Panko
アメリカの食料品店で見つけたのがこれ。 Pankoとは、そうです、あの日本のパン粉がそのまま英語になって売られています。
日本料理に使うのでは無く、ちゃんと現地の料理に使われているのは立派で、ちゃんと市民権を得ています。 レストランのメニューや料理の作り方のレシピでもPankoは普通に使われております。西洋料理ではパン粉に近いモノをBread Crumbと呼ぶ名詞がありますので、別にPankoと呼ばなくとも良いと思いますが、それなりに高級感を出す為のマーケティングなのか? 確かにChicken Lyonnaise with Pancoとかメニューに書かれているとそれなりに響きが良いですね。
日本の食材の代表である醤油はなぜかShoyuでは無く、Soy Sause が使われているのは英語圏の連中が発音しにくいのかもしれません。 その点Pankoはアクセントには若干難がありますが日本語と同じパンコと発音しているようです。
ニューヨークのレストランで
最近ニューヨークのレストランの入り口にはこのような表示が必ずあります。 良く見ると”SANITARY INSPECTION GRADE” とあります。 「衛生検査グレード」とでも訳せるかと思いますが、要するにキッチンの衛生状態がランキングされて、そのランクが表示されている訳です。
お店の人に聞くと、このランキングはニューヨーク市の保険局が決めた食品衛生のガイドライン違反の数が0~13がAクラス、14~27がB、28以上がCと違反が多い所ほど、グレードが悪くなる仕組みのようです。しかしCクラスのお店でもそれ程心配しないで良いかと思います。 実際にランキングも受けられない程ひどいケースもあり、そういうお店は即閉店させられるそうです。
大半のお店は何かしらの違反があるようですが、このルールも洋食の調理基準などに沿っているために多くの中華料理のお店などが、料理の方法の違いなどから悪いグレードになっているのが我々東洋人にしてみると不公平な感じもしますが、観光客も多いニューヨーク市が食品衛生に対しての関心を高めただけでも良いかもしれませんね。
日本で生肉の処理方法の問題で大騒ぎになった事もありましたが、このように基準を設けてちゃんとテストするシステムも必要かもしれませんね。
MITx
MITとは即ちマサチューセッツ工科大学はアメリカだけでなく世界中から優秀な生徒が集まる有名大学です。
アメリカ人でも、成績優秀でも、入学が困難なのですが、新しい取り組みでインターネットを使った講義が開催されるようです。MITxと言うこのシステムですが、今回オファーされるのは電子工学の1年目の授業です。当然教授も講義内容も実際に大学で学生にレクチャーをしている世界的に有名な方ばかり。 贅沢な内容です。
さぞ受講料も高いのでは?と思われるかもしれませんが、これがタダ! 無料講座だそうです。
日本の某国立大学が国際化のために9月新学期を提案していましたが、世界にアピールできる大学を目指すのならば、こう云うネットを使い世界に向けた講座の解説もやってもらいたい所です。 3月5日スタートだそうです。 ご興味のある方はぜひ。 リンク先は以下の通りです。
http://mitx.mit.edu/
Robb Report
この表紙を見て、また車雑誌の話題か?と思われる方が多いと思いますが、実はアメリカの富裕層(もしくは宝くじの高額当選者を含むその生活に憧れている普通の人など、、)に人気のロブ・リポートと言う月刊誌です。この雑誌は空港の書店の棚で良く見かけるのですが、出張で移動するビジネスマンが商売を決めてコミッションを沢山もらって、こう云うのを買おう!と気合いを入れるように購読しているのかもしれません。
日本でクレジットカード会社から送られてくる情報誌のような位置付けになる編集内容かと思いますが、内容は旅行、グルメ、インテリアから豪華ヨットや高級装飾品までいわゆる”値段を気にする方は買えない”ようなモノばかり特集されております。 広告も主に高級時計などと宝石やジェット機のチャーターなど一般消費者には縁の無い品物ばかり。 しかし、そこがアメリカ市場の懐の深いところでして、単にお金持ちの方の趣味にとどまらず例えば自動車の記事だとちゃんとした自動車ジャーナリストが記事を書いているので、非常に満足できる内容です。
たとえば、この表紙に掲載されているフェラーリ458スパイダーは、日本では車両本体価格3060万円のスーパーカーですが、この手の車を購入する方はマニアの方が多いので、自動車雑誌の記事には精通されているとは思います。 しかし、この雑誌では典型的なこの手の車オーナーのライフスタイル、例えば、車は何台も持っていて週末の晴れた日に乗る特別な車を持っている方がどのように使うか?などチョット違う内容の記事が面白いです。毎日アシ車として使った場合には荷物の収納能力は?とか、 ホリデーに誰かと長距離移動した時の使い勝手は?などの内容は買えなくてもオーナーになった気持ちにさせてくれます。写真の新製品紹介のコラムで照会されているのは、限定生産のアストンマーチンや新型のイタリアのバイクメーカー、ドゥカティの最新型のスポーツバイク、あとは Christian Louboutinの室内履きなど。 見開きの反対側のページはビジネス・ジェット機のレンタル広告です。 記事によると車は4000万円、バイクは250万円、特注のスリッパが40万円也、、。 リーマンショック後のアメリカの市場でこんなのが売れるのが不思議です。 同じようにイギリスのファイナンシャル・タイムスと言う経済誌がありますが、定期購読すると毎月に一回位の頻度で高級ブランドなど高価な品物が掲載されている”How to Spend it” と言う別冊が送られてきます。 ”何にお金を使うか”と言うタイトルです。 お金をどんどん稼いで、どんどん使うカルチャーはまだ健在なんですね。
さて、3000万のフェラーリは車庫に入らないとお嘆きの方に朗報。 これで紹介されている同じイタリア製の動く工芸品ドゥカティは如何でしょうか? 1199 Panigale (パニガーレと発音するようです)最上級機種でもフェラーリの10分の1以下のお値段ですよ! 以下のリンク先をご覧ください。
http://sekiguchi-column.blog.ocn.ne.jp/nirindouraku/2011/12/#entry-38917342
NBA
今、アメリカNBAで一番話題の選手はニューヨーク・ネッツのガード、Jeremy Lin(ジェレミー・リン)ではないでしょうか。
先日の対レーカーズ戦で38点のポイントを上げてチームの勝利に貢献したのですが、今まであまり知られてなかった選手です。 彼は中国系アメリカ人ですが、名門ハーバード大学出身で、プロ・バスケットボールの世界では異色の存在です。 通常ですと、各チームのスカウトが有力な選手を見つけて、ドラフト会議に上げるのですが、そのスカウト達も見逃したほどの無名選手だった事やハーバード大学をちゃんと卒業した選手だからです。 実際にNBAの選手達でも大学をちゃんと卒業しているのは20%ぐらいで、 NCAAの大学バスケットボールで活躍していた選手達でも卒業はしていない事も多いようです。 ですからハーバードでおまけにちゃんと卒業したとなると57年ぶりだそうです。
強豪がひしめくNBAでの平均スコアーの28ポイントは立派な数字ですし、最初のアジア系アメリカ人の選手ですので注目されているわけです。アメリカのメディアでは“the most surprising story in the NBA” などと評価されています。 NBAで一番のサクセスストーリーとでも訳す事ができます。 漢字名は”林書豪”だそうですが、林選手!今後の活躍が楽しみです。