2019.12.06

瞬時に使える知識の定着と生産性(パフォーマンス)の上げかた

もうすぐで今年も終わってしまいます。

年末年始は自宅でゆっくり過ごされる方も多いかと思いますが、その時に読んで欲しい本があります。
「最新マーケティングの教科書2020」です。
IMG_8219
今話題となっている、5G、キャッシュレス化、サブスクリプション、eスポーツ、アート思考・・・etcなどを消費者のニーズ視点から、それを経て実際に企業が取り組んでいること、今後の可能性などを紹介してくれている良本(良雑誌)です。
基本的にこれを読んでいれば、簡単ではありますが、今の話題にはついていけるかと思います。そこから気になるものがあれば、更に深掘りをしていくといった作業を行うことで知識の定着につながるかと思います。
今日は私がやっているその深掘り部分のやり方をご紹介したいと思います。
私が行っている深掘りのやり方は大きく分けて2つです。
・徹底的なインプット(言葉の概念、基本的な考え方、それを用いて行っているビシネスモデルの例を探してそれの何が良いかを見つける、そのビジネスモデルのWeb、SNSの動きの仕組み部分(スケジュールやライティングなど)、成果物(デザイン)からのコンセプトと方向性の良し悪しの判断、マネタイズ部分
・徹底的にインプットしたものに対して、考えて自分の意見が言えるように話すアウトプット
→特に重要です!!
という作業を一人で行うことです。
当たり前のように思いますが、知識を定着させるにはとても理にかなったやり方です。
特にこのアウトプットが重要です。
心理学的なお話をするならば、一般的に一人で勉強する(本を読んだりして知識を入れる)行為で知識が定着する割合は1〜2割程度です。得た知識を人に話して教えることで話している間に脳が活性化されて、知識の定着が8割まで伸びます。
徹底的なインプットに関しては上記の書いた内容を調べて知識を定着させます。
肝心のアウトプットに関してですが、こちらはそれぞれ入れた知識に対してその都度(各セクション)ごとに1〜2分間で話せるように、自分の言葉で考えてまとめて一人言として話します。
(話すときは自宅や自分の部屋で話したほうが他の人の目を気にしなくてすみます笑)
ポイントは話すときに「友人(お客様)に教えるように話しながら、それをスマホで動画を撮る」ということを行います。その後話し終えたものに対して動画を見返す、修正を加えてまた話す→確認→修正を加えて話すというサイクルを多くて3回行います。
この時点で脳は凄い速度で活性化されており、知識の定着を8割まで伸ばすことが可能です。あとは期間を開けて、隙間時間に撮った動画を何回か見てみる(もしくは違うことをやりながら聞き流す)という作業を行い、その時に聞きながらブツブツと一人言で聞いた言葉通りに話すということです(もしくは心の中で唱える)。
output
なぜこの作業を行うかというと、利点は3つあります。

一つ目は、人に話すように自分の言葉でまとめて口に出すことで知識の定着が8割まで伸びます。

二つ目は、動画をとることで後で見返すことができるからです。基本的に人は忘れる生き物です。知識にかかわらず、頼みごとであったり、その日のうちにやらなければいけないことであったりなどを忘れる生き物なので、そのことを自分で認めてあげて、後でもう一回確認するという作業をすることで忘れた知識のかけらをもう一度思い出させる行為をした時に知識の定着が起きるからです。

三つ目は、話すという癖やマインドを自分につけることと、感度を上げることです。人に話すというのはそれだけで、ものすごいエネルギーを自分では知らないうちに使っています。ましては一度見た記事の内容を人に話したいとなった時に必死で思い出そうとする行為自体にとてもエネルギーを使うため、自分のパフォーマンスや生産性の低下につながります。逆をいうと話す癖がついている人は自分の言葉で内容を話すため思い出すという行為が無くなり、毎日当たり前のように話しているという意識ができるため知識の定着と定着させた知識を瞬時に使うことができるようになります。また、それを繰り返し行っているだけでビジネスであったり世の中の変化であったり、人の変化に気が付くことができようになり自分の中の感度が物凄く高い状態になります。

勉強する、読書するといった知識をつけるための究極の目的は、蓄えた知識を瞬時に使えるようになるということなので、その目的を常に忘れずに、勉強する、読書するというインプットだけに満足しないことが今後新しいテクノロジーやビジネスモデルが出てきた時に自分に役立つスキルになるかと思います。
おすすめなので是非、試してみてください!笑

このページのトップへ

2019.11.18

ウイスキーフェスティバル

先週末、国内最大級のウイスキーイベント”Whisky Festival 2019 in TOKYO”に行ってきました。

オフィシャルサイト URL : https://whiskyfestival.jp/tokyo2019/

ベルサール高田馬場の大きなイベントホールを貸切って、各ウイスキーメーカー、輸入販売店、おつまみ系メーカー等が所狭しとブースが並んでおり、来場者は、12時から19時の最大7時間、好きなだけウイスキーのテイスティングが可能(一部有料テイスティング有)という夢のようなイベントでした。

