2010.10.09

アジア・アマチュア選手権の記者発表

20101009先日のアジア・アマチュア選手権の記者発表の模様です。

登壇者は左からR&Aのピータ・ドーソンCEO、オーガスタのビリー・ペイン会長、アジア太平洋ゴルフ連盟のトミー・リー議長、本大会のトーナメントディレクターのドミニク・ウオールさんです。

第三回目の開催になる2011年はシンガポールで開催されるとの発表がありました。日本の記者だけでなくアジア各国からも記者が参加して国際大会の雰囲気が出ておりましたが、残念ながら日本人記者の質問の質の低さが大会関係者の失笑を買ってました。オーガスタの会長に対して、「石川遼君はマスターズで優勝できるか??」と本題とはまったく関係ない質問をしてみたり、、、

もちろん、編集サイドからは読者の興味のある話を取材して記事にして行くようにするのでしょうが、日本のゴルフの記事には石川遼選手の話を入れないといけないのか?? そういえば、以前タイガー・ウッズ選手に「石川遼を知ってる??」とメジャー大会の記者会見で聞いた記者がいたのを思い出しました。

海外の情報もプロだけでなく、アマチュアやゴルフ以外のプロスポーツのこともよく勉強している記者の方もいらっしゃいますので、取材されている方すべてとは言えません。しかし、日本のゴルフが世界で通用しない理由のひとつにこの低レベルの報道が関係しているのかもしれません。

質問の内容を見かねてか、トミー・リー議長から「アジアのゴルフ選手達は確実に世界レベルに達して来ている。いくつか理由があるが、トーナメントが開催されるゴルフ場の完成度が高くなって来たことも一因。世界レベルのトーナメント環境での経験を提供するのが我々の使命だ」との発言もありました。選手の活躍を正しく報道するメディアの国際化が一番の課題かもしれません。

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