強盗、窃盗、骨董
物騒なタイトルですが、アンティーク時計の話し。ロレックスなど40年代~70年代に生産された時計の中でごく少数生産されたモデルがアンティークとして高い評価を受けているそうです。 Hodinkeeと言うサイトで見つけたのですが、1960年代のニューマンモデルとして有名なデイトナの文字盤を変えてヨットマスターとして3本試作されたうちの一本が紹介されていました。 一本はギターのエリック・クラプトン御大、一本はロレックス本社の金庫に保管され、これがその3本目だそうです。1940年代のRolex スピリットセカンド、クロノグラフもレアモデルです。 これも12本製作されて8本は見つかっているようで、その8本の一つが先日クリスティーのオークションで116万ドルの値段を付けたそうです。1億円+!!
パネライと言うイタリアのメーカーも最近日本でも見かけますが、最初はロレックスがOEM生産をしていたそうで、ケースだけで無くメカニズムもロレックスが生産してイタリア海軍に40本納品したそうですが、この文字盤とリューズの形は6本しか生産されなかったとか。
60年代なら日本にも輸入されているモデルの中でも結構希少価値のあるモノもあるかもしれませんね。タンスの肥やしになっていないか確認されてはいかがでしょうか? Hodinkeeサイトはコチラです。
東京モーターショー
先週末に一般公開の始まった東京モーターショーに今日行ってきました。ウイークディのアサ一番なんでそんなに混雑して無いだろうと思っていたらこのような混雑ぶり。 これでもやっと前が見えて来た時点で駅前からずっとこんな状態でした。 月曜お休みの方が多いのかも知れませんが、私のようなスーツ姿もちらほら見かけました。
各自動車メーカーも初公開の新車を出して話題になっているからかも知れませんが、2年前に比べても客数は増えているようです。 前回は合計で80万人程の入場者数だったそうですが、おそらく100万人は達成するでしょうね。来場された方が車を購入を決めてくると、やっと車離れに歯止めがかかるでしょう。
自動車メーカーに混じって、自動車産業やその関連企業のブースもありました。 このボルト関連の企業など、考えてみればボルトなしでは車は組み立てられない訳なんで、大切な部品です。 日本の自動車産業の底力ですね。 ドイツの部品メーカーなどに混じって中にはインドやメキシコのメーカーが出展していたのも新鮮でした。 新興国もすぐに日本の技術に追いついてくるのかも知れません。
今回の東京モーターショーはアメリカのロサンゼルスとの時期が一緒になってしまい、ヨーロッパのメーカーはやはり展示内容も充実していないのと、2軍のスタッフが東京に送られて来ていたのが残念です。ちょっと見た感じでは分かりませんが展示スタンドの作りなどかなりコストカットの影響を受けていたようです。 当然市場の規模や将来性などがどのような展示をするか?と言う議論かと思いますが、やはりお隣の中国に各メーカーも目が向いているようで、ジャパン・パッシンングされているようで残念でした。
確かに日本ではコンセプトモデルはともかく、新型車はすぐに地元のディーラーに並びますし試乗車も少し待つと用意されるのですから、こう云うモーターショーの意味が無いのかもしれません。
雑感ですが、前回のモーターショーではデジタル一眼レフを手に新型車やコンパニオンのオネーさんを撮影していた方が多かったのですが、小型のコンパクトデジタルだけでなく、スマホやタブレットでの撮影が多く見られたのが面白かったです。 おそらく写メを撮影してその場で自分のブログやチャットにアップされていたのでしょう。 実は私もこれらの写真はスマホで今回は撮影です。
LAIRD SUPボード
今回のアメリカスカップで、オラクルチームのスポンサーの一社だったのがプーマでした。 プーマ社はサッカー、陸上競技やゴルフなど、どちらかと言えば“陸”のイメージのあるメーカーですが、今回のアメリカスカップではマリン系の用具やウエアも沢山提供していました。
さて、この物体ですが、最近話題のSUP-パドルサーフィン用のボードです。 設計はアメリカスカップのヨットなども手がけたLaird HamiltonとJuan Kouyaoumdjianですので、当然素材はカーボンファイバー。 舳先の感じはAC45のようなフォルムが魅力的です。
これはそれほど大きく見えませんが、全長は14フィートですから約4.25m!! 小型船舶ですね。
とにかく、カーボンの質感はヨット好きの方にはたまらないかと思います。
購入ご希望の方は当社アドミスタッフまでメールをください。
ポルシェ911 50周年
ポルシェの方からポルシェ911誕生50年を記念して製作されたカレンダーを頂きました。
この911はポルシェを代表するモデルですし、50年前はこのモデルのみの販売でした。 しかし50年たっても車の基本的なレイアウトやスタイルは最新型にも受け継がれており、この60年代スタイルのスーツのモデルさんと一緒に撮影されている最新型もおなじような顔をしてますよね。
このカレンダーの構成も面白く、このように最新型と50年前のモデルを同じフレームに入れるディレクションは興味深いです。ポルシェ本社で撮影されているのですが、50年前にも同じ場所でこのような広報用の写真も撮影されていたのを参考にレイアウトされているそうです。
50周年と言う事もあって、オリジナルの911モデルの市場価格が世界的にエスカレートしています。ポルシェによると生産された90%のポルシェがまだ現存しているそうで、少数生産のモデルの良さとそれを購入されたオーナーの方が大切に乗られている証拠ですね。
私もイギリスで初めて93年モデルの964 Speedsterと言うモデルを購入して以来、数台のポルシェを乗り続けていますが、価値の高くなった古い車の話しを聞くたびに“今持っていたら、、、”と反省しています。 50年後にはどのようなポルシェが走っているのか?まだガソリンエンジンがあるのか?? 考えると面白いですね。
イギリスは美味しい
林望さんの“イギリスは美味しい”と言う本、思い出したように本棚から出して読んでいます。
先週はイギリス出張で、お約束の”フィッシュ・アンド・チップス”を頂きました。 林さんの本にもこの鱈のフライの事は書かれておりますが、衣の具合とか魚の新鮮さなどお店によって大きな違いがありますが、ホクホクのお魚とカリッと揚がっているポテトは絶品ですね。
このフィッシュ・アンド・チップスですが、基本的にはどの街にある”専門店”で並んで揚がるのを待ち、紙に包まれて出て来るものに好みでビネガーと塩を店頭でかけてそのまま頂くのが王道の食べ方です。 しかし、最近ではインド移民の人や中国系のお店がインド料理や中華料理のテイクアウトといっしょにやっている所が増えて、そう言う食べ方も出来なくなっているのが残念。
最近のリサーチで、イギリス人の外食ではパブなどの英国料理に次いで2番目にポピュラーなのがインド料理になったと言われるほど、インド料理を出すお店が商店街には必ずと言って良いほど出店していますし、30年ほど前は、世界3大珍味ならぬ、マズさではワースト記録を更新していたイギリスの料理ですが、インド料理だけでなくEUへの加盟によってフランスやイタリアからイギリスに来てお店を始める方も多く、近年ではイギリスの料理は格段とおいしくなりました。
その反面で残念ながらこのフィッシュ・アンド・チップスのように昔から愛されていた料理は専門店が少なくなったり、肝心の原材料となる鱈の乱獲の影響などで、安定した供給を受けられない事もありお店を閉めてしまう事も多いとか、、
今回は普通のレストランで頂きましたが、この厚切りポテトは美味しかったですよ!