樋口久子 Pontaレディス
先日、女子ゴルフの「樋口久子 Pontaレディス」観戦に行ってきました。
タヌキのキャラクターでおなじみのポイントカード「Ponta」など数社が特別協賛となって開催され、樋口久子さんの名前も冠になっているこの大会は、都心からのアクセスも良く、秋らしい穏やかな天候の中で、平日にも関わらず多くのギャラリーを集めていました。
今や持っていない方が珍しいのではないかと思うほど、浸透した共通ポイントカードですが、その商戦は活況を呈し、加盟企業が増え続けるとともに、各陣営による消費者の囲い込みも激しさを増しています。その中で、キャラクター「Ponta」を前面に押し出しているのも特徴の1つだと思います。
設営物に随所に登場するPontaのキャラクターが場の雰囲気を和ませていたり、今大会のために作られたという特大Pontaのぬいぐるみが、会場でも存在感を放っていました。
競技は渡邉彩香選手が今季2勝目を果たして賞金ランキング日本人トップにつけました。いよいよ佳境を迎える賞金女王争いの中で、その行方は選手たちの奮闘に委ねられますが、トーナメントを盛り上げるギャラリーにとって、現地で観戦する魅力はどんなところにあるのか、という事も我々として考えるべきポイントです。
どの会場に行っても決まりきった会場設営物があり、同じような飲食売店があり、ギャラリーが受けられるサービスも定番のもの・・・ つまり、型にはまったトーナメントというものは運営上の効率は良くても、ギャラリーにとって面白みに欠けることは明白です。
逆に、その会場でしか味わえない食べ物があったり、魅力的な商品が会場限定で販売されていたり、毎回徹底されたサービスでギャラリーをもてなす・・・ 試合以外にもそんな要素があれば、楽しみが増え、次も行ってみようという気持ちになれるはずです。特に女子のトーナメントはレギュラー、ステップアップともに上限に近づくまでの試合数を誇る今だからこそ、各試合が趣向を凝らした仕掛けを考える必要があるのではないでしょうか。
特徴を持ったトーナメントがゴルフファンを飽きさせず、リピーター獲得につながる大きな要素になりうる事を再認識しました。
アメリカスカップ・ワールドシリーズ バミューダ大会
去る10月17日~18日に、大西洋に浮かぶ島、バミューダ諸島にてアメリカスカップ・ワールドシリーズの今季3戦目が開催されました。当初の予定では17日に2レース、18日に2レースの合計4レースが実施される予定でしたが、17日は結局レース規定を満たす十分な風速が得られずキャンセルとなりました。この日は、幸運にもカタマラン(双胴船)のクルーザーから観戦できる機会を得たのですが、待てども待てどもレースが開催されず、結局船上で5時間近く待ちながらカクテルとオードブルをひたすら飲み食いする1日となりました。但し、最後には、港の近くで4チームでのエキシビションマッチが行われ(ポイント獲得レース対象外)、観戦の雰囲気はかろうじて感じる事ができました。
翌18日は3レースが設定され、すべてダブルポイントとなり、白熱した試合が繰り広げられました。
レース結果は、オラクルチームUSA、アルテミスレーシング(スウェーデン)、エミレーツチームニュージーランドがそれぞれを制し、ポイントを獲得、総合ポイントではアルテミスレーシングが優勝となりました。
2017年のアメリカスカップ本戦の地でもあるこのバミューダですが、運営側は今回の大会の成功で非常に良い感触を掴めたと自負しています。レース観戦は基本的に船上観戦が主体となりますが、今回も2,000艇もの大小の船がレースの周りをぐるっと囲い、とても異様な光景を目にしました。バミューダは人口66,000人と小さな国です。英国領ですが米ドルを使用していたり、タックスフリーですが、その代り代金にチップが17%必ず付加されていたりと、慣れるまでは不思議な感覚になります。バミューダと言えば、バミューダパンツ、バミューダ芝、バミューダトライアングルと思いつく言葉が出てきますが、皆さん意外に思われるのが、それ程緯度が低くないというところです。アメリカでいうと、サウスカロライナ州あたりですし、飛行機で行くとNYから行くのが一番近いです。
私は今年3度目のバミューダでしたが、2017年に向けてまた何度か訪問する機会がありそうです。
上海イベント週間
ここ最近は中国でのイベントが続きました。
まず、10月18日(日)「太湖ハーフマラソン」。5キロとハーフマラソンが、約4.000名を集め、上海蟹のメッカとも言われる蘇州・太湖周辺で開催されました。
前日にセリーグ優勝を決めたヤクルトさんの杭州支店、試飲活動に立ち会いました。1.5トンの自前の冷蔵車(常時10度以下に冷蔵)から、テントの冷蔵庫へ、安心で清潔、何とも喉越しの良い冷え具合と、快晴の元、走り終えたランナーにとって、ヤクルトを2〜3本貰えるのは嬉しい限りです。
その上、中国ヤクルト杭州支店の方が清掃にも尽力しています。ここらが、日本企業の拘りですね。隣のテントは、中国企業のミネラルウォーター。冷やす事も無く、2本をビニールに入れてサンプリング。ヤクルトは、中国語で「養楽多」、以前中国では、万能薬としての効力があるとの話が広まり、2012年頃、香港まで買いに押しかけたとの事。信仰に近い信頼性です。
今は、清潔な中国工場の商品を、地道なエリア展開とマーケティングで推進しています。上海他、日本で言うヤクルトレディーも、徐々に展開中との事。
また、10月25日(日)は、弊社主催(看板左上に弊社ロゴ)の企画イベント「小室哲哉-中国音楽の旅」を上海のアカデミーシアターにて、昼、夜の2回公演を行いました。ピアノソロコンサートとトークを交えた構成で、芸術大学の文化祭のステージとして、大変盛り上がりました。日本人も多かったです。
私は、小室さんと同じ、1958年生まれ。小室さんの曲は、社会人になって聞いたもので、弊社での年月と、バブルを含めた、時の移ろいを感じ、聞き入ってしまいました。12月には、クリスマスディナーショーが日本各地で行われる様ですので、関心ある方は是非。中国の運営スタッフにも、小室さんのピアノを弾いている後ろ姿に涙したと、流暢な日本語で、自慢げに話していました。
この大学の芸術祭では、まだまだ面白いテーマが満載でした。日本の地域アイドルが中国のアイドルと同じステージに立ったり。こちらのアイドルファンも凄いです。アイドルへの応援が板についています。ペンライトと、強烈な応援踊りと。日本の地域アイドルの一人一人の名前を知っているのですね。改めて、日本のアイドル文化に、日中の架け橋を感じました。