Aston Martin
週末、都内のホテルで行われたアストンマーティンのエベントに参加しました。
新車の発表にあわせて、アジア地域のGTレースに出場している車とドライバーが参加して開催されましたが、華やかな雰囲気ながらこぢんまりとして、英国のガーデンパーティーの雰囲気のなかで行なわれていたのが印象的でした。
白い車(左画像)は、アストンマーティンのV8 ヴァンテージ (Vantage) をベースに作られたN24というレースカーです。もともとドイツのニュルブルクリングで開催される24時間レースに出場するために24台ほど作られたそうですが、その後もプライベートでレースに出場するひとのために生産されたのです。オーストラリア人で香港在住のダニエル・ビルスキー( Daniel Bilski)氏がこの車のドライバーなんですが、本業は金融関係だとか。ジェントルマンレーサーって訳です。アジア地域で開催されているGT4選手権に年間を通して参戦しているそうです。
アストンマーティンの現在のCEOはウルリッヒ・ベッツ氏(Dr.Ulrich Bez)ですが、自らレースに出場しているとか。日本のトヨタ、豊田章男社長もレースに出場するそうですが、若者の車離れを少なくするには企業のトップ自ら積極的にモータースポーツに参戦するのは嬉しいですね。
さて今回発表された新車ですが、V8ヴァンテージの新型でN420と呼ばれる車です(右画像)。世界限定420台で、レースカーであるN24をイメージして作られた体育会系の車です。軽量化のために、カーボンファイバーやらアルミパーツが使われ通常のモデルよりも100キロ近くダイエットがなされたそうです。当然運動性能もよくなっているのですが、体重90キロの私はドライバー自らダイエットして10キロぐらい痩せた方がよいかと、、、
こういう楽しそうな車が日本のメーカーからも発売されると、若者も(いや本当は中年のオジさん?)購入するんでしょうが、、、
イタリアン・レストランで
1977年に発表されたBilly Joel(ビリー・ジョエル)のアルバム「The Stranger 」に入っている歌に「Scenes from and Italian Restaurant(邦題:イタリアン・レストランで)」があります。恐らくアメリカのどこにでもあるようなイタリアン・レストランでの様子を歌ったものですが、先日入ったイタリアンのお店がまさにそんな雰囲気のお店でした。
メニューは壁に掛かっており、ワインは赤、白、3種類ぐらいかロゼぐらいのチョイスしかありませんが、ビールやご覧のウオッカとかは何種類もある、訳の分からぬバーを完備。なんとも意味不明のお店です。値段はともかく、メニューは過去40年ぐらい変更がないでしょう。
サービスも、30年前は若かったであろうオバさんがドンとパンを置いて行ったり、注文を取るのに“What do you want ?”、思わず“え?”と聞き返したくなるような雰囲気。我々だけでなく、隣のテーブルの家族連れ一行も同じような洗礼を受けていました。でも平気なんですね、「美味しい食事にはよいサービスは必要ない!」ってことなのでしょうが、確かに料理とか出し方は家庭料理そのもの。映画「ゴッド・ファーザー」に出て来るような山盛りのスパゲティーを平らげている様子は、見ているだけで太りそう。
勢いで17.95ドルのVeal Parmigiana with Eggplant(仔牛とナスのパルミジャーナ)ってのをオーダーしました。これは、うすい仔牛のカツレツとスライスした米ナスにチーズとトマトソースをかけてオーブンで焼いてスパゲティーの上に載せた、味だけでなくカロリーの方も濃厚なディッシュでした。スパゲティーも日本であまりお目に掛からない太さの太麺でアルデンテにはほど遠いのですが、どうやって調理をしたのか不思議な茹で加減でした。
バーの壁には映画「ロッキー」の写真が飾ってあるなど、イタリア系アメリカ人ならではの飾り付けでしたが、マンハッタンの高級レストランにはない経験をさせてもらいました。
