Gold Collar Workers
下の写真は海外出張先で撮ったものではありません。彼らは私の机のすぐ隣の部屋で仕事をしています。2年前にインテルさんの出資を仰いで設立したインターネット上での映像配信をする会社「ガッチャメディア(Gotcha Media)」のスタッフです。
ブルーカラーやホワイトカラーワーカーとか久しく耳にしない言葉ですが、ゴールドカラーワーカー(Gold Collar Workers)って聞くのは初めての方も多いのでは?
1985年のロバート・E・ケリー(Robert E. Kelley)氏の本「The Gold-Collar Worker: Harnessing the Brainpower of the New Work Force」で初めて使われた言葉といわれておりますが、それまでの知的作業=ホワイトカラーと一番の違いは彼らの活動拠点の多様さと卓越したスキルです。日本語でいう“金のタマゴ”とでもいうのが適切な表現かもしれませんね。ケリー氏は当時のアメリカが一番必要としていた資質“頭脳”をもった新種の労働者と表現しておりましたが、弁護士やプログラマー、証券アナリストなどが含まれております。
若くてスキルだけでなく、柔軟なアイデアも持ち、価値観も違う当時の“Gold Collar Workers”たちは今のシリコンバレーとか金融関連で活躍していますが、かなりマネージメントサイドもいかに彼らの士気を上げていくかなど苦労もあったようです。
写真の彼らは生まれた国、高等教育を受けた国、仕事をする国がすべて違います。最近の日本人も留学を経て海外の企業で活躍するひとも多いですし、先進国だけでなく新興国にまで行動範囲が広いです。
マスターズ出場資格
今年のマスターズ(The Masters Tournament)への出場招待状が選手達に今週発送されます。
マスターズは、最初の5年間は「Augusta National Invitation Tournament」という名前が採用されたほどで、あくまで招待試合なのです。“マスターズ”が大会の正式名となったのは、1939年のこと。
招待の基準は以下のとおり。
(01)マスターズ歴代優勝者(永久シード)
(02)全米オープン優勝者(過去5年間)
(03)全英オープン優勝者(過去5年間)
(04)全米プロ選手権優勝者(過去5年間)
(05)ザ・プレーヤーズ選手権優勝者(過去3年間)
(06)前年度全米アマ選手権優勝(6-A)、および2位の選手(6-B)
(07)前年度全英アマ選手権優勝者
(08)前年度全米アマチュアパブリック選手権優勝者
(09)前年度全米ミッドアマ優勝者
(10)前年度マスターズ16位タイまでの選手
(11)前年度全米オープン8位タイまでの選手
(12)前年度全英オープン4位タイまでの選手
(13)前年度全米プロ選手権4位タイまでの選手
(14)前年度終了時、PGAツアーのマネーランキング30位までの選手
(15)前年度マスターズから今年度の、マスターズ前までのPGAレギュラーツアー&プレーオフの優勝者(全英オープンとWCGエベント同週の大会優勝者は除く)
(16)前年度ザ・ツアー・チャンピオンシップ出場有資格者
(17)前年度終了時、ワールドゴルフランキング50位以内の選手
(18)今年度マスターズ前週時点でのワールドゴルフランキング50位以内の選手
(19)前年度アジア・アマチュア・チャンピオンシップ優勝者
その他、特別招待枠があり
というわけで、池田勇太、石川遼選手は(17)のワールドランキング50位以内。片山選手は(10)の前年度16位タイ以内の条件で出場資格を得ております。選手たちにオーガスタのロゴの入った招待状が届いたニュースが楽しみです。
2010年 年頭の挨拶
昨年は“チェンジ”の年でした。経済環境が激変し、100年に一度の不況とかいわれて、我が社のお取引先にも倒産してしまう会社がありました。しかし、そのなかでも環境問題とか経済構造、弁当の値段とか、政治など、チェンジしなかったのはないかもしれません。
我が社にとってもいろいろなチェンジがありました。また、提携会社ビデオプロの新旧交代もありました。
我が社も昨年から2011年をめざして、2年かけてワークスタイルやビジネスモデルをチェンジして参りましたが、今年2010年は、それを実現させる年です。
今年、私が目標とする言葉は、“How” です。
すこし前にアメリカの機内誌で読んだのですが、1981年10月15日、MLBアメリカンリーグのプレイオフ「オークランド・アスレチックス対ニューヨーク・ヤンキース」の第3戦、アスレチックスの0勝2敗でむえた、もう後がないホームゲームでの話です。当時は球団マスコットやチェアリーダーもいない時代で、球団から雇われていたのは応援団長のKrazy George Henderson(レイ・ヘンダーソン)だけです。小さな太鼓を手にしてスタンドを駆け回り、大声を張りあげていただけですが、彼はこの日のために、あるアイデアを温めていたのです。話が長くなるので結論をいいますと、その日、世界で初めてウエーブがオークランドのコロシアムで実施されたのです。誰も知らない、やったことがないことを一人の人間が満員のスタジアムで実施したわけです。まさに、 How !!の世界です。
皆さんも覚えていると思いますが、英語を最初に習ったころ4Wと1Hって勉強しましたよね。When,Where,Who,What and How。そのHowです!
