2012.04.18

大西洋路線

20120418_01日本に帰国する前に、仕事の関係でニューヨークからロンドンに移動しました。

今回はBA、英国航空が運行するJFK→ロンドンシティー空港便を使用。 よる10時にニューヨークを出発してロンドンには翌朝10時に到着するフライトです。

それにしても、今回まずビックリしたのは機体の小さい事。 A318と言うエアバスの中でも一番小さな機体で、どう見てもビジネスジェットの大きさですが、中は全部ビジネスクラスの為に8列X4席の定員32名! 大西洋横断もギリギリの航続距離だとか、、この大きさは目的地のシティー空港の滑走路の長さと、特殊な着陸手順(1500mの滑走路)の認可を受けたパイロットと機材でしか運行できないからだとか。 BA002と004がニューヨーク便のフライト番号で、ニューヨークに向かう便は BA001/003便です。 この番号は以前コンコルドが運行されていた頃使われていたBAのエース?番号でして、この小さな飛行機がその番号を引き継いでいるのも不思議な感じがします。

機体の大きさだけでなく通常のフライトと違うのは、出発前にラウンジで食事を済ませてから搭乗する事でしょうか。 勿論希望する客には機内での食事もできるのですが、離陸後、殆どの乗客はすぐに仕事をしたり、睡眠を取っているのが印象的でした。おまけに機内で携帯電話やデータ通信が使えるのでビジネスマンに好評な訳です。 私は当然寝ましたが、5時間後に起こされるまで爆睡!20120418_02到着時も32人しか乗客がいないので、当然入国検査もスムースですし、ロンドン中心に着陸するのですから空港に隣接しているホテルでシャワーと朝食サービスを受けてそのまま事務所に向かう方が多く見かけられました。東京ですとお台場あたりの位置関係ですから便利ですよね。

ヴァージン航空もヒースロー空港でも同様なアライバルサービスがあり、ビジネスクラスの乗客には車での送迎もありますが、シティー空港の市内への近さと空港の混雑を考えるとおそらく2時間は時間を得するかと思います。

ニューヨークからロンドン日帰り出張もこの便を使えば可能なわけですので、昔コンコルドを使って移動していた連中を取り込む事も考えて、エース番号の001便を使っているかもしれません。

因みにロンドン→ニューヨーク便はさすがに満タンの重量では安全に離陸できないようで、一旦アイルランドに着陸して燃料補給と同時にアメリカの入国手続きを済ます事ができるそうです。 ニューヨーク到着後は国内線として出てこれるので、ここでも時間の節約になるようです。

先日ヒースロー空港では入国手続きに2時間も掛かったとニュースで話題になっていましたが、通常時でも平均45分はかかる検査の時間を考えるとこの小さな飛行機で行く小さな空港への移動は価値がありますね。

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