アメリカズカップ ワールドシリーズ
週末サンフランシスコで開催されているヨットのアメリカズカップ ワールドシリーズに行ってきました。アメリカズカップは来年の9月からサンフランシスコで開催されます。 ゴールデンゲートブリッジや、アルカトラスをバックにハイテクのカーボンファイバーの塊のようなヨットが今各チームで作られているのですが、今回のアメリカズカップでは今までの一般的に知られているセール(帆)から写真にあるように飛行機の翼(ウイング)を使う双胴船、カタマランが使われるので、その操舵技術などの研究目的でちょっと小さめのAC45と言う共通ヨットで行なわれるレースです。 来年の本戦ではもっと大きなAC72と言う72フィートですから22mぐらいの大型艇で、ウイングの高さも30m近くなるそうです。 同じ船ですから本当にクルーのスキルが試され見応えのある大会になります。今回はORACLEチームUSAの見学に行ってきましたが、この施設はF1で言うとピットにあたる施設です。 世界各地で開催されるこのレースのために必要な装備や施設はすべて貨物コンテナに入れられて移動するのは自動車のF1と同じですが、F1の場合は航空コンテナでこのような本格的なコンテナはヨットレースならではです。 チーム全体で合計140個もの大型コンテナが開催地に送られますが、ごらんのようにすぐに設置できるような特殊な設計がなされていました。 こういう知恵は凄いです。
今回開催されたサンフランシスコ湾ですが、来年の本レースに向けて新しい観戦用の施設なども今まさに建築されていました。今年は50万人もの観客が集まったと警察の発表がありましたが、来年はおそらく100万人ぐらいの観客が海岸から応援するでしょうね。丁度この施設は桟橋になっており、大きな航空母艦 が接岸されていました。 アメリカ海兵隊の上陸支援空母 USS Makin Islandなんですが、日本でも沖縄配備の件で話題になっているオスペリーも艦載機の一つのようで、翼を畳んだ状態でデッキに載ってます。