SFO空港にて
先週末から短期出張でアメリカに行って来ましたが、帰国便が事故の影響でキャンセルとなりました。 急遽最終便を手配して無事帰国する事ができましたが、今回のように有事の際の航空会社の対応で危機管理能力が良く分かります。
予定では午後1:30分に出発でしたが、12時にはチェックインをすませて買い物をしたりゲートに向かったところ空港がクローズされていると言うアナウンスがあり、午後2:30分に再確認をするとの事の説明がありました。
サンフランシスコー成田のように長時間のフライトの場合、アメリカの航空規定でクルーのスタンバイを含む労働時間が細かく設定されていますので、今回のように出発時間が大幅に遅れるとこれに引っかかってしまい、成田の運行時間内に到着できたとしても出発ができなくなります。
今回の事故で4本ある滑走路の2本が破片などが散乱し、一本は現場検証の為に閉鎖されたため空港のオペレーションが再開したのは午後4時ごろ。 空港内のアナウンスでも暫定的な一部運用だとの事でしたが、そのクルーの時間の関係で3:30pmの時点でフライトのキャンセルがほぼ決定されました。 その前にゲートからのアナウンスで、明日のフライトに予約変更をする案内が入り、話しを聞いてみると今日の出発は難しいとの事でしたし、空港内のテレビで見るかぎり事故機のパーツが散乱しているので再開には時間が掛かると思い、出発は諦めて荷物を出してもらう手続きをしました。
ところが、荷物が出て来ると指示された場所は隣のターミナルでした。 悪い予感はあたるモノで、ここで荷物の出て来るのを待つ事4時間。そういえば他の乗客は取りにこないと思って、何度も担当者のいるカウンターに行って確認しましたが、今向かっているはず!との事。
結局最後に分かったのは、翌日のフライトに変更される方が多いので、荷物は空港で預かり返却しないとの事。 事情を説明して、なんとか私の荷物だけは出してもらい、サンフランシスコ最終便を再手配して羽田にヨル遅く到着しました。 どうしても月曜には出社する必要がありましたので、一安心でした。
これらの荷物はそのフライトから降ろされた荷物の写真です。タグをみると成田経由でどこかに向かう荷物ばかりでしたが、3時間まっていても誰も持ち主が現れませんでした。 目的地に持ち主と同じ便で移動できれば良いのですが、、そんな心配してました。