Balthazar(バルサザール)
ニューヨーク発のJAL(日本航空)便はお昼ごろの出発。そんな日の朝ご飯は、マンハッタンにあるこのBalthazar(バルサザール)というお店によく行きます。近所にあるダイナーでベーコン・エッグをいただくよりは、長旅の前にゆったりとした時間が取れる雰囲気はおすすめ。
ご覧のとおり、パリによくあるビストロの雰囲気そのもので、朝食も店内で販売している自家製クロワッサンとかバゲットが焼きたての状態で出されます。午前10時以降はブランチと称して卵料理から生ガキまでメニューにのっていますが、パンとカフェ・オレだけでも行く価値があります。週末のアサは家族や友人たちと食事をするのか、非常に混雑しているので予約をしないと並ばないといけませんが、これから気候がよくなると外のベンチで待つのもいいもんです。
今度は晩ご飯に行って、名物の生鮮シーフードの盛り合わせFruit de mer(フリュイ・ド・メール)をいただききたいですね。
はじめてのにほんちずえほん
先日お会いしたPIE BOOKS(ピエ株式会社)の三芳伸吾社長から、「はじめてのにほんちずえほん」と「はじめてのせかいちずえほん」(イラスト:てづか あけみ)をいただきました。
絵本は子供が小さかった頃にはよく読まされましたが、こういう企画は面白いですね。子供たちに早い時期から地図に馴染ませるのは大切なことだと思います。私は小学生の頃から地図を眺めるのが大好きでした。もともと英語の辞書には必ずヨーロッパとアメリカのいかにも高級そうな地図が裏表紙に付いてましたが、中学生になって勉強せずにポサ~っとその地図を眺めていたのが今になっても思い出せます。
自動車に必ず備えていた道路地図も、最近はナビの影響でしょうが、しばらく見ていません。目的地を選ぶと、あとはナビの音声案内に従って行けば到着するのですから便利なんですが、以前のように地図をよく見てどのルートでどうやって行けば何が見えるとか、道をたどりながら予定を立てる楽しさがなくなったのが残念です。航空機の場合、チャート(航路図/地図)の読み方は免許を取るには必須科目なんですが、車の運転免許では地図の読み方まではチェックされませんよね。運転中に自分が何処を走っているとか、この先の地形とかが分かっているのとそうでないのと安全運転の観点からも違ってくるかと思います。通い慣れた道ならともかく、知らない土地に行く場合は地図でよくルート確認をすることが大切ですね。
学校の社会科の授業ではちゃんと地図の見方やその記号、等高線の読み方などは教えているようですのでまだ大丈夫かもしれませんが、グーグルマップとか、携帯のナビとかで紙の地図が読めない子供が増えるのではないかと心配です。そのうち、この本ナビになっている!!とか、本屋で奇声を上げる子がいたりして。先日も、オリベッティのポータブルタイプライターを展示してあるコーナーで、高校生ぐらいの子が「お、パソコンみたい! 何コレ?」とか騒いでいたのは冗談ではなかったのかもしれません。
いずれにしても、こういう絵本で小さい頃から地図に慣れ親しんでいってもらいたいですね。
To-Do List
あっという間に3月に入りました。イギリスでは、「3月はライオンのようにやって来て、羊のように去って行く(March comes in like a lion and goes out like a lamb)」といわれます。
“荒々しくはじまり、穏やかな天候で終わる”ということなのですが、我が社にとって今の時期は非常に大事な時期で、来月開催のマスターズ関連の仕事で全員ライオンのような勢いで走り回ってます。
それにしても昨晩は寝られなかった! 皆さんも、疲れていても何故か気分が高ぶってなかなか寝付けないという経験はありませんか? まるで時差の影響を受けたような状態で、しょうがないのでベッドの中で(日付が変わっていった)今日は何をしようかとか考えていたらすっかりアサになっていました。
私はアサは結構早く起きます。ベッドの上でちょっとストレッチングをしてからシャワーを浴びて仕事の支度。アサご飯はシリアルが多いのですが、それを食べながらメールのチェック。仕事の関係で夜中に海外からのメールが入っているので、かなりの量の時もありますので、緊急の案件以外は細かく読まずにファイルしてあとでゆっくり読んだり返事をするようにしてます。おそらく一日で一番アタマがサエているであろう時間をメールの返事に使いたくないですよね。
アサの日課でとして必ず行うのがTo-Do List。今日は何をするとか、スケジューラーに入れておきます。前の日や先週から持ち越しされた案件も多いのですが、必ずチェックするようにしてます。
