Coffee, Tea or me ?
・・・っていうのは昔スチワーデス、今はキャビン・アテンダント(CA)のことを揶揄した、「コーヒーになさいますか、紅茶ですか、それとも私がお好み?」って、今、話題にするだけでセクハラ、パワハラで訴えられること間違いない“死語”です。
なぜ急にCAの話題かと?? 実は或るレストランでカウンターの隣に座ったふたり連れが某航空会社の若いCAだったのです。専門用語なので他には分からないと思ったのか大きな声で話してましたが、聞いて思わず苦笑してしまいました。
○×便で何処そこに行ったが(これで、一発で航空会社が判明!)、L5にアサインされて最悪だったとか、20Dにセールスに回って行ったらメモを渡されて、、L1に怒られて、、、これを翻訳しますと、左の前から5番目のドア(ジャンボの最後尾)の担当で乗務した、免税品の販売に座席20D(ビジネスクラスですね)の乗客にナンパされて喜んでたら、L1=客室責任者(左の皆さんが搭乗するドアの担当)に注意された、、となります。小さい声で、「この間までR5だったんだけど、盛り上がってるね」といって見ようかと思いました。彼女らの反応を見るだけでも面白かったかも(R5は、ジャンボの場合「機長」のこと)。
日本では、CAは女性にとって憧れの仕事のひとつで、何十倍もの狭き門です。男性乗員もキレイなCAが乗っていると顔をほころばせてる方が多いですが、実はCAの仕事は食事を出したり、ドリンクサービスをしたりするだけではありません。緊急の際に乗客の安全を守るために搭乗しているんです。
アメリカの航空会社のCAは日本の航空会社と違い、かなり経験豊富な(他の言い方もありますが)方が多いです。サービスの面では日本の航空会社とは比べものにならないですが、緊急時の時の対応は世界で一番かもしれません。
以前、機内で何か燃えているような異臭が発生して緊急着陸することがあったのですが、私がたまたま非常口付近に座っていたので、緊急着陸時のブリーフィングをするからギャレー(調理室)に来るようにCAに呼ばれてカーテンが閉められると、鬼教官のような形相でテキパキと指示を出します。もし、とか、ひょっとしたら、ではなく、You do this ! という感じですので、こっちもアドレナリン全開状態で緊急着陸に備えるわけです。
結局、機内食のオーブンの調子が悪かっただけでしたが、頼りないようなオバちゃんCA(あっ、言ってしまった)も緊急時にはしっかりするんです。もちろん、件のCAの方たちも同様な訓練を受けていますし、対応はできるはずですが、あの細い体でダイジョブかなあ、、
写真と本文は関係ありませんので、、