Naked Cowboy
ニューヨークマンハッタンの中心にあるタイムズ・スクエアで見かけたパンツ一枚のお兄さん、Naked Cowboy (裸のカウボーイ)です。日本にもファンがいるほどの有名人なのだそうですが、お仕事中を後ろから撮影させていただきました。
ご覧のとおりプロレスラーを思わせるような筋肉モリモリの体格ですが、ブロンドの長髪をなびかせて世の女性と写真を撮ってチップを貰うのが仕事です。
お仕事の様子を観察してみると、お客さんはほとんど彼のお尻をムンズとつかんで歓声をあげます。大事な所はギターでしっかりガードしてますが、ちゃんと客のお尻もつかみ返すサービス(?)も、、、 これって大丈夫なんですかね、、
夏の間はまだしも、寒くなると大変ですよね。しかし、この格好で地下鉄に乗って通勤している訳でもないでしょうし、いらぬ心配をしてしまいました。
欧州自動車事情
この車、どこかで見たことあるような顔をしてますね。最近発表になったイギリスの高級スポーツカーメーカーのアストンマーティンのシグネット(CYGNET)という車です。そういわれてみればアストンの顔をしてますが、実はベースになっているのはトヨタのiQという小型エコカーなんです。
欧州地域(EC)の新しい政策で、すべての自動車メーカーが作っているすべてのモデルの平均二酸化炭素排出量を規制する話があり、フォードの傘下を離れて独立したメーカーとして大排気量のスポーツカーしか作っていなかったアストンマーティンは、平均値が高い状態でその対応に苦慮していたのですが、この車がラインアップに加わることで対応できるようになったそうです。
ほかのスポーツカーメーカー、ポルシェ、ランボルギーニ、ベントレーはVWグループ、そしてフェラーリはフィアット・グループであり、うまく環境に優しい車もグループ内で作っている関係で対応には問題ないのだとか。あのロールスロイスもBMWの傘の下ですので大丈夫だそうです。
さて、このシグネット、ベースとなる車はトヨタなのですが、内外装ともアストンマーティンの手が加えられています。当初は同社のスポーツカーのオーナーにセカンドカーとしてオファーされるとのことですが、将来オーナー以外にも販売をするようです。
スポーツカーの世界でも環境問題への対応がはじまっています。
猫
イギリスで飼っている猫が行方不明になって暫く家に戻らない、と家内から連絡を受けました。
我が家には2匹猫がいましたが、今回行方不明になったのはこの写真の猫です。イギリスの家で飼われている猫はほとんど放し飼い状態でして、ドアに猫専用の出入り口を設けて自由に出入りできるようにしています。
「一番偉い猫はどんな猫だろうか。ネズミをたくさん捕まえる猫だろうか。そうではない。そこにいるだけでネズミがいなくなる猫だ」って話を聞いたことがありますが、この猫はネズミ取りの名人で、ネズミだけでなく小鳥や鳩、場合によっては自分の体程の野ウサギを捕まえて持ち帰ることがよくありました。猫の習性なんでしょうか、狩りの獲物は必ず持ち帰って来るので、春先になり夜明けが早くなると猫の出入り口のある裏口には正体不明の内蔵やら羽根が散らばってました。
最近、イギリスの住宅地でキツネによる被害が多くなって来ておりますが、どうもウチの猫はそのキツネにやられたようです。というのも庭にキツネの掘ったような穴ができていたと家内が言ってました。キツネ狩りが動物愛護団体の圧力で中止になり、数が増えているのも一つの原因ともいわれておりますが、キツネたちの住む環境の変化が一番大きな原因かと思います。小鳥やネズミ、野ウサギを食べていた我が家の猫がキツネに食べられてしまうのも運命を感じますが、人の住む街でも食物連鎖があるんですね。
いずれにせよ、西洋では猫は9つの命を持っているといわれる程強運の持ち主たちです。どこかでうまく生きてくれているとよいのですが。