2011.08.04
Sir Douglas Bader
イギリスにDouglas Bader (ダグラス・バァーダー)と言う伝説の戦闘機パイロットがいて、彼をたたえる銅像が訪れた空港の一角にありました。
調べてみると第二次大戦では、敵機を11機撃ち落としたエースでもあるのですが、それだけではありません。
バァーダー氏は18歳でイギリス空軍に入隊して、パイロットとなりましたが1931年、彼が21歳の時に航空機事故で両足を膝の下で切断する大けがをし、九死に一生を得ました。 普通ならばそれで終わりなんですが彼の凄い所は、義足を付けてフライトトレーニングを受け直して、パイロットの資格を取り戻した後、1938年に第二次世界大戦勃発に際して再び空軍に入隊して、素晴らしい活躍をしました。1941年にドイツ上空で交戦中に被弾し、パラシュートで安全に着地したものの、捕虜として終戦を迎えたそうですが、不自由な足で何度も脱走したそうで、ドイツ兵に義足を取り上げられそうになったエピソードが有名だそうです。
1956年に彼の事が映画化されて逆境にもめげずに常にチャレンジを続けた事が有名になりましたが、その後障害のある方の代表として色んなキャンペーンに参加したバァーダー氏に対して、1976年に英国政府は叙勲したたえました。