雪のスコットランド
スコットランドからメールが入りまして、現地の雪景色の写真が添付されていました。この写真をご覧になって何処かお分かりの方はかなりのゴルフ通です。セント・アンドリュースの18番グリーンと1番ティーがこの雪の下に埋もれています。おそらくお昼ごろに撮影したのでしょうが、どんよりした雲はこの時期のスコットランドでは典型的な空模様です。
もう12月なんでスコットランドあたりでは雪といっても別におかしなことはないのですが、同じ時期に紅葉のオーガスタとの比較が面白いですね。
オーガスタはアトランタから車で2時間ぐらいの距離にありますが、アトランタに比べて5℃ぐらい気温が高いので真冬でもゴルフができます。オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)の設立当初は、ニューヨークやシカゴなどのメンバーは冬の時期に列車でオーガスタに向かったのだそうです。今では飛行機での移動でフロリダとかカリフォルニア、そしてハワイなど冬でもゴルフが楽しめるのですが、週末を夜行列車で移動してゴルフができるのは開設当時は非常にユニークだったそうです。
ところで、セント・アンドリュースのキャディーに聞いた話ですが、彼等は冬の期間はフロリダやサウス・カロライナ州のゴルフ場に出稼ぎに行くそうです。おそらくセント・アンドリュースを訪れたアメリカ人ゴルファーのコネもあるのでしょうが、冬のフロリダでスコットランド訛りのキャディーに遭遇されたら彼等がどこから来たのかはお分かりになると思います。
通信の自由化
日本の携帯電話業界でも話題になっているSIMロックフリー携帯。要するに他の通信会社のカードを入れ替えることのできる電話機のことですが、加入者を囲い込むために自社のサービスしか使えないようにロックをかけて保護しているケースがほとんどです。
ヨーロッパ各国では国境を越えれば違うサービス地域になりますし、提携のないネットワークを使うと通常より高い料金がチャージされる場合があります。日本の電話会社も海外パケットの定額サービスをやっとはじめましたが、電話料金は帰国してからビックリするほど高いのが現状です。
海外の空港には必ず上段の写真のような自動販売機があり、地元の通信会社のSIMカードを購入することができます。ちょっとお菓子のような雰囲気ですが、このパッケージの中には電話番号とある程度の通話分の料金が組み込まれているカードが入っていて、自分の電話機にセットするだけですぐ使える仕組みです。携帯電話の中には2種類の違うSIMカードを同時にインストールができて使い分けるような便利な機能をもったユニットもあります。
日本でもやっとこのSIMロックフリーの携帯電話が発売されるようになるそうですが、このように自由に使えるシステムが導入されるのでしょうか? NTTのネットワークを使ってSIMカードのみの販売をはじめた会社もあるようですが、今後の動きが楽しみですね。
国連ビル改修工事
ニューヨーク・マンハッタンを代表する建物のひとつが国際連合本部ビルです。何気なく見上げたら、ちょっと様子がヘンなので写真を撮りました。
この建物は1952年に完成したそうですが、さすがに老朽化が進んだため2007年から改修作業が行なわれているそうです。
窓ガラスが取り外されて、工事部分をカバーする被い(?)が上下に移動する仕掛けのようで、工事をしている作業員の姿もよく見えます。あと数年間は工事が進められるとか。
秋のオーガスタ
この時期のオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)の美しさは、メンバーやそのゲストしか楽しめません。
皆さんはオーガスタナショナルというと、マスターズ開催時期の、花や木々の素晴らしい美しさを連想されると思いますが、長い夏休みの後メンバーのために別の美しさを見せてくれます。
創始者の一人であるクリフォード・ロバーツはこういう落葉広葉樹をコースに植えることは反対だったそうです。落ち葉がプレーの妨げになるとの理由だったそうですが、現在では多くのホールで素晴らしい紅葉が楽しめます。特にアーメンコーナーの12番は素晴らしいです。
メンバーだけに与えられる秋のオーガスタナショナルの美しさです。
写真は、今回打ち合わせに訪れた際に事務所の前にあるカエデを撮影したものです。
バイク駐輪場
ヨーロッパの街でよくみかけるのが、このようなバイクのための駐輪施設です。どのようにして並べたのかしばらく考えないといけないほどギッシリと詰まってますが、無料の施設なのでこういう使い方がされるのだと思います。
今、街の中を走っている車はほとんど運転手ひとりしか乗っていませんが、人ひとりが移動するのに1.5トンの車を動かす必要があるのでしょうか? 環境問題がこれだけ大きくなってきており、こういった環境に優しい二輪車への対応は急ぐべきかと思います。日本では歩道に放置された自転車や原付バイクなどが大きな問題になってますが、こういった駐輪施設の整備をぜひ進めてもらいたいです。
上段の写真ですが、車1台分のスペースにバイクが9台も駐輪しています。日本のバイクの登録台数も年々少なくなって来ているそうですが、環境に優しい自動車への補助金もよいですが、ぜひこういうインフラの整備をお願いしたいところです。
日本ではヤマハ発動機が電動スクーター「EC-03」を発売しましたが、海外の自動車メーカーのsmartやMINIなども同様のコミューター(smart e scooter/MINI Scooter E Concept)を発表しました。電動スクーターは東京にはぴったりの移動手段だと思います。