ダブルナンバー
このミニバン、ちょっとヘンですよね?
ナンバープレートが2枚ついてますよね、、まず黄色いナンバーは香港のもの。英国統治下の名残でしょうか、イギリスと同じスタイルで前のプレートは白地に黒。後ろのプレートは黄色に黒です。下に取り付けられているのは深センの登録番号です。
007じゃあるまいし、何故2枚も必要なの? これが香港と深センで営業を許可されている通称“ダブルナンバー”のタクシーです。このナンバーを取るのが非常に難しく日本円で3,000万円以上するそうです。この営業許可を取るだけでかなりの投資が必要だそうです。恐らくタクシー営業許可はニューヨークのイエローキャブについているメダリオン(Medallion)と呼ばれる許可書と同じぐらいの価値ですね。ニューヨークは25万ドルとかいわれてました。考えてみれば凄い価値のタクシーですよね!!
香港空港から、アジア・アマチュア選手権が開催される深センまで移動したのですが、1,100人民元でした。国境を越える時の写真を撮る勇気がありませんでしたが(旧東ベルリンのチェックポイント・チャーリーでとんでもない目にあったことがトラウマになってます)、マクドナルドのドライブスルーのような感じで車に乗ったまま手続きを済ませることができました。
香港からですと、まず香港側で出発の手続きです。そして深セン側の審査があるんですが、その前に新型インフルエンザの影響でマスクを付けた係官にピストルみたいなものを突き付けられて(これはレーザーのついている温度計でしたが)、体調関連の書類を提出。関係者で微熱があって送り返された方もいらしたようですが、我々は無事クリアー。その後、深セン側で審査+荷物検査なんですが、慣れた運転手ですと書類とかもちゃんと用意してくれていますし、意外だったのは間違ってビッグマックとシェークを頼みそうなぐらいフレンドリーな係官にハンコをもらって終わりでした。恐らくそういう冗談は通じないでしょうね。
あと面白かったのは、ご存知のとおり香港側は日本とかイギリスと同じ左側通行。深センはアメリカやヨーロッパと同じ右側通行なんです。これは英仏海峡を渡った際に経験してますが、経験した者でないと分かりませんね。いずれにしても中国の運転は荒いです。ウインカーなしで車線変更は普通ですし、譲り合いなんてボキャブラリーはないですね。目の前で事故があったのには閉口しましたが。。。。