耳栓
飛行機の中の騒音も短時間だとそれほど気になりませんが、長いフライトの場合や休む時にはイヤープラグを使うと疲労感が違います。
航空会社もアメニティーキットの中には必ず入れてくれていたり、別に用意していただいている場合もあります。 しかし、この耳栓は大きさや固さ、材質などが微妙に違いフィット感だけでなく装着しやすさなどでは大差があります。
基本的には高反発のフォームで作られている場合が多いのですが、柔らかすぎたり、固過ぎたり、なかなか良いモノが無いので以前は耳鼻科の先生に型を取ってもらいシリコーンで特注したりしていましたが長く使っていると音漏れが気になったりします。
個人的な意見ですが、各エアラインの耳栓の中でジャストフィットなのは最近JALの機内で貰えるタイプです。 この写真ではオレンジ色の物ですが、固さがシッカリしているので、装着も簡単ですし音漏れもほぼ有りません。
反対に素材がソフトなタイプではこのデルタ航空のモノがあります。白っぽい方は同じ形状ですが、弾力性の弱いタイプで直径が若干太め。JALのモノと同じように指の間を転がして小さくして装着するのですが、ソフトなだけにすぐに形が変わるので装着に一苦労します。 フィットすると快適性は最高なのですが、やはりJALのモノに比べると使いにくいのが難点。
機内エンターテイメントシステム用には一時ノイズキャンセルのヘッドフォンを購入して使用しておりましたが、大きさやバッテリーが切れて使えない事もあり、このようなタイプのヘッドフォンに耳栓で使われているのと同様な高反発フォームが使われているモノを愛用しています。意外に外の音がシャットアウトされるので、耳栓としても十分役にたちます。 航空会社によってはプラグの形状がこの写真のような2本タイプもありますので、アダプターも必需品です。
いずれにしても、耳栓は個人の好みやフィッティングがありますので特定は出来ませんが、皆さんも色々比較されると必ずジャストフィットするモノが見つかると思います。
Super Bowl
アメリカ現地時間の日曜ヨルにニューヨーク地域では初めてとなるスーパーボウルが開催され、シアトル・シーホークが43-8の圧倒的なスコアーで勝ったニュースは世界中を湧かせました。 日本でもヨルのニュースでも大きく取り上げられていました。
アメリカ国内はFOXネットワークが放送しましたが、平均視聴者数が111,5百万人と前回の大きく上回る数字でした。 全米の視聴者数の記録更新だったとも伝えられています。 それだけに、コマーシャルの料金も数億円の価値が付くはずです。
この数字ですが、ほかにもソーシャルメディアの使われた回数など、今までに無いメディアの動きは日本のビジネスモデルにも影響が出るだけに、興味を持って見ているところです。
今回は、FOXもネットでの生配信を実施して、528,000人がライブ・ストリーミングを見たと発表されていました。
テレビ放送を見た方に比べると少ないように見える数字ですが、テレビと共存しているネットのあり方など興味深いですね。
Tit for Tat
英語で、やられたらやり返すと言う表現は “Tit for Tat” が良く使われます。 日本語は表現の豊富さは、ほかの言語に比べてもかなりのものだと思います。 ですから最近のドラマで流行した“倍返しだ!”も、迫力はありませんが、”Tit for Tat! “で始まる文章になるかもしれませんね。 因みに中国語では「加倍奉還」だとか、、
いきなり物騒な話しでしたが、最近長引いている交渉をどのように進めるのが良いのか?考えていた時にこの本の事を思い出して読み返してみました。
“The Evolution of Cooperation”と言う堅苦しいタイトルの本ですが、基本的には相手の行動に対して自分がどのように動くとどうなる?というゲーム理論をコンピューター解析したり、ダーウィンの進化論なども例にして、わかりやすく解説している本です。 国家間の交渉から恋人同士の駆け引きまで、仲介者がいない状態でお互いの利権や優位性を争う場合の解説書とでも言えるかも知れません。
囚人のジレンマの例やそのベストアンサーを出すための戦略と方程式などを使う駆け引きの仕方が解説されていますが、結論から言いますと、4つの点にまとめられます。
1.フェアプレー:協力しあい、間違っても最初に裏切らない事
2.挑発的になる事を恐れない:やられたら、やり返す。 協力されたら協力する
3.ねたんだり、恨ましいと思わない:相手に対しては常にフェアな考えを持つ事
4.悪知恵を使うな:相手を騙すな
