“芸術の秋”
お取引先の富士ゼロックスのご好意でサントリーホールで行なわれたイツァーク・パールマンさんのコンサートに行ってきました。
パールマンのコンサートは25年ぐらい前にニューヨークのリンカーンセンターでバイオリンを片手にオーケストラを指揮していたのを見に行ったのが最後でした。当時は杖をついてステージに現れたのですが、今回は何と電動で椅子が回転して演奏時にも利用できるスタイルの車椅子というか英語でいうバギーで登場されました。電動車椅子といっても普通に歩くスピードより早く、小回りもできて、元気よく見えました。いい演出ですね。
モーツァルトや、ブラームスの定番のバイオリンソナタの後に名曲集として最後に演奏がありましたが、パールマン御大自ら曲の紹介をしてクライスラーの作品などを中心に演奏されました。この名曲集だけでも聞く価値が十分だったのですが、面白かったのは“ジョン・ウイリアムスという作曲家”のシンドラーズリストのタイトル音楽です、、と紹介があったこと。グルックやクライスラーは名前だけだったのに“作曲家”とこだわって言ったのは何故?? いらんことを考えてしまいました。
今回、コンサートに来て再認識したのは、音楽は“生”が一番!! 最近はレコード会社も戦略を変えて来ており、CDを売るためのプロモーションツールとしてのコンサートではなく、アルバムは無料配信にしたりCDも無料で配布してコンサートの集客をしてコンサートでの収益をめざすビジネスモデルに変わっています。特に洋楽のヒットチャートに載るような音楽はその傾向が多いようで、アーティストの契約も興行権を買い取る代わりに出資するようなモデルになって来ているそうです。
いずれにせよ久しぶりにいい音楽を聞かせていただき、まさに芸術の秋。リフレッシュさせていただきました。順番からいえば次は“スポーツの秋”を満喫、しかし飛び越して“食欲の秋”に行きそうな雰囲気ですが。。。
Green Gold
2011年のマスターズのポスターが完成しました。マスターズのポスターは当社にとっては非常に思い入れがあり、写真の選定にはじまりレイアウトなども社内ディスカッションを重ねて完成に至っています。特に我々の自慢はこのポスターの素材に対するこだわりです。普通は紙ですが、代わりに特殊なアルミコーティングが施されたフイルムに特殊技術で印刷を行ないます。そうすることによって光ったグリーンを表現することができる訳です。
さて本題のGreen Gold、ロレックスが今年のバーゼル(スイス)での展示会で発表した最新サブマリナーの文字盤の呼び名です。金の上にグリーン素材を分子単位での作業でコーティングされたモノだそうですが、まさに当社のマスターズのポスターと同じような色の変化が楽しめます。光の具合によってはそのグリーンが黒く見えたり、金色に反射したり、、、
日本ロレックスの方から初めて伺った時にはどういう意味か分からなかったのですが、実際に見てみると納得する美しさでした。本社の方もなかなか見たことがないようなモデルだそうですが、イングランドのゴルファーのポール・ケーシーが今年の全英オープンで着用していたのを目撃したり、久しぶりに“欲しい病”を発症しちゃいました。
てなことで、いつもお世話になっている実家の近くにある正規代理店の方にお願いして特別に取り寄せてもらうことにしました。今年の春に発表になったばかりなのと、“超”の付く入手困難度だそうで、「来年ぐらいまで無理かなぁ?」と思ってましたが、先日入荷したとの連絡があり、早々に入手できました。ロレックスはマスターズのグローバル・スポンサーでもありますが、マスターズのグリーン同様にロレックスにとって緑色は特別な意味があるそうです。そういえばほとんどのパッケージや包装などはグリーンですし、限定生産やアニバーサリーモデルにはよく緑色が使われています。このGreen Goldのサブマリナー、これからの活躍が楽しみです。。
ジュニアゴルフは凄い!!
