2022.06.26

Brooklands Museum

ロンドン市内から車で1時間ほどのサリー州、Brooklandに作られていたレースサーキットBrookland Circuitの跡地にある自動車と航空機の博物館に行ってきました。

1907に完成したサーキットですが、このようなバンクの付いた本格的な自動車レースのできる施設がロンドン近郊に存在していたのは今では信じられませんし、サリー州のこの地域はロンドン郊外でも高級住宅のある地域で、そんなイメージが湧きません。

歴史的な自動車競技会や速度記録が100年以上前からこの場所で作られていたとは思えない程です。 しかし当時の技術の最先端を行く自動車や、そして後には航空産業までできた、今で言うとベンチャービジネスパークのような場所だったようです。

来週はシルバーストーンで開催されるF1のブリティッシュグランプリも第1回目が開催されたのもこのブルックランドだったほど、自動車産業だけでなく自動車レースの生まれた場所ですね。

現在では、レース場は使われておりませんが、以前航空機工場があった跡地やそれに使われていた滑走路は現在この博物館と自動車のベンツのエクスペリエンスセンターとして使われていて、新型のベンツに試乗できたり、ちょっとしたサーキット走行を最新型のベンツでできるような施設になっています。

数キロ先にはスポーツカーメーカーのマクラーレン本社もありますし、英国のモータースポーツの原点と歴史を感じさせられた1日でした。

サーキット一部のバンク部分はまだ残されていて、自由に歩く事もできます。こんな場所で、当時のスピード記録が塗り替えられていたのはすごいですね。

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2022.06.25

Royal Warrant

英国王室御用達の商品にはRoyal Warrantと呼ばれる商標を使える権利が与えられます。日本ですと”宮内庁御用達”の言葉と同様です。

基本的には王室への商品の納品実績がある会社に与えられる名誉ですが、銀行や弁護士、サービス業には与えられないんだそうです。

日本で販売されている商品でもこのRoyal Warrantが掲載されているのをご覧になった方も多いと思います。 例えば自動車会社のランドローバーには女王陛下やプリンスチャールズなどへの納車歴がありますので使われています。

今年5月から6月にかけて、このRoyal Warrantの利用申請が実施されているようですが、御用達実績だけで無く、企業の内容まで厳しくチェックされるそうで、最低5年間の納入実績が必要だそうです。

企業が一般に市販する商品に規定はあるものの、掲載できるのは名誉な事ですし、英国人だけで無く海外で”御用達”マークの商品を購入できる訳ですから、、

このロゴは女王陛下のマークですが、ウエールズ公のワラントも使われています。

英国は王室もMade in UKの商品の販促をしている姿勢は、英国商事とも言えるかも知れません。

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2022.06.24

Sold out!

今日からイギリス南部のグッドウッドで GOODWOOD, Festival of Speedが3日間の予定で開催されます。

1993年から開催されているモータースポーツの祭典とも呼ばれているエベントですが、期間中には主な自動車メーカーが新車を発表したり、華やかなパーティーが主催される社交場の雰囲気のある、車好きにはたまらないエベントです。

今年はコロナによる規制も無くなった事もありますが、世界的にこのようなエベントとそれに付随するホスピタリティーが企業に取っても特別なメリットとして取り組み始めていて、ここ数年チケット入手が困難なエベントとなっています。

一般チケットの販売サイトでは数ヶ月前からSold Out – 完売御礼の表示がされており、来年の予約受付開始の案内があるほど。

来月開催されるゴルフの全英オープンのチケットは去年抽選のみでの販売にも関わらず8万枚販売されていて、これも同様に来年のリバプールでの大会も抽選の募集が今週始まりました。

3年間のコロナによる規制も影響しているとは思いますが、世界的にスポーツ観戦やライブコンサートなどの需要が急増しています。

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2022.06.23

God save the Queen

エリザベス女王の即位70周年記念の式典から2週間以上になりますが、英国内では未だに飾り付けがされており、祝賀ムードは続いています。

パブではユニオンジャックが飾られて、カウンターに置かれているコースターも同様な赤、青、白の飾り付けです。

一般家庭でもこのように外にエリザベス女王の画像を飾っていて、いつまで続けるの??と思うほどです。

英国人は思ったより国民意識の高いグループだと実感させられますが、これからウインブルドンのテニス、F1のブリティッシュ・グランプリなどに続きゴルフの全英オープンもセントアンドリュースで開催されるスポーツシーズンになります。

夏至も過ぎて、これからユニオンジャックの映える天候が続くと良いですね。

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2022.06.22

ヒースロー空港で

日本でも大きく報道されていますが、英国の主要空港では空港関係者不足による、トラブルが多く発生しており、チェックインに長時間かかったり、荷物がフライトに間に合わなかったり、特に欧州内での移動に大きな影響が出ています。

ヒースロー空港だけでなく、ロンドン近郊のガトウィック、スタンステッド空港でも同様で、混乱が続いているようです。

コロナによる移動規制も無くなり、航空機での移動がV字回復したにもかかわらず空港で解雇した帰休とした職員が思ったほど戻って無いことに加え、一旦収まったようなコロナも最近感染者数が急増していて、急に休む職員が原因だと発表されていましたが、サービスが機能していないのは間違いありません。

混乱は荷物のハンドリンングだけで無く、セキュリティチェックでも大きな遅れがあるようで、チェック待ちの人が建物の外まで並んでいて、乗る飛行機に間に合わなかった方も多くいるようで、旅行者には悪夢のような状況です。

これから学校も夏休みに入り、航空需要も急増が予想される中で、対応が困難になって来ているようです。 空港運営会社では各航空会社にはこの夏の運行スケジュールの見直しなどをリクエストしているようで、まだまだ安心できない状況が続きます。

機材に積めなかった大量の荷物が空港内に溢れている状況の写真です。荷物が届かなかった経験は何度かありますが、この量を見てると、実際に届くのか?心配ですね。しばらく、機内持ち込みのみでの移動が必要かと考えています。

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