イギリスのクラシックカー事情
これは1966年から69年まで生産されていたイギリスの名車アストンマーティンのDB6という車です。 去年ウイリアム王子が挙式の後にキャサリン妃とバッキンガム宮殿を同種のオープンモデルで新婚旅行に出た事で一躍有名になったモデルでもあります。
イギリス社会ではこう云うクラシックカーをある意味での文化遺産と考えて、この車のように1972年以前に製造されたモデルは自動車税免除の優遇を受けられるなど国を上げて援助しています。 当然45年も前に製造された車ですからオーナーも雨の日や、毎日使う訳では無いので日頃のアシとして使う車では無いとの考えからの政策は懐の深さも感じさせられます。このオーナーの方は70歳ぐらいのジェントルマンでお話を伺うとこの車以外に1929年のモンテカルロラリーに出場したサンビームや、ライリーとか国宝級の車もお持ちだそうです。 イギリス人のマニアの方に”車は何をお持ちですか”と聞くと必ずこの方のようにクラシックカーの名前を出した後にアシ車は2年前のベンツSクラスだよ、、、とかコメントを言われます。 自転車を数台持っている方が少ない日本ではあまり聞かないコメントですね。
日本では旧車といえば、二束三文のスクラップとか思われますが、現在の自動車王国になる過程での名車たちも沢山有ったわけでそういう財産を守っていく必要があるのでは無いでしょうか?
欧米ではこういうクラシックカーが投資の対象になったりしており、この不況の中でも人気車種はオークションで毎年高値を更新する程です。 新車を購入しても数年後には購入価格の半額になる事を考えると自動車道楽の行き着く先かもしれません。 日本でも諸先輩の方が戦前のモデルなどをイギリスやアメリカのオークションなどで購入して日本で維持されているのを見ると「何時かはクラウン」ならぬクラシックを入手したい所です。 強盗、窃盗、骨董と言うぐらい、それなりの勉強をしないとダマされて妙な個体を購入してしまうかもしれませんが、時間があればぜひ研究して見たいです。その頃は自身も骨董になっているかもしれませんが、、、このステッカーはイギリスの車検証のようなモノで、自動車税の納税証明にもなりますが、ご覧のとおりポンドマーク(£)の金額の欄に NIL、すなわち”ナシ”と記入されています。 こう云う車の保険代は幾らするのか??などと考えるようでは未だクラシックのオーナーになる身分では無いかと思いますが、、、夢ですね。
Nissan Murano Convertible
アメリカ日産で発売されているMURANOというSUVのコンバーティブルをマンハッタンで見かけました。
4駆のオープンカーです! ちょっと普通では考えられない取り合わせですが、良く考えて見れば4駆の元祖ジープはそもそも屋根は幌だった訳なんでオフロードをオープンカーで走る事は普通だったんですよね。 しかし最近のSUVは大きさと豪華さが売りで、実際に泥道を走らせた事が無いオーナーばかりだと思いますし、レザーシートがドロだらけになるとは考えられません。
オープンカーで車高が高い設定ですから市内を高い所からみながら流すドライバー向けかもしれません。 元祖砂漠のロールスロイスと呼ばれているイギリスのレンジローバーもオープンモデルを開発中と言われていますが、新しいジャンルの車ですね。
携帯電話マナー
ニューヨークの会員制のクラブのロビーでこのサインを見かけました。 会員制クラブと言っても日本によくある夜のクラブでは無く、東京だと紀尾井町クラブなどの様なビジネスエグゼクティブ達が入会して使う施設です。アイビーリーグの同窓生向けの大学関連のクラブや、世襲制のような敷居の高い所もありますが一般的には同じような立場の連中が集まる場所を提供しています。
アメリカでは携帯電話の利用は電車の中や公共の場所では容認されていますし、使われてもいます。しかし高級レストランに来るとメールをチェックする連中は多いですが、さすがに大声で会話をしている人は見かけません。 日本ではレストランや空港のラウンジなどでは、利用を控えるようにお願いのサインがテーブルに用意されていて係員も注意をしますが、こう云うマナーに対する日米の文化の差は携帯電話だけを見ても良く分かりますね。
日本では”携帯電話利用禁止”のサインのあるテーブルで低めの声で携帯電話を使っている方が多いですが、アメリカではさすがに目立つ所にこう云う”携帯電話利用エリア”とあれば席では利用する人は見かけません。 自由だがその責任も取る姿勢でしょうか? このサインを見て自己責任に対する考えも含め日米の文化を比較してしましました。
アトランタ
久しぶりにアトランタのダウンタウンに宿泊しました。 いつもは郊外のバックヘッド地域に泊まるのですが、近くにCNNなどもあるので一泊したのですが、金曜の夕方なのに人出はパラパラ、、オフィース街なのでお昼時は賑わうのでしょうが、ジョージア州最大の都市の中心にしては寂しいですね。For Lease と賃貸物件の案内が目立つようにビジネスも少し後退気味のようです。
昔は非常に治安が悪く、ホテルにチェックインしたら近くにある会社訪問もタクシーをつかったりしていました。犯罪は少なくなったそうですが、まだホームレスの人が目立ったりする事も人が集まらない理由なのかも知れません。そびえ立つ立派なビルだけ見ていると地上の雰囲気は感じられません。
ラジコンヘリコプター
ラジコンというと、どうもオモチャの事を想像する方が多いと思いますが、トップレベルのラジコンを趣味としている方は操縦技能の競技会などに出ています。 全日本大会だけでなく世界大会もあり、日本選手達は何度も世界チャンピオンになっているほどレベルの高い連中が揃っています。
高校時代の友人の菅木くんはこのラジコンヘリの世界で日本人のジャッジとして世界大会の審査員になったり、自らの会社でラジコンヘリの設計・製作をしている、業界では有名人だそうです。
さて、その競技会ですが、ヘリコプターは世界共通のルーテインがありその出来不出来でのポイントで争います。体操やフィギュアスケートに近いところがありますが、やはり操縦技術の正確さが大切だそうです。 以下、演技スケジュールの書かれたイラストです。 実機ではできないような演技もあり、それをラジコンでやるわけですから見ていても迫力満点です。1~3までは地表近くで、4~10は上空での演技です。最近ビデオゲームやパソコンに向かう子供達にもぜひこう云う趣味を紹介したいですね。 機体などもお父さんがゴルフのラウンドを一回ガマンすればフルセット購入出来る程になっているようですのでぜひ!!
菅木氏のブログはこちらから、、