この三連休のはじめは雨やらで天候不順でしたが、11日は雲ひとつない晴天。まさにニュースでもよくいわれる“秋の行楽シーズン最中”です。
この写真を見る限りではどこかのオートキャンプ場での光景に見えますが、実は先日行なわれたジュニアゴルフ大会の駐車場の様子なのです。このキャンピングカーで寝起きしてゴルフ大会に家族ぐるみで参加していました。海外のトーナメントではよく見かける光景でして、ランキングの低い選手たちはキャディーに運転させてトーナメントを転戦しているのです。こういうキャンピングカーではなく、バンにクラブ一式を積んで移動している選手もいるぐらいです。
日本のジュニアゴルフは、最近の池田勇太(1985年-)、石川遼(1991年-)、薗田峻輔(1989年-)など若い選手の活躍を見てか??非常に大きな大会が増えてきました。ここ(群馬)に集まったキャンピングカーのナンバーを見ると関東圏だけでなく、北陸、関西、遠くは九州からの遠征組もいました。トップクラスのアマチュア選手は練習場とか、コーチ、練習ラウンドや大会の参加費、交通費など毎月20万円以上の出費があるそうですが、本人だけでなくその家族も一生懸命やっているんです。
Life Changing Moment
“人生が変わる瞬間”とでも訳すのでしょうか、Life changing momentと、今回のアジア・アマチュア選手権表彰式でオーガスタのジョー・フォード副会長による優勝した松山英樹君に対するスピーチの中で使われていた言葉です。
松山君はこの優勝で来年2011年のマスターズの出場資格だけでなく、全英オープンの地区最終予選会への出場資格も手にしました。まだ東北福祉大学の学生ですが、ほんとうにすばらしいチャンスを勝ち取りました。
誰にでも一生のうちに一度はLife Changing Momentを経験することはあると思います。それを待ち続けている人もいるかも知れませんが、これほどドラマチックに起こらなくとも毎日の出会いなどで人生が変わるようなことが実際には起こっているかも知れません。彼はこのチャンスを元に、練習を重ねてマスターズという大舞台に備えるわけですが、我々も出会いやチャンスを努力して “あの時の、、、” と後で思い起こせるようにしたいものです。
アジア・アマチュア選手権、、
1番ティーからのスタートの模様です。
パラソルの下でスターター役を務めるのはミズノ会長の水野正人さん。英語で選手の紹介をなさっていました。後ろのロレックスの時計はスタートする組の番号を表示するのですが、水野さんが使っている台にスイッチがあり、押すと番号が変わります。
パラソルもそうですが、今回の大会のパートナーであるロレックスは合計2トンにもなる時計を持込みサポートしています。当然、こういう機材をメンテナンスする担当者もスイス本国から派遣されて点検をしていました。ロレックスはオフィシャルタイマーとして世界中でいろいろなスポーツ大会をサポートしており、本社には12名もの専従スタッフがいるのだそうです。
水野さんに、「アジア各地の選手の名前の読み方で苦労なさっていませんか?」とお聞きしたところ、さすがオリンピック招致などで世界各国の方とのビジネスで慣れてらっしゃるようですが、やはり一番いいのは本人に確認することだそうです。
しかし、不思議なのは中国や韓国の選手たちの名前の読み方です。これは共同通信社が決めた読み方(漢字読み)が報道などでは統一されているそうです。日本での漢字読みに対する配慮かもしれませんが、日本で使われている当用漢字以外の漢字もあり、よく新聞記事で○○偏に××とか、苦しい表記がされています。また韓国のプロゴルファー、KJ Choi選手の場合、PGAのガイドブックでもKJ Choiとして表記されてますが、日本だと崔 京周となり、チェ・キョンジュと読まれます、ケイジェイ・チョイではないんです。なんとかならないものでしょうか、、
名前といえば、私の名前は 「方仁」と書いて「みちひと」と読みます。親が三日三晩寝ないで考えたそうですが、いままで「みちひと」と読んだ学校の先生は二人だけでした。「ほうじん」、「かたに」、「かたひと」等々、新学期の担任の先生の読み方を聞くのが中学生時代の悪友たちの楽しみのひとつだったようです。
よく英名でスティーブとか、アンディーとかニックネームを付けていらっしゃる海外駐在の日本人の方も多いようですが、私の場合はMichihitoからMichiと呼ばれて現在に至っています。海外の方に親しみよく読んで(呼んで)貰えるのは、最初の二語がa、iで終わるとよいようです。Ichiro、Daisukeなどですよね。例外はゴルファーの青木 功(あおき いさお)さんの場合。Isao Aoki をアィサオ・エィオキと呼ばれていました。まさに“世界のエィオキさん”です。