メルボルン旅行
GW中、オーストラリア・メルボルンまで一人旅に行ってきましたので、旅行記を記したいと思います!
【1日目】
タイ国際航空を利用して、バンコク経由でメルボルンへと向かいました。タイ国際航空の客室乗務員さんは、民族衣装を着てとても可愛らしい服装をしていて印象的。初めての一人旅、乗継には不安が多かったですが、無事問題なくメルボルンへ到着しました。
メルボルンの第一印象は、近代的な建築物と、100年以上の歴史をもつ建物との融合です。日本ではなかなか見られない光景ではないでしょうか。たとえば、とても歴史ある建物の内部に、某有名ファッションメーカー!そして、その前を路面電車TRAMが通りすぎます…。ちなみに、このTRAM、今年の1月から、指定範囲内の移動であればすべて無料で乗車できます。大変便利に感じますが、範囲外の地域に行く場合には、ICカードをタッチしなければならないなど、やや面倒な仕組みでもありました…。
そして、メルボルンといえば、ラグビーをはじめとして、クリケットや自転車競技等々、スポーツが盛ん。せっかく来たので今回は、AAMIという競技場で「スーパーラグビー」の一戦を観戦しました。メルボルンのチーム「REBELS」には、日本人の堀江選手が所属しているのですが、故障中ということで、残念ながら、彼のプレーを見ることはできませんでした。試合は、大接戦の末、REBELSの勝利!とてもエキサイティングなゲームでした。試合前の演出には華々しさがあり、また、音響設備なども素晴らしく、音楽1つ流すだけでも、その躍動感は、観客にエンターテイメントを提供していました。
【2日目】
滞在2日目は、旅の疲れも感じない興奮の最中、早朝に起きました。大変楽しみにしていたイベント!熱気球に乗るためです!気球と言えば、何もない野っ原で乗るイメージですが、このツアーではなんと、メルボルン市内を上空で越えていけるのです。over the city!
熱気球は、地面に横倒しにした状態で、バーナーを使ってだんだんと状態を起こし、地面と垂直になった段階で、人が乗り込みます。気球からの風景は、高層ビルと、まるでどこかのテーマパークのような可愛らしい家々、また、緑豊かな公園、ゴルフ場、スタジアムなどなど、メルボルンの風景の魅力が一望できました。
ミャンマー時間はゆるやかに流れ
GWの休みを利用してミャンマーを旅してきました。
数年前に民主化を遂げたミャンマーは、新聞や経済誌などで投資や外国企業進出の話題を目にしない日はないほど、その経済の発展が注目を集めています。「アジア最後の秘境」とも言われるこの国が急速に変化を遂げようとする中で、グローバル化の波にのまれて個性を失わないうちに素朴な姿を見ておきたい、と思ったことが旅のきっかけでした。
ミャンマーの玄関口ヤンゴンのほか、仏塔遺跡群で有名なバガン、独特の湖上生活様式で観光客を集めるインレー湖の3か所を巡った9日間の個人旅行でしたが、事前の準備不足もあり最初の目的地とホテルしか決めていなかったことは結果的に正解でした。乗るはずだった国内線の飛行機は3回のうち2回が直前にキャンセルとなり、何もない地方空港で5時間待ちぼうけになったことも。細かく予定を決めていたら全てが後ろ倒しになっていたことでしょう。 他の旅行者から話を聞き、急遽予定を変更することも面白く、ゆとりをもったスケジュールの中で柔軟に対応することこそがこの国の旅のスタイルには合っているのだと実感しました。
スマートフォン普及率は意外にも高かったですが、大都市ヤンゴンはともかく、地方ではスマホだけが、時代の遥か先端を行くアイテムのように映りました。Wi-Fiは使える所が限られており、停電も当たり前のように起こる状況。雨季には道路の冠水もつきものだそうで、インフラ整備はまだまだのようです。ただ、停電が起こっても騒ぐような人は皆無。再び灯りが灯るのを静かに待つ時間もミャンマーの時の流れの一部なのです。
国民の約9割が仏教徒であるこの国を旅するには、僧侶へのマナーや、仏教の思想を理解することも重要でした。仏教の教えから、人前で負の感情を表に出すことははしたなく、人々に親切にしたり、分け与えたりすることで徳を積むという考え方が、この国の人々の穏やかさの礎になっているのだということを理解できました。人々は総じて優しく、我々旅行者に快く助け舟を出してくれます。大人も子供も目が合うと笑いかけてきたり、手を振ってくれる純朴さは、アジア旅に連想する強引な客引きとの戦いというイメージをあっさり覆してくれました。でもそれは「徳を得られる」という見返りを求めての行いではなく、相手を思いやったごく自然な行動であることが伝わってくるのです。
仏教遺跡群の素晴らしさや多彩なミャンマーの少数民族、ミャンマー料理から現地での面白エピソードなど、ここでは書ききれない事がたくさんありますので、興味のある方は是非お尋ねください、、というと随分ミャンマー贔屓になった様ですが、それほどに魅力の詰まった国であったことは確かです。
ミャンマーならではの特産品をスタイリッシュにデザインした商品が並ぶ雑貨店で、面白い商品を見つけました。「Myanmar iPad」というタイトルで、iPad大のケースに入っているのは高精細ディスプレイではなく、リンゴの書かれた木枠付きの黒板。シャレの利いたネーミングセンスに笑ってしまいましたが、この脱力感は確かにミャンマーを象徴しています。 私も日頃スマホに夢中になったり、目の前の事ばかりに気を取られる事が多くあります。もっと周りを見まわして、困っている人を見つけたら進んで手助けに行けるような、心のゆとりを持つべきだと、当たり前のことのように感じても普段なかなかできていない自分の行動を省みる機会にもなりました。同時に、この先どれほど発展しようとも、ミャンマーはいつまでも素朴で、穏やかさを感じられる場所であり続けてほしいと、勝手な願望を抱きながら、心の中で再訪を誓ったのでした。
A young texan won the green jacket
2015年のマスターズは新しいスターが誕生しました。
テキサス出身の21歳ジョーダン・スピースが昨年あわやというところで最年少優勝を逃した悔しさをはらし、見事記録づくめの優勝を勝ち取りました。地元の新聞の見出しが示す通り、初日からトップを走り、最後まで追随を許さない強さを見せつけ、アメリカは「ゴルフ界の世代交代」という論調でこの出来事を報じていました。
日本から唯一の参戦だった松山英樹選手も素晴らしい結果を残してくれました。単独5位という日本人最高位まであと1つというところまで行き、特に最終日は、全体の中で66というベストスコアを叩き出し、その実力を証明してくれました。日本人初のメジャー優勝も現実味を帯びてきました。
地元は久しぶりのタイガー・ウッズの参戦か、去年以上の盛り上がりが感じられました。個人的にも初タイガーでしたし、なんだかんだ言ってアメリカ人はこの人のことが好きなんだと思わされるほど、彼の組について歩くギャラリーの数が多かったのが印象的でした。
このビッグイベントの翌朝から一気に人がこの街を出て行く光景は、「祭りのあと」という言葉がぴったりでした。