2010.03.08
飛鳥 II
最近の調査で、定年後にやりたいことに必ず出る回答は夫婦で世界一周のクルーズだそうです。
郵船クルーズの運行している飛鳥IIは日本籍のクルーズ船のなかでも最大の排水量。今年も来月から102日間(4月4日-7月16日)世界一周の旅に出港するそうですが、客室はほぼ完売だとか。
私の両親も去年この飛鳥IIの世界一周に参加して、浮かぶホテルならぬ後期高齢者施設を堪能してきたようです。戻ってから半年以上になりますが、会うたびに話題になりますのでかなりコスト・パフォーマンスの高い旅行ですね、、クルーズ中もダンス教室とか、著名人の方の講演やコンサートなどが毎日あり、それも人気の理由で何度も世界一周に参加される方も多いとか。帰国してからも”戦友”ならぬ”船友”との交流も続いているようで、仕事を通じてのおつきあいとは違う楽しさがあったようです。
桜の咲く日本を後にして熱帯のシンガポール、中東、スエズを経由しヨーロッパ、北欧、北大西洋、アメリカ、カリブ海、パナマ運河を抜けて太平洋、って考えて見るだけでも気が遠くなります。私にとっては飛行機だったら12時間も飛べば地球の反対側まで行ける時代に、ユックリ時間をかけて移動することは非日常的です。携帯電話やインターネットの使えない(限られたサービスはあるようですが)生活も考えられません。
大先輩の方で、氷川丸で横浜からアメリカに留学された方がいらっしゃいます。その方も数年前に退職を記念して飛鳥で横浜港から世界一周の旅に出たそうですが、その時に山下公園前の横浜港に係留されている氷川丸を見て感激されたお話を伺いました。本当の卒業旅行ですね。