2019年ゴルフルール改訂
来年1月にゴルフルールが改訂されます。すでにその内容の概要は発表されていますが、 主な変更点はサマリーチャートとしてJGAホームページ内にわかりやすくまとめられています。
さて、今回のルール改訂を英国ゴルフ協会R&Aは「より理解し易く、すべてのゴルファーにとって適用し易くすること」を目的とすると説明しています。 要するに、あまりにも複雑化した現行のゴルフ規則によって、ゴルフをプレーする人、ゴルフをこれからプレーしようとする人達のハードル(障害)を高くしているのではないか? また現行ルール下でのプレー時間がかかり過ぎているのではないか?ということなのでしょう。確かに現状のプロのゴルフトーナメントやアマチュアトップクラスの競技大会では、ゴルフ規則(ルールブック)に加えて、ゴルフ規則裁定集という過去の裁定処置がまとめられた分厚い冊子が必ず競技委員の必須携行書となっていまして、これをすべてのゴルファーが頭に入れてプレーせよというのは不可能なことだと思います。
ゴルフ人口の減少は今や日本だけではなく、世界的な傾向と言われています。ゴルフというスポーツの活性化という点で、このルール改訂は大きな意味を持つものと期待されていますが、さてどうなるでしょうか?
しかしながら、プレーヤーを迎え入れるゴルフ場の準備は大変になりそうですね。来年以降 ローカルルールの改訂の準備や、ペナルティエリアの変更、会員への周知と承認とやらなければならないことが山ほどありそうです。
私個人としては、最近会社の若い人たちをゴルフ練習、ラウンドに誘ったりしている状況で して、来年までの間はどのようにしたら彼らにゴルフプレーを楽しんでもらえるか?を思慮しています。自分自身としても今まで知り得た現行ゴルフルールと、新しいルールの「違い」を説明できるようにしなければと考えていますが。
「いや昔の現行ルールでプレーするのは面倒くさいので、来年から新たに始めます!それまで待ってください」と言われたりして?
「飛距離」を考えるプロジェクト
5月15日、ゴルフ界の総本山R&AとUSGAが「Global Distance Insights Project」を立ち上げ、同時に両組織のサイトには特設ページが用意されました。
USGAの特設ページで公開されたビデオでは「7,000ヤードを歩くには6,000ヤードを歩くよりも時間が掛かりますよね。コースをどんどん拡張すると、それを維持するためにどれだけ余計に水が必要になるでしょうか。」と問題提起をしています。
「飛び」についてはかなり以前から競技そのもののみならず、コースの周辺環境までも含めた影響も踏まえて、何らかの歯止めが必要ではないか、という声が年々高まっていました。
さて、私は今年もマスターズのライブ配信に関わり、4日間配信映像のモニターを見続けた所感は、「昔とはMastersの “景色” が変わったなぁ・・」というものでした。選手のボールを打つ場所が昔と違うので、景色が変わって見えるのです。
ほんの一例ですが、下の2枚の写真を見比べてみてください。
1986年のニクラスはパーシモン製、正真正銘ウッド(木製)のドライバーと糸巻きボールを使用していますが、その後のメタル製 “ウッド” と多層オール樹脂製ボールの登場が近年「飛び」を飛躍的に伸ばした最大の貢献者、または犯人でしょう。
R&AとUSGAの特設ページでは1980年から2017年までに収集された「飛距離」に関する様々なデータや分析を記述した、大変衝撃的かつ興味深いレポートも閲覧が可能です。
R&A :https://www.randa.org/News/2018/05/RandA-and-USGA-launch-golfs-global-distance-insights-project
比較のために置いた真ん中の黒いクラブは現在使用しているメタルヘッドのクラブですが、ドラーバーではありません。
カップケーキATM?
先日のアメリカに滞在した際、アトランタのショッピングモールで何やら派手な“インスタ映え”するお店があり、何かと近づいてみると、「CUPCAKE ATM」とありました。
カップケーキのATM???
全く意味がわかりませんでした。訪れたのが日中だったため、普通に店内でカップケーキが販売されていたのですが、やはりその横にはATMがありました。
よくわからなさすぎて結局試してみるまでは至らなかったのですが、調べてみると、やはり銀行のATMのようにタッチパネルで操作し、カップケーキが購入できるマシーンのようです。
このお店の名前は「Sprinkles Cupcake ATM」というようで、創業は2012年とそれほど新しいわけではなく、ロサンゼルスのビバリーヒルズで1店舗目をオープンさせ、今や全米の様々な場所に店舗が展開されるまでにビジネスが拡大しているようです。何やら創業者がカップケーキの素晴らしさを伝えるため、24時間カップケーキが購入できるようにしたいということでこれを思いついたようですが、何ともアイデアが斬新で、日本に上陸したら間違いなく行列ができそうなお店でした。
肝心のカップケーキはしっかりカップに収まった、フレッシュなものが出てくるようですので、次回アメリカに滞在する際にはぜひ試してみてみようと思っています。