今年のマスターズも無事終了しましたが、前半は雨や雷だけでなく、竜巻警報が出る中で、後半はこの時期にしては珍しいほどの低気温もあり、着るものに困るほどの天気の変わりようでした。

長年通っているパトロンの方も、この天気の不意打ちには対応できずに、プロショップに駆け込み、防寒用の羽織るモノや雨具などを購入していたようで、日曜にはショップの棚が空になるほどでした。

当然ですが、一年で7日間しか営業をしておりませんので、在庫が残っても大変ですから、まずは一安心ですね。

このグッズですが、期間中は来場者しか購入できませんので、頼まれたのでしょうか、沢山の買い物をされているようでした。両手いっぱいの荷物を持ち帰るだけでなくて、オフィシャルスポンサーの 宅配会社UPSもショップの隣で配送のサービスデスクを開いていて、ショップから発送する方も多かったです。

さて、今日のタイトル、AGS-LGAはオーガスタ空港からニューヨークのラガーディア空港までの区間表示ですが、通常直行便は飛んでおらず、通常ですとアトランタやシャーロット経由での移動になります。　しかし、マスターズの期間中は直行便が運行されていて、利用しました。

今日のフライトにはエアバスのA320型、150人乗りの中型機が導入されておりましたが、当然ながら満席の状態でのフライトでした。　オーガスタからニューヨークのフライト時間は２時間弱で、飛行距離も700マイル。　通常のアトランタ乗り換えですと、アトランタに行くまで２時間以上かかりますし、飛行距離も800マイルですから、直行便のメリットはあります。　個人的にはマスターズ以外の時期も毎日1便でも良いので直行便を運行して欲しいですね。

いよいよマスターズ最終日となる当地オーガスタですが、今まで４４回来た中で、一番寒い朝でした。　コース内には４月ですが、霜が降りている場所もあり、プレーの進行にも多少影響があるようですが、午後はいつものマスターズの天候となる予定で、防寒具を脱いで楽しめると思います。

マスターズ、テレビでご覧ください。

松山選手の活躍をテレビでご覧になっている方から、マスクをしていないパトロンのコメントを頂きました。

この写真のように、ほぼ全員マスクはしておらず、日本とは全く違う状況なので最初はびっくりしました。　

日本ではワクチンの接種率も高い中で、南部のジョージア州はまだ未接種の人も多く、大丈夫か？と思ったりしますが、マスクをしているのは日本人だけ？のような状況なので、マスクもせずに感染、いや観戦しております。

日本に戻ったらかなり違和感を感じるのかも知れません。。

オーガスタのコース改造については良く話題になりますが、実は建物も改築されています。

とは言っても、外見だけでパッと見た感じですと何処が変わったのかは分かりませんし、１０年以上も建っている居るようにも見えます。

今年アップデートされたのが、このメンバー専用のプロショップで、クラブハウスにコースから向かって一番左に位置するのがこの施設です。　ご覧のようにあまり大きな規模ではありませんし、オーガスタのプロの事務所も兼ねています。

中に入ってみましたが、以前よりも広々としたスペースですが、昔のような雰囲気が無くなっていたのが残念です。

マスターズ期間中だけだとは思いますが、売られている商品もメンバー向けの商品は置かれておらず、いつもお土産にしているようなグッズがないのは寂しい限りですね。

この写真では分かりませんが、地下にも新たにスペースが作られたんだそうです。

マスターズの期間中、パトロンが安全に観戦できるようにコースを横切る際のコントロールや、グリーンやティーグラウンドで選手の誘導をするボランティアの方の事をGallery Guards と呼ばれます。他のトーナメントではマーシャルと呼ばれる皆さんです。

緑のシャツに黄色い帽子を被っているので、遠くからも目立ちますが、以前は黄色いヘルメットを着用していました。

彼らの１日は朝の６：３０から始まり、パトロン達がコースを離れるまでの長時間の仕事です。　分刻みのスケジュールが組まれており、担当するホールのポジションの移動や休みが細かく決められているそうです。

彼らの大切な役割はパトロンの安全ですが、それと同様にテレビの中継への配慮です。

選手達がティーアップする際にはグラウンドがクリアになっていると同時にグラウンドキーパーたちと整備もアレンジするんだそうです。

マスターズでボランティアをする事は名誉な事だけでなく、大人気で６００人ほどの方が毎年全米からマスターズに集まります。それには、かなりのコネがないと簡単になれないのは想像がつくかと思います。

定年は無いものの、２５年働いたら次の方に譲るようですが、その後はシリーズチケットを２枚購入できる権利をもらえるんだそうです。

色んなルールがあるようで、解雇される方も時々いるんだそうです。　そんな中でも”即”クビになるのは居眠りなんだそうです。。。

無事に1週間の仕事を終えると、特別なご褒美も５月の末にあります。　コースがクローズした後に全員オーガスタでのプレーに招待されるのが一番の楽しみかも知れません。