2015.11.10

東京モーターショー2015

先週、東京ビッグサイトで開催されていた東京モーターショー2015に行ってきました。

平日の午後でしたが、ビジネス関連と一般の来場者が半々という構成で会場内は大変賑わっていました。特にモーターショーはビッグサイトのイベントの中でも使用するスペースが広いので、少し見て回っただけでも非常に疲れました...。

会場には、未来を感じさせる展示物やコンセプトカーがあり、必ずしも従来の“車”というカテゴリーには収まらないアイデアがあり、様々な驚きがありました。そこで目にしたものの中から、私が感じた少し先の日本社会においてよりスタンダードになっていきそうなものを2つ紹介します。

1. ワゴン型タクシーファイル_006ニューヨーク市で採用された日産自動車の車です。この車に限らず、東京など都心では、以前に比べワゴン型タクシーを目にすることが多くなったと感じています。日本のタクシーはセダン型が一般的ですが、そもそもセダン型は、乗り降りを考えると高齢者に優しくないですし、荷物を収納するスペースも限られるため、機能性を考えるとワゴン型が普及していくのは自然の流れだと思っています。

2. イベントのチケットレス入場ファイル_007今回は入場チケット購入時に、Tポイントカードをチケット代わりにするサービスが選択できたので、それを選択し、当日はポイントカードだけを持って入場しました。このイベント入場管理におけるチケットレス化はアメリカではかなり進んでおり、私は久しくアメリカのスポーツイベントに来場する際、いわゆるチケット原本(厚紙にイベント内容が印字され、それをゲートでもぎってもらうもの)を手にして入場した記憶がありません。今回のようなカードや、またスマートフォンの画面に表示させたコードを読み取らせる方式が多く見受けられます。そうでなくても、コードが印字された紙をプリントアウトして持って行く程度ですので、言葉としては“チケットレス化”というより“原本の受け渡しレス化”です。これから日本のスポーツイベントでもどんどんこの流れが加速していくのではないかと思っています。ファイル_004最後に、上記のトピックとは関連しませんが、モーターショーで見つけたものとして驚いたのは、メルセデス・ベンツブースで展示されていたF1マシンのフロンノーズ(またはフロントウイング)です。F1カーも空力設計が複雑化していくと、ここまで奇妙な形になるのかと、昔のシンプルな形の時代に熱狂していた1人としては複雑な気持ちになりました。

 

このページのトップへ

2015.11.06

ニューヨーク 再開発プロジェクト

先日アメリカスカップ・バミューダ大会の帰国時に、ニューヨークに立寄る機会があり、ハドソンヤード再開発地域を見てきました。DSCN3304このプロジェクトはアメリカの民間開発で過去最大規模と言われており、至る所にクレーンが伸びており着々と開発が進んでいる様子をハイラインの陸橋から眺める事ができます。DSCN3297 ハイラインとは、過去の高架貨物線跡を空中緑道として2009年からオープンしているエリアで、今では様々なアート作品が織りなすオシャレなお散歩コースやデートスポットとして人気です。DSCN3332ハドソンヤード再開発地域は、このハイラインの最北端の34番通り付近にありますので、この両方のエリアを楽しむツアーの観光バスがたくさん停まっていました。

看板を見ると、中心に位置すると思われる大きなタワービルが2016年6月末、後追いで建設されるツインタワーらしきビルが2020年の冬に順次完成していくという事で、今後も新しいニューヨークの名所として最も注目されるエリアとなっていくでしょう。DSCN3302ハドソン川に面したウォーターフロントエリアですので、もしかしたら近々に何かしら大きなマリンイベントが実施されるかも知れません

DSCN3324

このページのトップへ

2015.11.02

樋口久子 Pontaレディス

先日、女子ゴルフの「樋口久子 Pontaレディス」観戦に行ってきました。FullSizeRender

タヌキのキャラクターでおなじみのポイントカード「Ponta」など数社が特別協賛となって開催され、樋口久子さんの名前も冠になっているこの大会は、都心からのアクセスも良く、秋らしい穏やかな天候の中で、平日にも関わらず多くのギャラリーを集めていました。

今や持っていない方が珍しいのではないかと思うほど、浸透した共通ポイントカードですが、その商戦は活況を呈し、加盟企業が増え続けるとともに、各陣営による消費者の囲い込みも激しさを増しています。その中で、キャラクター「Ponta」を前面に押し出しているのも特徴の1つだと思います。

設営物に随所に登場するPontaのキャラクターが場の雰囲気を和ませていたり、今大会のために作られたという特大Pontaのぬいぐるみが、会場でも存在感を放っていました。

競技は渡邉彩香選手が今季2勝目を果たして賞金ランキング日本人トップにつけました。いよいよ佳境を迎える賞金女王争いの中で、その行方は選手たちの奮闘に委ねられますが、トーナメントを盛り上げるギャラリーにとって、現地で観戦する魅力はどんなところにあるのか、という事も我々として考えるべきポイントです。

どの会場に行っても決まりきった会場設営物があり、同じような飲食売店があり、ギャラリーが受けられるサービスも定番のもの・・・ つまり、型にはまったトーナメントというものは運営上の効率は良くても、ギャラリーにとって面白みに欠けることは明白です。

逆に、その会場でしか味わえない食べ物があったり、魅力的な商品が会場限定で販売されていたり、毎回徹底されたサービスでギャラリーをもてなす・・・ 試合以外にもそんな要素があれば、楽しみが増え、次も行ってみようという気持ちになれるはずです。特に女子のトーナメントはレギュラー、ステップアップともに上限に近づくまでの試合数を誇る今だからこそ、各試合が趣向を凝らした仕掛けを考える必要があるのではないでしょうか。

特徴を持ったトーナメントがゴルフファンを飽きさせず、リピーター獲得につながる大きな要素になりうる事を再認識しました。

 

このページのトップへ