間から始めるのかは、後日JFAから発表になるとのことですが、両チームがベストコンディションで戦えるような場が準備され、再び素晴らしい戦いが繰り広げられることを期待しています。

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2015.09.04

アメリカスカップ・ワールドシリーズ ヨーテボリ大会

8月最終週にスウェーデン第2の都市ヨーテボリ(英語表記:Gothenburg)にて、アメリカスカップ・ワールドシリーズ ヨーテボリ大会が開催されました。race1

「アメリカスカップ」という名前は、海外でやっているヨットの大会ということで聞いた事あるかも知れませんが、日本ではよく知らない方も多いと思います。実はスポーツに於いては世界最古のカップを懸けた大会として、セーリングスポーツの盛んな国々では大変人気と権威のあるものとなっています。race2

その歴史の長さもさる事ながら、昨今のアメリカスカップでは、洋上のF1と称されるように最先端のテクノロジーを駆使した争いが繰り広げられています。そして、オリンピックスポーツであるセーリングのメダリスト達がこぞってチームのクルーに選ばれ、質実共に世界最高のパフォーマンスを魅せてくれています。

そのアメリカスカップの最終戦は2017年に大西洋に浮かぶ島・バミューダにて一騎打ちで行われます。防衛するのは2013年に2回目の防衛を成し遂げたオラクルチームUSAというアメリカチームですが、挑戦チームを決める為の前哨シリーズが、今年から始まっています。参戦するのは、アメリカの他にイギリス、ニュージーランド、スウェーデン、フランス、そしてなんと今回は日本も入っているんです。また、この前哨シリーズは、各チームのテクノロジーを洗練させていく場でもあります。

今年は、7月のポーツマス(イギリス)、8月のヨーテボリ(スウェーデン)、そして10月にバミューダ、の3試合が行われます。

前置きが長くなりましたが、その第2戦目のヨーテボリを観戦してきました。ヨーテボリの8月は、最高気温が22度前後と非常に涼しく過ごしやすく、大雨だった木曜日を除いては快適なイベント観戦日和となりました。spectator

当社は、2013年よりアメリカチームのオフィシャルテクニカルパートナーとしてチームと共に3度目の防衛を目指すヤンマーさんのお手伝いをさせていただいており、アメリカチームを応援しておりますが、第1日に行われた2レースおいては、アメリカチームが圧倒的な強さを見せて、連勝しました。この日は、最高の天候のもとで、適度な風が吹き、波が穏やかというベストコンディションでした。

2日目も天気は良かったのですが、風が弱く、風が頼りのヨットにとっては難しいコンディションで、波乱の展開となりました。1レース目は地元スウェーデンチーム、アルテミスレーシングが勝利、そして2レース目はニュージーランドチームが勝利しました。2レース目においては、日本チームも最高のスタートを見せて、ニュージーランドとの接戦の末、僅かに及びませんでしたが、見事2位という結果を収めてくれました。prize giving

ヨットレースの観戦の見所はスタートでの駆け引きと、風向きと潮の流れを綿密に計算して、タクティシャンと呼ばれる参謀がクルーに指示するコース取りにあります。正直、何もわからないまま観戦していてもポイントが理解できないので、楽しめません。現地でも実況、解説のアナウンスによって洋上の様子が詳細に伝えられ、状況を把握した観客が随所で起こるバトルポイントに熱狂するという構図があります。champaigne fight

是非ともこの面白いコンテンツを日本語で皆様にお届けし、少しでも多くのアメリカスカップファンを日本の地で増やせたらと思っております。

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2015.09.02

8月末の北京~上海

先週は、北京~上海におりました。

北京は、9月3日のパレードに向けて、着々と準備が進められていました。街の至る所に、抗日戦勝・反ファシズム戦勝70周年記念の横断幕、交通広告が掲出されています。車のナンバー規制が20日より実施されており、末尾の偶数・奇数で1日おきに代わります。お陰様で、車移動はいつもの混雑が無く助かりました。但し、弊社のお客様の中には流通に支障が出ている様です。APECブルーが話題となりましたが、今回の北京も空が澄んでいたと思います。北京の暑さで、今回滞在中に開催されていた世界陸上参加の選手が大丈夫かと心配しましたが、秋を思わせる気候でした。

今回はTBSさんのご配慮もあり、「世界陸上」を観戦することができました。私は、200m男子予選を見たのですが、話題のサニブラウン選手、ボルト選手の走りを生で観る事が出来、感謝です。鳥の巣には、動員をかけているとも言われていますが、多くの観客が詰めかけ、携帯片手に撮影し放題でした。現地のテレビ局CCTV5では、中距離選手の走りに合わせ、観客がウエーブする姿が映され、相応に盛り上がっていました。私は、1980年代、コカ・コーラボウルで国立競技場にウエーブが起こったのを思い出しました。世界陸上・北京

世界陸上はアディダス社がスポンサーですが、アシックス社は郊外の美術館を貸し切りVIP・選手・主要顧客対応をしていました。プーマ社は、ここぞとばかりボルト選手の広告を集中投下です。各社、中国市場のマーケティングに余念がありません。アシックス・北京美術館にて1

その後滞在した上海は、うって変わって、30度近くの天気です。蚊には悩まされますし、夕立もあります。この街には、北京の政治色は一切ありません。叔母さま達が集まっては、一風変わったダンスを踊っています。

最後に世界陸上を一緒に観戦した中国スタッフの写真を1枚。この日の為に、頭を丸めてきた様です。スタッフ大喜び

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