2015.07.07
オークランド滞在中
昨日も書きましたが、オークランドの中心で再開発された港の一部にアメリカスカップに参戦しているニュージーランドチームの本拠地があります。建物にはスポンサーの名前が列挙されていますし、2000年のチャレンジで実際に使われたレース艇も保管されていて、基地の雰囲気が感じられます。 次回2017年のアメリカスカップの予選と本選は大西洋のバーミューダ諸島で開催されるために、現地に主なスタッフは移転するんだそうです。
最後にこの地にアメリカスカップが持ち帰られたのは1995年のサンディエゴ大会ですが、その時実際に使用されたレース艇は同じエリアにある海洋博物館に展示されています。 当時のモノハルという現在の双胴船のタイプと違い、一見普通のヨットですが、当時の最新技術が使われていた様子も見る事ができます。
当時極秘だったキールのバラスト(この写真では魚雷のようにも見えますが)に付けられたウイングレットとよばれる整流板も見る事ができますが、水の抵抗を画期的に減らす事ができたんだとか。 今もそうですが、レースの世界では文字通り水面下の仕事があったんですね。因みにこれらのレース艇ですが、観光のアトラクションのようになっていて、毎日2時間の体験ツアーが実施されています。 一人NZ$180〜だそうですので、時間があったら体験されてはどうでしょうか?