2015.10.01

スティンプメーター?

先週、広島県の芸南カントリークラブで行われたLPGAステップアップツアー、「中国新聞ちゅーピーレディースカップ」の運営スタッフとして現場に行ってまいりました。
大会はプロ3年目の城間絵梨プロが、初日から最後まで首位を譲らない見事な完全優勝を遂げました。城間プロは、ケガやスランプを乗り越えての初優勝で、本当におめでとうございました。

スティンプメーター

さて話は変わりますが、写真は芸南カントリークラブ早朝の18番ホールグリーンです。
登場していただいているのは大会の競技委員の方ですが、何をしているかわかりますでしょうか?

答えは「グリーンスピードの計測」です。
一般的なゴルファーは、なかなかこのようなシーンをお目にかかれないと思いパチリしました。

グリーンスピードを計測する緑色の器機を「スティンプメーター」と言います。発案者のスティンプ氏の名を取って、名づけられたということです。この器機は3フィートの長さがあり、使用方法は、ゴルフボールを器機手前部分にセットし、グリーンのできるだけ平らな場所を選んで、写真のように手前を持ちあげて傾けていくと、ある一定の傾きでボールが転がりだします。
3球ほど同じ位置から転がして、転がった距離の平均距離をこの器機の長さを使って計測します。(3倍の場合は9フィート)この数値が長ければグリーンは速く、短ければ遅いということになります。

トーナメント中は、毎日こうして競技委員さんがグリーン刈込直後の主要な各グリーンのスピードを計測し、期間中の各グリーンのスピードのバラつきが無いか、各日のグリーンの状態が均一であるかをチェックしています。ちゅーピーレディースカップの期間中のグリーンスピードは、雨天の次の朝でも11フィート弱ありました。グリーンの状態もさることながら、芸南カントリークラブグリーンキーパーの皆様のご尽力によってフェアウェイ、ラフともに見事なコースセッティングでした。

コースの皆様、大変お疲れ様でした。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

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2015.09.29

F1日本GP

20150929_0120150929_06先週土曜日にF1日本GPを観戦してきました。

20150929_08土曜日は練習走行と予選ですがモーターレースファンとしてはF1の現場にいられるだけで高揚感を覚えました。鼓膜がかゆくなる程のエンジン音や車が風を切る音、タイヤの焦げた匂いなどは現場でないと味わえない感覚です。

20150929_0920150929_07世界規模の大会ですのでそのアテンドも素晴らしく、心地よく観戦出来る様配慮されていてサーキット内外に笑顔が溢れていました。

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2015.09.16

手ぶらでゴルフ場デビュー

20150908_1上の写真、大変お恥ずかしいのですが、先日私が18番ホールでウィニングパッドを決めた瞬間です。両手を突き上げポーズ!実はこの日まで、クラブを握ったことさえありませんでした。

そんな私にこうした機会を与えてくれたのが、リクルートライフスタイル主催の「手ぶらでゴルフ場デビュー」という企画。同社は「ゴルマジ!20」という、20歳限定でゴルフ場プレー代無料などのサービスを提供し、若者に向けてゴルフの魅力を伝えることで、ゴルフ市場の活性化を目的とするキャンペーンを行っています。

入社して約半年。この間、ゴルフに関わる仕事に携わってきましたが、プレーするのは初めてです。率直な感想は……楽しかった!慣れない動きには違和感がありましたが、それでも、少ーしだけ奇跡のようなショットが打てると、あのプロの大会で選手観客が一体となるどよめきを感じられた気がします。無論、本場のどよめきというのは、決して奇跡だけによるものではないでしょう。

話は少し横道に逸れますが、私は今年のマスターズ開催前、前年2位に終わったJ.スピース選手が「昨年同様のプレーができれば優勝できる」と語っていたのを思い出します。それを現実のものにしたのは周知のとおりですが、私はその時、「昨年以上のプレーで優勝する」というような言葉を期待していたのです。だって昨年同様では「準優勝」ではないの?しかし、ゴルフは精神面に大きく左右されるスポーツと言われます。これまでに鍛えてきた技術、体力、精神力、それらの機微まできちんと自覚し、最大限に発揮するよう努めること、その真摯なまなざしに魅力を感じました。これは、一選手の発言というよりゴルフというスポーツそのものにあてはまる魅力だと私には思えたのです。と、まだゴルフをよく知らない人間が、プレーしてみて何を思ったかといえば、それは選手やゴルフ自体の持つ「凄さ」なのです。ぽっと出の奇跡による、ではなくです。

さて、今回参加したイベントの話に戻ります。大まかな内容としては、まず、ダンロップゴルフスクールに所属するインストラクターからゴルフ場の利用方法、ゴルフのマナーを学びます。次に、練習場での練習、そこからカートで移動しラウンドでのプレーと盛りだくさん。2ホール、プレーを通してレクチャーを受け、最終ホールでは2人ペアとなり、3組でスクランブル方式による対決です。インストラクターのアドバイスを都度受けながら、各ペアの競ったプレーは盛り上がりを見せました。20150908_2これだけの体験が2,000円でできるのも大変ぜいたくなのですが、実は各協賛ゴルフメーカーによるボール、ティー、グローブ等のお土産付き!さらにさらにクラブハウスのおいしい料理による昼食も込みです。

しかし何よりのぜいたくと言えば、この企画に協力されている大人の方々の存在でしょう。今回、私たち参加者をサポートするために、インストラクターが3名、主催のリクルートライフスタイルや日本ゴルフ用品協会からも数名の方が、進行役を務めてくださいました。他にも協賛ゴルフ用品メーカーの方や、このイベント自体を世間に広める目的のもと、SNSに写真をアップするとのことでカメラマンさんまで付きっきりです。これだけたくさんの方々が、私たちのラウンド中、指導以外にもカートの運転やボール拾いまで、全面サポートしてくれていたのです。加えて、ゴルフ場の協力なくしてはこの企画は成り立ちません。お風呂等の設備も最大限に活用させていただきました。20150908_3この企画は私にとって、若者のゴルフ離れを食い止めようと、寛大なイベントをサポートされている方々を間近で見る機会にもなりました。この先、仕事上でお付き合いさせていただく可能性のある方々でもあります。

ゴルフはよく、ルールに準ずるどころか、同等に重きを置くマナーやエチケットが、その敷居を高くしていると言われることもありますが、「ゴルフは人間としても自分を成長させてくれる」とお話された方がいました。ゴルフの魅力を体験できたとともに、それに多く携わる自身の仕事の魅力についても考えさせられる機会となりました。

 

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