経営学者のドラッカーは目標を持つ必要性を常に唱えています。エール大学の卒業生にリサーチした結果で、卒業時にちゃんと卒業後の目標を持っていた生徒は3%しかいなかったそうです。数年後、同じグループの調査結果で思わぬ数値が出ました。なんと同期に卒業した生徒の3%が、給与全体の90%を貰っていたそうです。偶然かも知れませんが、おそらく目標をしっかり持っていた3%の卒業生が90%分稼いだのに違いないでしょう。
と、ここまで書いて、今日のTo-Doリストのひとつにチェックができました。
電気自動車
家の近所にスバル(SUBARU)のショールームがあります。いつも前を通っているのですが、昨晩まで黄色い電気自動車の充電用のターミナルがあったのに気がつきませんでした。黄色いポストのようなハコがその充電装置です。
一般の家庭や、特に都会のマンション住まいのドライバーにとって電気自動車(EV)を購入、管理する上で一番のネックが充電器ですね。写真の充電器は中速充電というステッカーが貼ってありましたが、おそらく業務用の200Vの電気を使って短時間で充電を可能にしていると思います。ご存知のとおり日本の家庭用電源は100Vですが、EVの充電器はほとんど200V以上を必要だそうです。EVに使われているモーターの出力はW(ワット)で表示されます。最近、カタログなどでも自動車の馬力表現もキロワット表示が増えています。
ここで学校で習った理科のおさらい。1馬力は75Kgw、すなわち1秒間に75Kgの質量のモノを1m移動させる力ですね。SI単位系で表記すると、1馬力(1PS)=735.5W!! キロワット表示ですと1馬力は0.7355Kwとなります。そうすると一般的な100馬力の車は73.5Kwってことです。
写真のEVはスバルの軽自動車ステラ(STELLA)をベースとした「プラグイン ステラ」です。カタログによると最高出力47Kw(ってことは64馬力)で、最高速度は100km/h、90Kmぐらいの距離の移動が可能だそうです。そのモータを駆動する燃料タンクの役割がバッテリーです。その容量は9Kwh。これは単純に9キロワットの出力で1時間使えるバッテリーということですが、充電するには計算すると同じ9キロワット電流ですと1時間で充電完了。900Wですと10時間必要です。ワットWはボルト(V)とアンペア(A)をかけた数字ですので、家庭用の100ボルトですと9アンペアの電流で10時間って計算になります。もちろん充電効率とかロスがあるわけですので短時間で充電するにはより高電圧か、高アンペアの電流が必要です。
ヨーロッパの家庭ではほとんど220V電源が入ってます。イギリスは240V(感電したことがありますがかなりキツいですよ)、アメリカでも料理用や衣類の乾燥機で240Vの回路が家庭に入っているので、EVの充電器を設置する環境はすでにほとんどの家庭にあるわけです。急速充電に必要な70アンペアの回線も乾燥機用が流用されているそうです。日本はハイブリッド車が主流ですが、こういった電気インフラの影響も大きいですね。インフラ事情とはいえヨーロッパではかなり早い時期にEV車が増えるかもしれません。
今、中国で電動バイクがはやっているそうですが、ガソリンスタンドならぬバッテリースタンドが増えています。これはモジュール化したバッテリーをスタンドで充電するかわりにそっくり交換するビジネスだそうです。ひとつの解決策としても面白いビジネスモデルですよね。昔、オモチャのラジコン・カーを走行させるたびにニッカドのバッテリーパックを交換して遊んだことを思い出します。まさにオモチャの世界が現実化する日も近いかもしれません。
富士フィルムスクエア
東京ミッドタウン・ウエスト内にあるFUJIFILM SQUAREに行ってきました。
富士ゼロックスさんにおじゃまする時にいつも通り過ぎているばかりで気になってましたが、今回は水中写真家の中村征夫さんの「海中散歩」の写真展を見てきました。
1Fのギャラリー「PHOTO IS」で展示されている写真たち。東京湾の海底の様子から熱帯の海に生息する一見エイリアンのような魚たち、、クレジットにはタレントのさかなクンも名前が出てました。東京海洋大学の客員准教授って肩書きでしたが、、
魚の顔だけのセクションがあったり、カラフルな海獣の写真が当然ですが、すばらしい品質で展示されてます。前方から暗闇に浮かぶサメの顔(原寸大)が印象的でした。できたら購入して家に飾りたいと思ったのは私だけでないと思います。得意の印刷技術を使うよい機会かもしれませんね。
2月27日(土)から4月7日(水)まで開催されてますので、東京ミッドタウンに行かれたら是非ご覧になってください。ありがたいことに入場無料です。