Win-Winという言葉が交渉中に使われる事もありますが、本当の折衷案とは言えないかも知れません。 例えば、欲しかった中古車を見つけてそのオーナーとの料金交渉で購入したい金額(安ければ安い程良い)と売り手の欲しい金額(高ければ高い程良い)が希望する金額に近い数字で決まるのがベストですが、売り手が100万と提示して買い手が80万の場合に良く中値を取って90万円で話しを決める場合があります。 買い手は自分の金額よりは10万円高く購入し、売り手は10万円も想定していた金額より安く売らなければいけなくなったのですから、考え方によっては両社が敗者とも考えられますが、キャッシュを手にした売り主と欲しい車を手に入れた新しいオーナーともに、ハッピーエンドとなるわけです。
要するに交渉相手も同じ考えならば協調しあって良い結果になると言う事なんですが、、、
America’s Cup
またアメリカスカップネタ?と怒られそうですが、先日オラクルチームの代表のRussell Coutts氏とお会いして今回の奇跡の逆転劇の話しをうかがいました。
ニュージーランド出身のCoutts氏ですが、今回のレースではアメリカチームの代表としてニュージーランド艇との対戦となり、多くのニュージーランドのサポーターからも注目されていました。 本人に今回ニュージーランドに戻った時のリアクションについて伺いましたが、さすがにヒーローの帰還と言う訳ではなかったようですが、テレビなどのメディアにも出演する機会が多かったようです。 負けた相手がニュージーランド人が代表するチームだったという事で、良かったようです。 しかし、アメリカスカップ無敗伝説は今回も続き、1995年、2000年、2003年、2010年に続いて2013年の勝者という記録は素晴らしいですね。
さて、去年のアメリカスカップで対戦成績が1-8であと一敗すれば全て終わる状況から奇跡のカムバックや奇跡の逆転劇と世界中で言われるような展開をしたのですが、チーム全体で勝ち取ったとコメントされていました。
さすがに、地元有利で第34回大会がサンフランシスコで開催された訳ですが、ニュージーランド艇の戦略や船の性能の差で連敗が続いてしまった訳です。普通ならばあと一敗で終わり!と考えるのですが、チーム内では残された8レースを全て勝つためにトレーニングをして来たと奮起し、クルーだけでなく船の設計チームやエンジニアなどが毎日徹夜で改良を加えて勝ち取った勝利でした。
実際にヨットの改良はレギュレーションの事もあり、調整できる範囲内での作業だったようですが、スピードや操舵性能などは著しく良くなり、それと同時にクルーもその性能を100%活かせるように全員が全く違う設定に慣れる事から反撃が始まったとの事でした。30%は性能アップと70%はクルーの努力だとのクーツ氏のコメントが印象的でした。
クーツ氏は自身のニュージーランドのチームに対しても、厳しい言い方かも知れないが、「あと一勝すればいい」と言う考えを持った時点でオラクルチームに反撃のチャンスを与えてしまったのでは?とのコメントでした。 確かにレース中のクルーにしても1-8になってからはベストチームでは無く、全員に出場するチャンスを与えてるのでは?と思うほどクルーの人選をしたり、「あと一勝する!」と言う思いが欠けていたのかも知れませんね。
次回のアメリカスカップは2017年夏に開催される予定ですが、すでにニュージーランドだけでなく、スウェーデン、オーストラリアに加えて今回オラクルチームで活躍したベン・エインスリー氏もイギリスのチームのスキッパーとして参戦が決定しているようです。 アジアからは中国も参戦する予定のようですしスイスやフランスチームも資金集めの最終段階のようです。 ぜひ日本のチームも参戦できれば良いですね。
RJAA-EGLL
私の日記を読まれている方で、このタイトルを見て何か分かる方は航空関係者の方かよほどのマニアの方だと思います。
先日の飛行距離に関しての日記に思わぬ反響がありまして、皆さんから“じゃあどういうルートで飛んでる?”とか、“iPhoneのコンパスを見ていたけど違う方向に向かって飛んでいたぞ!”とかのコメントを頂きました。 あとは、マイルをためている方からの実際の飛行距離を調べるにはどうしたら??って質問も考えてみたら面白いですね。
こうした情報は機長のアナウンスでちゃんと説明してくれる場合もありますが、正確に知るためには頼んでフライトプランのコピーを貰うと良く分かります。 航空会社のポリシーもあるのと、最近のセキュリティーの関係で間違っても“キャプテンに話したい”などと言うと怪しい者だと思われるだけかも知れませんが、ちゃんと説明するとほとんどの場合はプリントアウトを貰う事ができます。話しは変わりますが、昔はコクピットにも入れてくれたりして雑談ができましたが、今考えると良い思い出ですよね。