場内アナウンスで、常に体調管理とミネラルウォーターの補給を促されながら、バグパイプの演奏をBGMに、おつまみを片手に各ブースをぐるぐる回ります。行列ができていて目立っていたのは、サントリーの山崎、Ichiro’s Malt、そして、Talisker、Glenlivetあたりも混雑していました。また、ROYCEチョコレートは、Port Charlotteとのコラボレーションでペアリングの提案などを行っていました。

IMG-2794
IMG-2771
IMG-2775

また、今回はザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティのマスターブランドアンバサダーであるジョン・マッチェイン氏のテイスティングセミナーがあるということで、参加してきました。テイスティングで出された4つのウイスキーはどれも特徴的で美味しく、ジョン氏の軽快なユーモア交えたトークを楽しみました。一番印象に残った言葉は、「味覚、及び味覚の表現というのは、各々が今まで人生で体験してきた事からしか出てこないものである。」といった事でした。彼はグラスゴー出身ですが、彼がどんなに努力をしても日本人の持つ独特の味覚や表現を実感することはできない。但し、色んな表現をしていく事で、どこかに共通する接点を持つことはでき、共感することはできるだろうという事でした。
その言葉を聞いて私は、味だけでなく、ある一つの体験や感動を表現・共有する為には、常日頃から様々な経験を通じて多くの引き出しやバックグラウンドを持っておくことが非常に重要なのではないか、と感銘を受けました。

IMG-2761
IMG-2788

我々のビジネスに置き換えると、スポーツ/エンタテイメントの現場でのLIVE体験というものの価値は、その感動がその場に居た各々の糧となって、その後のそれぞれの人生の中での味覚として役立っていくのだろうと考えます。

このページのトップへ

2019.10.30

ゴールポスト

ラグビーのワールドカップ、日本代表の躍進で大盛況ですね。
ラグビーファン歴半世紀を自認する小職には隔世の感を禁じえませんが、スポーツでこれだけ世の中が盛り上がれるという事態は嬉しい限りです。
「にわかファン」なる言葉が頻繁にメディアで使われていますが、誰でも始めはにわかファンからスタートするはずですから、これを機会にラグビーが日本でもメジャーなスポーツになっていってくれればいいなぁ、と思っています(かつてはラグビーは日本でもメジャーなスポーツだったのですけれどね)。
ところで、普段からラグビーを観戦している方は、今開催中のワールドカップの試合を観て、「あれっ?何かいつもと違うな・・」と感じたことはありませんか?
私はテレビ観戦だけでなく、特に秩父宮ラグビー場や以前の国立競技場には、トップリーグや大学リーグ、スーパーラグビーなどの試合を観に長年行きつけているのですが、今回、あれっ?、と感じたのは、そう、ゴールポストの高さ。

上の写真はワールドカップのポスト、下のは普段の秩父宮のポストです。
普段見慣れているものと比べると、ポールの高さが圧倒的に高いのです。
競技規則を調べてみたら、ポストの高さは「3.4m以上」とだけ規定されているので、高さに上限は無いようです。
数週間前、旧知の英国人と会う機会があり、ポールの高さのことを訊いてみたら、得意顔で説明をしてくれました。
今回のワールドカップで使われているゴールポストは、英国のハロッド・スポーツ社という会社の製品で、アルミ製の地上高が17mのもの。
8年前のワールドカップ(ニュージーランド大会)以降、同じものが使用されている由。
今回も12会場向けにすべてイギリスから運ばれてきたそうです。
日本でこの製品が使用されるのは、彼が知る限りでは初めてだそうです。
ちなみに、17mもあるポールは、設置の時は特殊な器具が付いたトラクターが必要なようです。
また、このゴールポストはイングランドでは、トゥイッケナム、ウェンブリー、ミレニアムなどの主要なラグビー場で普段から使用されているものと同じで、国際仕様品だとのこと。
そこで、5年前にトゥイッケナムでイングランド対サモアのテストマッチを観戦した時の写真を探してみたら・・・ありました。
たしかに今回のものと同じ高〜いポールですね、この時には気が付かなかったのですが。

秩父宮や花園などのラグビー場で普段使用されているものを調べてみたら、高さは最高でも13mの国産品のようです。
4mも高いとさすがに、あれっ、と感じるわけですね。

さて、いよいよ今週末にはWebb Ellis Cupを高々と掲げるチームが決まります・・イングランドでしょうか、南アフリカでしょうか。
楽しみですね!
ラグビーワールドカップ公式HPはこちら!

このページのトップへ