今回、2泊4日の訪米の目的はORACLE Team USAにオフィシャル・テクニカルパートナーとして契約をしているヤンマーの新しい船のお披露目と昨日掲載したAC72の進水式のお手伝いでした。

40ノット、時速70キロ以上のスピードが出るレーシングヨットに伴走してサポートするので当然スピードだけで無く、耐久性もエンジンに要求されます。　日本ではヤンマーと言うと農機具や漁船のエンジンのイメージが高いのですが、海外ではヨットのエンジンとして認められており、アメリカの海軍の特殊部隊SEALにも採用されている程、船舶業界では高性能エンジンの代名詞だそうです。今回採用された8気筒のディーゼルエンジン8LVは4.5Lのツインターボエンジンから400馬力近いパワーを出すとか。　そのパワーを伝えるドライブはツインスクリュータイプ。　初めて実物を見ましたが、同軸のスクリューが反転する特殊な構造。　こう云うモノが大好きなので、しばらく観察、、、

ヤンマーの方に伺うと、スクリューが反転する事でトルクの影響も無くなるのと、直径の小さいスクリューで効率が良いのだそうです。　出力を反転させるのですが、どのような構造なんでしょうね。　それにしても機能美ってこの事ですね。