2013.02.05

ORACLE TEAM USA

20130205_01今回のアメリカズカップでは、カタマラン(双胴船)にウイングと言われるカーボンファイバーで出来ている帆を使ってレースが行なわれます。 F1と同じようにフォーミュラが決められており、その規定の中で各チームが独自のデザインを考えます。進水する前から競技が始まっているのです。

このウイングとカタマランの操縦性に慣れる為に、アメリカズ・カップ ワールドシリーズと言うレースが企画され各国を回るシリーズで開催されています。 この画像はいわばワンメークレースとでも言える共通の船体と帆を使って、各チームがレースをする為のAC45と呼ばれるいわば練習艇です。 実際のアメリカズ・カップではAC72と言うフォーミュラでほぼ倍の大きさの船体が使われます。 クルーの数もこのAC45では6人ですが、AC72では11人となります。

この写真を撮影したのは去年サンフランシスコで開催されたワールドシリーズのレースですが、今年実際に使われるサンフランシスコ湾が舞台となり、観光名所のフィッシャーマンズワーフから南にかけての岸壁には数万人の観客が集まったほどです。20130205_02整備されているウイングの写真も撮影しましたが、バルサ材でリブを組んで作った模型飛行機と同じ構造なのですが、当然使われているパーツはカーボンでした。 これは各チーム同じなので写真撮影も平気でしたが、さすがに本番用のAC72用は撮影どころか見せてもくれませんでした。

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