インフルエンザの予防接種
アトランタの空港で見つけました。ボーディング(搭乗)ゲートのすぐ隣に特設されているクリニックです。季節性インフルエンザだけでなく、新型(H1N1)も含めてその場でワクチンを接種できます。料金は季節性が22ドル、新型が40ドル。こういうところでどうかとは思いますが、忙しいビジネスマンは空港での乗り換えの間に終わらせるわけですね。
日本ではワクチンが余っているようなニュースを聞きましたが、こういうサービスを新幹線の駅でもやったらよいでしょうね。
グレープフルーツとサボテン
1月も終わりになるとアメリカのスポーツファンの話題はアメリカン・フットボールのスーパーボウル(2/7)のプレイオフと、MLBのキャンプインの話で盛りあがります。MLBの春季キャンプ(Spring Training)は、ナショナル・リーグとアメリカン・リーグに分かれて行うレギュラーシーズンとは違い、キャンプ地によって2つのリーグに分かれます。これが今日の話題、グレープフルーツとサボテン(Cactus/カクタス)です。
まず、グレープフルーツ・リーグ。これはフロリダ州で行われるMLBの春季キャンプのこと。フロリダの特産品であるのグレープフルーツのグループが後援をしています。参加するチームは、
・アトランタ・ブレーブス(ナ東地区) 斎藤隆、川上憲伸
・ボストン・レッドソックス(ア東地区) 松坂大輔、岡島秀樹、田沢純一(マイナー)
・ミネソタ・ツインズ(ア中地区)
・ニューヨーク・ヤンキーズ(ア東地区) 井川慶(マイナー)
・ピッツバーグ・パイレーツ(ナ中地区) 岩村明憲
・ワシントン・ナショナルズ(ナ東地区)
・ボルチモア・オリオールズ(ア東地区) 上原浩治
・デトロイト・タイガーズ(ア中地区)
・ヒューストン・アストロズ(ナ中地区) 松井稼頭央
・ニューヨーク・メッツ(ナ東地区) 五十嵐亮太
・フィラデルフィア・フィリーズ(ナ東地区)
・セントルイス・カーディナルス(ナ中地区)
・トロント・ブルージェイズ(ア東地区)
対するカクタス・リーグは、アリゾナ州各地で行われるMLBの春季キャンプのことです。こちらもリーグ名はアリゾナ名物のサボテンにちなんで名づけられています。参加するチームは、
・アリゾナ・ダイアモンドバックス(ナ西地区)
・シカゴ・カブス(ナ中地区) 福留孝介
・シカゴ・ホワイトソックス(ア中地区)
・シンシナティ・レッズ(ナ中地区)
・クリーブランド・インディアンズ(ア中地区) 大家友和
・コロラド・ロッキーズ(ナ西地区)
・カンサスシティ・ロイヤルズ(ア中地区)
・ロサンゼルス・エンゼルス(ア西地区) 松井秀喜
・ロサンゼルス・ドジャーズ(ナ西地区) 黒田博樹
・ミルウォーキー・ブリュワーズ(ナ中地区)
・オークランド・アスレティックス(ア西地区)
・サンディエゴ・パドレス(ナ西地区)
・サンフランシスコ・ジャイアンツ(ナ西地区)
・シアトル・マリナーズ(ア西地区) イチロー
・テキサス・レンジャーズ(ア西地区)
ボストン在住の友人は毎年車で20時間かけて、このキャンプ(フロリダ・ベロビーチ)を見に行きます。熱狂的なファンといえるかもしれませんが、レギュラーシーズンではできない、選手との交流もあるそうです。日本からも多くの記者が日本人選手の取材に訪れるので、新聞とかでも取り上げられておりますが、一度タイミングが合えば行ってみたいです。
オーガスタに行くには
最よく皆さんに、「オーガスタって何処にあるの?」とか、「どうやって行くの?」と質問されます。オーガスタはアメリカ南部でフロリダの上に位置するジュージア州にあります。
日本からはアトランタに直行便が出ておりますので、そこらか車で2時間程のドライブか30分ほどのフライトに乗り換えて行くことができます。一般の方の場合、レンタカーとかで移動されることはないと思いますし、アトランタを利用しない方法をご紹介します。
まず、日本からですとJAL(日本航空)の飛んでいる空港で便利なのはシカゴかニューヨーク。そこからですと前述のアトランタ経由か、便数の多いノースカロライナのシャーロットを経由することになります。シャーロットはUSエアーのハブでして、ニューヨーク、シカゴからは毎時間飛んでます。そこからオーガスタ行きに乗り換えて、1時間弱のフライトでオーガスタに到着します。
上画像:シャーロットの空港のゲート、オーガスタ行きと明記されてます。
下画像:シャーロットは、アメリカで最も高い人気を持つストックカーの最高峰NASCARのメッカです。空港内にこんなディスプレーがあります
