日本グランプリ
日曜の日本グランプリにご招待いただき一日観戦させて頂きました。
F1のエベントは興行として世界各国で最大規模のエベントの場合が多く、今回の日本グランプリも一日のエベントとしては最大規模の集客数だったそうです。 今年は日本人ドライバー不在やトヨタ、ブリヂストンと言った日本メーカーが参戦していない事もあり、去年よりは少なかったようですが、それでも全員ちゃんと切符を購入して観戦されているのはすごいですね。名古屋市内のホテルも数ヶ月前から完売だったそうです。
プログラムにはフォーミュラ1マネージメント(FOM)の代表、エクルストン氏のコメントも掲載されていましたが、この集客力だけでなくF1のブランド力は世界中で優秀性の象徴といわれています。 最高峰のエベントと呼ばれる訳ですね。
今回はパドック・クラブにご招待をいただきましたが、入った瞬間からサービススタッフも外国人ばかりで、外国のレースのような雰囲気でした。実際にこのエクルストン氏の運営するFOMが運営しているだけに、ケータリングはオーストリアの会社が請け負って世界中を転戦しており内装もサーキットによって若干の変更はあるにしてもほぼ同じトーン&マナーで運営されているそうです。
FOMのスポンサーも世界を代表する企業が多く、例えば今年からはロレックスがパートナーとして全てのF1レースでのロゴ露出が入っています。 今回の鈴鹿ではこのように表彰台の後ろにもロゴ露出されていました。このようにFOMのスポンサーになる事は単にお金を出せば良い話しでは無く、Win Winの関係構築になる事が大切だとか。 実際にロレックスのスポンサーに関してはF1に興味のある仲間から皆F1のイメージをロレックスが良くしたとのコメントを良く聞きます。
スポーツエベントの中でもF1と時計の関係は深く、各チームには必ずと言っていいほど何処かの時計メーカーとの契約が入っていますし、チームとは別にF1ドライバーも個人的な契約をしているケースが多いのですが、個人やチームとの契約となると順位だけではなく、最悪の場合にクラッシュする事もあり、かなりリスクが高いわけですが、ロレックスのFOMとの契約は全く別のレベルです。
F1も歴史的にも今のように集約されたのは1950年からだそうで、当時はジェントルマンレーサーの集まる大会で初年度は7レース開催されたそうです。やはり80年代に本格的なテレビ放送が開始されるのと同時にスポンサーに注目され、現在のメガビジネスになった訳です。
F1で使われている最先端の技術も時代を反映しており、来年度からは大幅なルール変更でエンジンも現行の8気筒エンジンからターボチャージャー付きの6気筒エンジンに変わるだけでなく、ハイブリッド技術を使ったり、搭載できる燃料の量も大幅に減らすなど、環境対策も視野に入れています。
しかしF1として集約される前は各国での公道での違法?レースだったとか。当時のイギリスの自動車メーカーのアストン・マーティンなどは各国のジェントルマンレーサーの為にレースカーを作る傍ら、一般の人にも販売していた訳で、日曜にレースに勝てば月曜にそのメーカーの車が売れたような時代だったそうです。