UCLAのバスケのコーチでJhon Wooden(ジョン・ウッドン)というひとがいました。ウッドン・コーチがいつもいっていたのが、 Its not what you did but how you did it!って言葉です。何をしたかでなく、どうやって成し遂げたか!っていつも選手達に問いかけていたそうです。
How、すなわち何処に、なぜ、何時、何をっていう行動パターンから“どうやって”っていう思考パターンへの変化です。
よく営業の皆さんから競合他社の動向とかを教えていただきます。あのサービスをこんな値段でやっている、あの番組がこういう値段で売られているとか、“隣の芝は青い”そのものですよね。しかし、よく考えていただきたいのは、そういう連中が“どうやって”売っているのかです。我が社のマスターズ(The Masters Tournament)同様に、他社でも自らの商品のHowを持っているわけで強いのです。
昨年、多くの人に見ていただいた格闘技のネットの中継、これはWhen,Where,Who,Whatって誰でも入手できる情報をHowを使って実現させることができました。Howがあったからこそ、営業の皆さんもクライアントに話ができたわけです。How to do it? 、How can I help you?, How much? How do we get there? How long does it take? とかではなく、単純にHowって考えてみてください。仕事だけでなく、私生活もきっと変わると思います。
ナイキのスローガンで、Just do itってあります。現在、ナイキはタイガー・ウッズ騒動でそれどころではありませんが、Just do it って、仕事をしてればよい!って考えるかもしれませんが、コカ・コーラの魚谷さんの本に書かれているように、成功する企業は実は現場が強い!! そうです。社内、社外でひと工夫、Howをすることで2010年を乗り切って、我が社のウエーブを起こしたいと思います。
オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブの近況
「ゴルフの祭典」マスターズの開催地、オーガスタナショナルに大きな変化が!
まだ詳しくは書けませんが、写真は数年前から作業していた練習場の現在の様子です。正式発表になりましたら詳細をご報告します。
ブレークの予感”キンドル”
日本ではまだ発売になっていませんが、アマゾンの電子書籍リーダー、キンドル(Amazon Kindle 2)がこれ。海外ではソニーはじめ数社が同様の製品の販売をはじめており、アップルも近々発表する予定とか。
インターネットでの本の販売を熟知しているアマゾンから発売されたキンドルは、携帯電話の3G通信機能を内蔵しており、パソコンからのダウンロードが必要ないことが他の商品と大きく違う点です。通信代金は本やサービスの購入価格に含まれています。
アマゾンの口座に有効なクレジットカードを登録する必要がありますが、たとえばイギリスの保守系高級紙ザ・タイムズも月6ドルで購読できます。口座の関係でドル決済になりますが、本の場合も含め6割引きから、作品に寄っては8割引きぐらいで購入できるのと、長編の本ですとかなりの重さになりますが、キンドルなら関係なく持ち運びができたり、フォントの大きさが自由に選べるのも便利です。
残念ながら日本語対応はまだのようですが、サービスがはじまるのもすぐかと思います。2010年の目玉商品かもしれません。