ニッポン チャチャチャ!
ソチからのオリンピック中継を楽しまれている方も多いと思いますが、今回もオリンピックの中継や報道のやり方には選手達の熱戦とは逆に冷めてしまう所があります。 NHKは“ゆず”のテーマミュージックで始まるオリンピック関連番組ですが、日本選手の事しか報道しないのは如何でしょうか?
世界一流のアスリート達が4年に一回と言う舞台で繰り広げる競技は素晴らしいですし、トップの選手達の技術やスピードは見る者を虜にします。
ところが、日本でのスキージャンプの高梨選手の報道などは、4位でメダル届かず!と画像が流れるのですが、2位3位の選手だけでは無く、1位になった選手の映像はともかく、名前さえ伝えずに終わってしまうのは如何なものでしょう。
日本のファンの方は当然日本人選手の応援をして、メダルを、、、と願っている事には間違いありませんが、たとえばスピードスケート中継の解説の方も“素晴らしいスタートです!” “スピードが良いですね!” と日本人選手は賞賛するも、他の選手に関してはコメントが少なめになっています。日本人選手以外は興味無いのか?と思う程“酷い中継”と感じた方も多いのではないでしょうか?
日本人アスリートも世界レベルで競技をするためには資金が必要で、それはコマーシャル出演などで“プロ”として収入を得ています。 その為には人気を維持する必要はあります。 しかし一部の代理店はそのイメージを作るためにテレビ局などに積極的にアプローチして、話題を作りの為のストーリが出来上がります。 金メダル候補!と言う価値を販売している訳です。
日本では報道されていませんでしたが、ノルディック・スキー競技のスプリントに参加したロシアのGafarov選手が転倒してスキーを破損、片方のスキーで競技を続けると言う事故がありました。 それを見ていたカナダチームのコーチが予備のスキーを渡してそのスキーでゴールに入る事ができました。 世界中のメディアはこれを賞賛し、フェア・プレイの精神こそオリンピックの象徴だとのコメントを流しています。
2020年のオリンピックのホスト国になる日本ですが、我々関係者はスポーツの本当の姿やフェア・プレーを再認識する必要があります。
今回の開会式のハプニングで5輪になるはずが4輪になった場面がありましたが、なにか日本のオリンピック報道のような印象を持った方も多いのでは無いでしょうか?