マスターズ優勝
アジア人初、松山選手の優勝で幕を閉じたマスターズから早くも1か月が経ちました。
今でもネットニュース、書店などで「松山英樹」という文字や鮮やかなグリーンジャケットの表紙を目にします。テレビの情報番組では、野球、テニス、フィギュアスケートなど海外で活躍する日本人選手との引き合いに出される機会も非常に多かったです。
当社ではTBSと共に1976年から46年間マスターズ中継をお届けしてまいりました。私がこの会社でマスターズに携わったのは今回7度目ですが、10度目で悲願を果たした松山選手、日本中のマスターズに憧れるゴルファーたち、長年ゴルフ界を支えてきたゴルフファン、そして当社に長く在籍し、ついに日本人優勝を(多い者では)46度目で迎えた当社社員にとっての感動はひとしおのことと思い、事の大きさをかみしめています。
お取引先の皆さま、家族や友人含め多くの方から、私までもが「おめでとう!」と声をかけて頂きました。毎年同じゴルフ場、オーガスタナショナルで開催されるメジャートーナメント。昨年の自分を超えるため、マスターたちが競う夢舞台です。誰が成し遂げても素晴らしい出来事ですが、やはり今年のマスターズは特別な意味を持つと感じました。
2021マスターズ現地リポート 2
2021年4月10日(土)
2021マスターズ予選ラウンドが終了しました。
現地オーガスタ・ナショナルゴルフクラブからレポートいたします。
予選ラウンド2日間の結果、3オーバーまでの54名が決勝ラウンドに進出しました。
意外にも(予想外に!?)ディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソン(DJ)、ロリー・マキロイ、ブルックス・ケプカ、ジェイソン・デイなどの有力選手が姿を消してしまいました。特にDJは昨年11月の2020マスターズでの圧倒的な優勝が印象に残っているだけに、5オーバーでの予選落ちは残念でした。
一方で松山英樹は、初日3アンダーで2位タイ、2日目を終わって4アンダー6位タイにつけています。予選ラウンドで奪った8番(1R)と13番(2R)のイーグルは現地のCBS放送でも何度もハイライトで取り上げられています。日本のTBS放送をご覧になっている皆様も熱い思いで応援いただいていると思います。
いよいよ今日から決勝ラウンドです。上位は、7アンダーでJ.ローズ、6アンダーでW.ザラトリス、M.リーシュマン、4アンダーでJ.スピース、B.ヴィースベルガー、J.トーマス、C.チャンプらが続きます。
昨夕から夜に予想されていた雷雨ですがさっぱり予報が外れ全く雨が降りませんでした。今日も午前中と夕方に雷雨の予報が出ていますが、どうなることやら。予報では最低気温17℃、最高気温26度の曇天で過ごしやすい気候になると思います。
また今週の前半、晴天で気温の高い日が続いたせいかグリーンが乾燥して硬く、部分的少し茶色く焼け気味になっていました。決勝ラウンドのグリーンはスピード、硬さともにどうなっていくのか、そしてマスター達がどう攻略していくのか非常に興味深いです。
今日第3Rの松山のスタート時間は、現地午後1時30分(日本時間早朝2時30分)です。
あと2日間寝不足が続きますが、どうぞ放送のご視聴と熱い応援をお願いいたします。
2021マスターズ現地リポート
2021年4月8日(木)
いよいよ2021Masters開幕しました!
先ほど7:40より、オナラリースタートとともにマスターズ達の戦いの火蓋が切って落とされました。現地オーガスタ・ナショナルゴルフクラブからレポートいたします。
気温は17℃ほどですが、朝のオーガスタは冷んやりしています。今日の最高気温は27℃と予想されていますが、コース上は30℃を超す暑さになるだろうと思います。
今年のオナラリースタートは、ゲーリープレイヤー、ジャック・ニクラウスに加え、初の黒人マスターズ出場選手であるリー・エルダーが参加しました。
高齢のためティーショット披露とはなりませんでしたが、現在の米国内のレーシズム問題に際し、マスターズなりの対応だったのだろうと推察します。
2年ぶりの有観客での開催となり、人数の制限がありつつも、久々の歓声と拍手で会場は湧いています。会場のコロナ対策としてパトロンには厳正な制限がしかれており、マスク着用とソーシャルディスタンス、手洗いを呼び掛けています。(観戦ガイドブック表紙にも注意書きがありました。)
我々現地スタッフも毎日専用の検査キットを使って、オンラインの抗原検査を実施しており、会場入口で陰性証明書の提示を求められています。
さて今年のマスターズの展望ですが、タイガー不在で混沌としていますが、やはりディフェンディングチャンピオンのダスティン・ジョンソン(DJ)、ブライソン・デシャンボー、ジャスティン・トーマス、ロリー・マキロイあたりに注目が集まっています。
練習日のラウンドでもDJ、デシャンボーの組の周辺には、多くのパトロンが集まっていました。
個人的には、2015年覇者のジョーダン・スピース、先週息子が生まれ父親になったばかりのジョン・ラーム、そして10回目の挑戦となる松山英樹に注目したいと思っています。
日本では、睡眠不足の週末になると思いますが、皆様2021年マスターズの盛り上がりを楽しみに、そして応援をよろしくお願いいたします。