スーパーラグビー2016 開幕
いろいろな意味で話題を集めているスーパーラグビーの2016年シーズンが先週幕を開け、新規参入となった日本のチーム「サンウルブス」が2月27日(土)に秩父宮ラグビー場で開幕戦を迎えました。
スーパーラグビーは、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ共和国の各クラブチーム間で競われる南半球最大の国際ラグビーのリーグ戦で、今シーズンから新たに日本とアルゼンチンが加わって18チームが覇権を争う、世界最強のリーグ戦と言われているものです。
スーパーラグビーへの日本の参加は1年以上前に決まっていたものの、ヘッドコーチ(監督)が決まったのも、選手名簿が発表されたのもたったの2ヶ月前で、2週間前に実施されたトップリーグ選抜との試合では、サンウルブスのフォワード陣は当日の試合で初めてスクラムを組んだというほどチーム作りのための時間がほとんど無かった中での初陣でした。
サンウルブスは日本で唯一のチームですが、クラブチームという位置づけであるため日本代表チームともまた違ってさまざまな国から選手が集まっていて、昨年まで他のスーパーラグビーチームでプレーをしていた外国人選手もたくさん名を連ねています。
キャプテンを務める堀江翔太選手もその一人で、一昨年まではオーストラリアの1チームであるレベルズでプレーをしていました。さて、試合は南アフリカのライオンズという昨シーズンは南アフリカカンファレンスで2位、スーパーラグビー全体では8位という成績だったチームとの対戦で、残念ながらサンウルブスは26対13で “大方の予想どおり” 敗戦となりましたが、ヘッドコーチのマーク・ハメットが1ヶ月ほど前に行ったフォーラムでの講演では、言葉は濁したものの、今シーズンは “1勝できれば御の字” とも取れる発言をしており、サンウルブスにとっての初年度の今シーズンはそれほどまでに厳しいシーズンになることは覚悟の上だったようです。
それを裏付けるように、試合後のメディア取材でハメット氏は「敗戦スタートは残念だが、今の状況下では今日の試合は予想以上に良くできた」という趣旨のコメントをしており、今シーズンだけでなくより長いスパンでチームを作って行こうという考えが窺い知れる内容でした。
初戦の秩父宮は2万枚のチケットが前売りで完売し、当日券販売は無し、スタンドは超満員でした。サンウルブスは敗戦スタートでしたが、キャプテン堀江選手の唯一のトライは今後の展望に光が射したプレーでした。
いずれにしろ、2019年にラグビーのワールドカップ開催国となる日本が、さまざまな世界の強豪と対戦する機会を増やし、選手/チームが強化されていくだけでなく、昨年のワールドカップでの日本代表の大活躍以降のラグビー人気の沸騰が冷めることがないことを願ってやみません。 ところで、スーパーラグビーの統括団体はSANZARという団体で、当初からの参加国である南アフリカ(SA)、ニュージーランド(NZ)とオーストラリア(AR)を組み合わせた名前なのですが、そのSANZARは先日この名前にもう一つの「A」を追加し、SANZAARと改称することをアナウンスしました。追加されたAはアルゼンチンのAだそうで、SANZAR時代のロゴにも新たにアルゼンチンが追加されて4つの国の象徴が描かれていますが、日本はどうなっているんでしょうね・・・?
NEXT GENERATION MATCH
先週末2月20日(土)に、日産スタジアムで開催された「富士ゼロックススーパーカップ」を観戦しました。
Jリーグ発足と同時に発足した由緒あるこの大会は、シーズンを占うオープニングゲームとしてサポーターの注目の一戦です。今年の大会は雨の中での決戦となりましたが、雨の中だからこそより一層サポーターの熱さが感じられました。
このイベントのもう1つの目玉は、NEXT GENERATION MATCHと呼ばれる、U-18Jリーグ選抜メンバー対日本高校サッカー選抜メンバーの試合です。1月の全国高校サッカー選手権で熱戦を繰り広げた、東福岡や国学院久我山の選手達も出場しており、大会名の通り次世代の日本のサッカーを背負う面々が集結しています。バスケットボールを見ているような攻守入れ替わりのテンポが非常に速いノンストップの試合展開で、観ていて「若いなぁ」と感心します。
試合は、1対1の引き分けに終わりましたが、終始、日本高校サッカー選抜が押していたように見えました。気が付くと何故か日本高校サッカー選抜を応援してしまうのは、Jリーグ選抜がエリート集団に感じるからでしょうか。
国家斉唱は、西川貴教さんでした。シーズンのオープニングということで、審判団への表彰式がありました。
毎年恒例の全国ご当地グルメ祭りも会場内で開催。今年も美味しくいただきました。雨の中でしたが、3万4千人近くの来場者がありました。黙々と新横浜駅へ帰宅していきます。
春の全国小学生ドッジボール選手権全国大会
昨日は、私が小学生の時に所属していたドッジボールクラブが富山県代表として10年振りに出場した「第25回春の全国小学生ドッジボール選手権全国大会」に行って来ました。
突然ですが、皆さんはドッジボールと聞いて何を思い出しますか?
ドッジボールといえば小学生の時に、校庭や体育館で行ったドッジボールを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、そんな甘いものではありません。JDBAというドッジボール協会が定める公式ルールがあり、基本的には5分1セットで試合が行われ、パスは4回までと決まっています。その中で各チームフォーメーションを組んで試合に臨み、とても小学生とは思えないパス回しから剛速球が飛んできます。さすがに全国大会に出場するチームたちはどのチームも攻撃、守備共にすごい迫力で熱戦が繰り広げられました。また、全国大会にしかない特徴があります。それは、カラーコートで試合をするということです。ドッジボールも野球等のスポーツと同じで春、夏の2回全国大会があるのですが、全国大会では、普通の体育館とは違い、カラーのコートで試合をします。まさに、野球の甲子園のような感覚でカラーコートで試合をすることは全国のドッジボーラーの憧れなのです。
肝心の試合ですが、私が所属していたチームは予選を1位で勝ち上がり、決勝トーナメントも1、2回戦を勝ち進みベスト8に進出しました。準々決勝で埼玉県代表に敗れ、残念ながら全国ベスト4には届きませんでしたが、立派な戦い振りでした。優勝したのは、愛知県代表で見事夏、春連続優勝を果しました。あまり知られていませんが、現在ドッジボールはアジア圏にも広がっており、日本代表を選抜してアジア大会も開かれています。また、子供の減少で小学生チームは年々減少しているようですが、大人のチームが増え、一般の大会も増えているようです。今後、ドッジボールが子供から大人になっても楽しめるようなスポーツになっていけばと思う大会でした。