オーガスタの空港に到着。シャーロットからの飛行機は小型機が使われます。このフライトは、Bombardier(ボンバルディア)CRJ-200、50人乗りです。アメリカのローカル空港はこういう風にボーディングブリッジがなく、歩いて搭乗します。
上画像:オーガスタに到着
下画像:オーガスタのターミナル内にはこういうディスプレーがあります。この奥が手荷物の受け取りカウンターです。
UNDER ARMOUR(アンダーアーマー)
最近、日本でも野球の選手がユニフォームの下に着用したりしているので見かけるようになったのが、このUNDER ARMOUR(アンダーアーマー)というブランドです。数年前までメリーランド大学のフットボール選手だった創業者のKevin Plank(ケビン・プランク)氏。まだ30前半ですが、アメリカンフットボールのプロテクターの下に着用する下着を開発し販売開始以来大成功を収め、今ではPerformance wear と呼ばれる運動機能を助けるウエア市場ではNIKE(ナイキ)を上回る大企業に成長しました。
写真はニューヨークのマンハッタンの一等地、57丁目と5番街の角に出しているお店です。出店方法もユニークでして、実はこのお店はクリスマス前から1月末までの営業なんだそうです。そういえば、ここはチョット前までは高級ブティックがあった場所でした。
アンダーアーマは自社サイトでの販売と、アメリカの巨大スポーツ用品チェーンのスポーツオーソリティを中心に販売をしています。マーケティングもすばらしい展開です。日本では見ることができないのが残念ですが、アメリカのスポーツ専門チャンネルのESPNで印象的なコマーシャルを流して話題になってます。もちろんアメフト、野球、バスケなどのプロスポーツの選手にも使われており、シンプルなロゴも体育会系の連中にはブレークしてます。
このPerformance Underwearとよばれる下着ですが、鍛えられた筋肉質の体の持ち主がピチッとしたサイズ(どう考えても小さすぎるように思えますが)を着用している写真や腹筋の割れているマネキンがお店に飾ってあります。さっそく購入して自宅で試着してみると確かに動きやすいですし快適。しかし、何故か割れた腹筋が見えないんですよね。これってクレームの対象でしょうか??
自動車雑誌「NAVI」の休刊に思う
最近、雑誌の休刊のニュースが目につきます。先日も「NAVI(ナビ)」(二玄社)が4月号(2/26発売)で休刊というニュースを見ました。自動車好きにとっては寂しい限りですね。
自動車雑誌は海外出張には必ず持参して機内での楽しみにしております。こちらは「GENROQ(ゲンロク)」(三栄書房)ですが、自動車雑誌のなかでもちょっと変わってます。まず体育会系というか競技・レース好きなオーナーの好むような内容が多いことや、海外の情報がかなり早く記事になることです。
あと、編集者の考えでしょうか、この手の自動車雑誌の取材とかではテストと称して内緒で高速道路を深夜に走って記事にしてましたが、GENROQはちゃんと富士スピードウェイとかを利用する“合法的”な取材態度が立派です。うまくチューニングをするショップとか輸入代理店の協力を得ているとはいえ、金銭的にも厳しいところはあるかもしれません。
よく車好きの仲間の話題でXXX社のテストドライバーが何処そこで300キロ出して検挙されたとか、あげくの果てには事故を起こしたことも聞きますが、自動車業界もそういう雑誌には広告出稿を控えるでしょうね。あと、内容も、高級時計の特集があったり、“大人の趣味”的な要素が多いのもよいですね。
しかし、若者の車離れとともに本当の自動車雑誌が少なくなって行くのが残念です。こういう趣味の雑誌はインターネットにやられているといわれております。自動車の情報は雑誌よりも各メーカーのサイトを覗いた方が早いわけですし、オーナーの方も自分のブログで自慢やら、問題点が指摘されたりしております。最近のメーカーのサイトは購買シミュレーションは当たり前にできますし、買うつもりもない車でもオプションとか色の設定をして楽しんでいるバーチャル・オーナーも多いそうです。
今後、自動車雑誌が残るためには自らのサイトを充実してネットでの動画配信などYouTubeなどの動画配信サイトとの差別化が必要かと思います。自動車メーカーも自社のサイトに来て貰うポータルの拡充は最優先しているようですし、チャンスはあると思います。