DDR
と言って、何か分かる方は80年代の地政に興味のある方や、現役で知っている方も多いかと思いますが、旧東ドイツのドイツ語名 Deutsche Demokratische Republicの略です。
昨日投稿したパンナムのカードの入っていた財布に残っていたのが東ドイツの紙幣。
80年台に当社で実施していた八カ国陸上大会の交渉に東ベルリンに行った際に、ベルリンの壁にある国境のチェックポイントチャーリーと呼ばれるゲートで、東に入る際に両替した際のお札だと記憶していますが、初めての経験で結構緊張したのを覚えています。
東ドイツに行く前には当時のソ連、モスクワに行きソビエト陸連の方にお会いしたり、、、 仕事とは言え、ユニークな経験をさせてもらいましたが、東側諸国の一部だったポーランドなど、ちょっとしたスパイ映画の雰囲気だったのを覚えています。
ベルリンの壁が崩壊した時はイギリスで働いておりましたが、映像を見ながら当時の緊張感が蘇ったのも良い思い出です。
PAN AM
今週は飛行機ネタが続きますが、1991年に経営破綻したアメリカの航空会社パンアム航空ですが、今日机の整理をしていたら、こんなフリークエントトラベラーのメンバーカードが出てきました。
パンアメリカン航空は80年台はアメリカのフラッグシップキャリアとして世界中に航路をもち、日米間のフライトも多くの路線を持っていましたが覚えてる方は少ないと思います。
私は当時ニューヨークで働いていて、日本にはニューヨークからの直行便に747SPと言うちょっと変わったジャンボジェットが就航していて、良く使いました。
747S Pは胴体を短くして、その軽量化した分の燃料を搭載することで、例えばニューヨークから東京への移動ですと他の機材ですとアンカレッジで燃料補が必要でしたが、それをせずにダイレクトで飛行する事を可能とした機材でした。
また、今で言うビジネスクラスを初めて採用したり、このカードのようにマイレージプログラムもいち早く導入した航空会社でした。
以前聞いた話ですが、IBMのAS400シリーズの小型コンピューターもこのマイルプログラムで活躍していたそうです。
パンアムも88年のスコットランド上空での爆弾テロや90年の湾岸戦争の影響だけでなく、経営体質や航空業界の自由化で長い歴史を閉じてしまいましたが、個人的にはいろんな思い出のある航空会社で、今は名前が変わりましたがニューヨークのパークアベニューにある元本社のビルの前を通るとあのロゴを思い浮かべます。
Virgin ORBIT
昨日の飛行機ネタの続きですが、ジャンボジェットの再就職先の1つとして、英国のバージングループが始めた宇宙ビジネスが英国時間の昨晩スタートしました。
英国からの宇宙ロケットの発射は初めての事で、ベースになっているイギリス南部のコーンウオル州に新しい発射基地(空港ですが)が注目されていました。
この写真のように、ジャンボジェットの主翼の内側に専用のパイロンを設置してロケットを抱えて飛び立ち、1万メートル上空でロケットを発射する試みですが、静止状態のロケットを地上から打ち上げるのに比べて効率的で、300〜500キロの重さのペイロードを発射できる能力があるそうです。
ジャンボ機の一階部分にあったシートなどは撤去されて、ロケットを搭載して離陸できる総重量ダイエットしたり、発射用のシステムなどが追加されただけの改造のようです。
このように航空機からの宇宙空間への発射は軍事用や実験機などでは実績があり、他にも同じバージングループでバージン・ギャラクティックと言う会社は観光用の宇宙フライトのテストも進めており、営業フライトもすでに予約を開始しています。
見慣れたジャンボもロケットを抱えての離陸の模様は中継されていましたが、残念ながら宇宙空間までロケットは達したものの、不具合で周回軌道には乗らなかったようです。
空の貴婦人とも呼ばれたジャンボジェット、、再就職先でも活躍してもらいたいです。
再就職といえば、日本のJALの保有していた、777ER機ですが、カリフォルニアで休眠中だった機材をアメリカのNASAが買い取り、研究用の機材として改造をされた上で、鶴丸の塗装からNASA仕様になって活躍する事になったとニュースで見ました。 日本でフライトに関係していた方も喜んでいるでしょうね。
A380
日本の航空会社でも使われていた、ジャンボジェットもコロナ禍での航空需要の減少で、退役させられる機材も多く、殆どの航空会社では貨物用に使われる以外に、ジャンボ機を見る事がなくなってしまいました。
その代わりではありませんが、エアバスのA380はジャンボ機よりは新しい設計だけでなく、乗客の数も多いユニークな機材で、コロナ期間中は多くの航空会社がストレージして駐機していましたが、この冬のシーズンから主要路線に復活しています。
去年は、バンコクからカタール経由でロンドンまでこのA380を利用した話は投稿しましたが、個人的には機内の音の静かさや快適さで言うとベストだと思いますし、特に長距離移動では体の疲れ方が違う気がします。
例えばA380復活組の英国航空で使われている路線はロンドンとロサンゼルス路線ですが、クリスマスシーズンの年末年始には毎日数便のフライトがスケジュールされていました。
保有数No.1のエミレーツ航空も、ビジネスモデルがドバイ中心の路線ですので、このような400人近い乗客を同じ2名の乗員で運行できる機材はあと20年は使って行くとのコメントもありました。
確かに、次の大きさですと同じエアバスのA350やボーイングの777がありますが、定員がやはり100人近く違って来ると、既存のA380を使い続けるしか無いわけですし、スーパージャンボ機の時代は終わりでしょうか?
A380も製造中止の発表がありましたが、次期の大型機の開発はどうなるんでしょうね。今後、省エネに向かう事は確かですし、SAFのように化石燃料ではない燃料の開発も進められてますし、まだチャンスはあるような気がします。
個人的には退役させられたジャンボ機のエンジン4発からツインエンジンに変更したモデルの開発をするとかは、開発費もゼロからスタートするよりは安いはずですから、ボーイングも何か考えているでしょうね。
もう新年から1週間経ちました
今日8日で、今年の最初の1週間が終わりました。
この時期は色々なエベントが立て込んでたりしてますので、あっという間に過ぎてしまうのは例年通りですが、今年はそれに加えて親戚が集まったので、本当にバタバタして過ごしてしまいました。
卯年なので、毎日が飛び跳ねて行くような感じですね。
海外に居ると大晦日の晩のパーティーから元旦のお休みは普通ですが、今年の場合には1日が日曜でしたので、3日から通常営業に戻っています。日本の仕事始めが4日ですからそんなに違和感は無いですね。
とは言え、日本では明日9日は成人の日でお休み、、正月休みが明けたと思ったらまた3連休の方も多く、海外のビジネスから見ると違和感があるようです。
世界的に日本人は休みを取らないと良く言われてますが、国民の祝日の数はダントツでトップクラスと思い調べてみたら意外に香港が日本の17日よりも多い21日間の祝日がありました。 旧正月の休みに加えて、クリスマスも祝うようようです。
日本は今月、お正月と成人の日が終わると残り15日の祝日ですが、カレンダーによっては長期休暇が取れやすいのでしょうか??