2014.06.13

Le Mans 24H

20140613今週末はサッカーワールドカップの日本代表や全米オープンでの松山選手の活躍も気になりますが、ルマン24時間耐久レースが現地時間土曜のスタートを迎えます。

今年は日本のトヨタが強豪チームを押さえ、ポールポジション(首位スタート)を獲得しました。 中嶋一貴運転でのポールポジションは日本勢のルマン参戦の歴史の中でも快挙かと思います。 1990年に日産のチームが日本チームとして初めてポールポジションを取りましたが、その時のドライバーはイギリス人のマーク・ブランデルでした。 翌年の1991年にはマツダが日本メーカーとして初めての優勝を飾っていますが、それからは日本チームは優勝に絡んでいません。

今年のレースには日産も電気自動車でルマンに参戦しており、初めての完走にチャレンジしています。また、去年初参加した中国のKCMGチームも今年はドライバー全員が中国人と言うアジア関連の話題がある中で、ニッポンのチームの健闘が楽しみです。24時間を走り切る過酷なレースを今年ルマンに復帰したポルシェや、連勝中のアウディなど強豪チームとの戦いになります。

ルマンは今年もネットでの生中継をメーカーのサイトなどでご覧できますので、ワールドカップやUSオープンなど週末は寝不足になりますね。

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2014.06.12

Americas Cup

201406122017年に開催される次回のアメリカスカップに向けて、新しい船のルールが発表になりました。 去年開催された大会で使用されたカタマラン(双胴船)とウイングを使ったデザインはそのままですが、長さが72フィート(約22m)から62フィート(19m)と3メートルほど短くなり、それを扱うクルーの数は11人から8人になりました。

小さくなった船体でも前回と同等、もしくはそれ以上の性能が期待されており、キールの独特なデザインで高速では船体を浮かせる技術もそのまま使われます。

これらのルールチェンジは、各チームの金銭的な負担を少なくする事が第一の目標だそうです。 実際に72フィートと62フィートでは構造的にかなり違い、使われる炭素繊維の素材の量だけでも大幅な節約になるとか、、 それでも莫大な予算が必要な訳ですが、2017年のレースに向けてすでに5カ国から手が上がっているようです。

チャレンジャーでオーストラリアやニュージーランドに加えて、今回一番注目されて話題になっているのが前回のアメリカスカップで優勝したチームOracle USAの主要メンバーだったイギリスのオリンピックメダリスト、ベン・エインズリーの率いるチームGBかと思います。 チームメンバーの25%は代表国の国籍を持つ者と言うルールも加えられた中で、オリンピックメダリストを輩出して来ている英国のヨット界には多くのスーパースター達がいるだけでなく、今回のキャンペーンにはF1のレッドブル・チームのチーフエンジニアだったエイドリアン・ニューイー師が参加する事も先日のカナダグランプリで発表されました。

エイドリアンはF1の中でも空力の魔術師と呼ばれるほど、その技術では他のチームを引き離し、レッドブルの連続優勝などに貢献していました。 アメリカスカップはF1以上に空力の影響が大きく(風の力だけで動くわけですよね)他のチームも彼の今回の参加には今から注目しているようです。

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2014.06.11

Go Rangers!

20140611今週はアメリカに来ておりますが、ニューヨークのホテルの入り口のデコレーションが地元プロアイスホッケーチーム、ニューヨーク・レンジャーズのユニフォームで飾られていました。

先週から行なわれているプロアイスホッケーのトップを決めるスタンレーカップが開催されているため、レンジャーズの応援メッセージが空港にも多くありましたが、今晩(月曜のヨル)に開催される第3戦の盛り上がりは凄いです。

プロのアイスホッケー、NHLは日本ではあまり知られていませんが、野球のワールドシリーズ、アメフトのスーパーボウル、NBAのファイナルと並びアメリカのスポーツファンの間では、普段アイスホッケーにあまり興味が無くでもこのシリーズ戦は盛り上がります。 特に今年のニューヨークとロサンゼルスのように地元のチームが出ていると、その応援にも力が入る訳です。

今晩の3戦目ですが、アウェーでの2敗の後ですのでニューヨーク・レンジャーズにとっては負けられない試合ですが、ここニューヨークのスポーツの殿堂でもあるマジソンスクエアガーデンでの開催ですので、かなり盛り上がる事でしょうね、、

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2014.06.10

William Payne Stewart

20140610今年のUSオープンはパインハースト#2で今週開催されます。 先日PGAツアーで初優勝した松山選手の活躍が期待されますね。

ここで開催された1999年の大会で優勝したのはペイン・スチュアートでした。フィル・ミケルソンとの接戦も印象的でしたが、残念ながら同年の10月に航空機事故で亡くなった事が記憶に強く残っています。

ペイン・スチュアートと言えば、トレードマークはズボンと帽子でした。あまり知られていませんが優勝賞金の一部は必ずチャリティーなどに寄付をしており、アメリカのゴルフファンの中でも非常に人気のある選手でした。 敬虔なクリスチャンで、腕にW.W.J.D(What Would Jesus Do – イエス様だったらどうする?)のイニシャルの入ったブレスレットを常に着用していたのが印象的でした。

アメリカの真ん中のミズーリー州の出身のスチュアートですが、アマチュアゴルファーとして活躍していた父の影響からゴルフを始めたそうです。 ダラスのサザン・メソジスト大学のゴルフ部で活躍してプロに転向しました。 奇麗なスイングが印象的でしたが、メンタル面の弱さから余り活躍はしていませんでした。結婚後にメンタルトレーニングなどのサポートチームの影響もあり、ツアー11勝をしましたがメジャー大会、特にUS オープンには強い思いがあったようです。 参加登録も必ずペイン・スチュアートとしてでは無くフルネームのウイリアム・ペイン・スチュアートを使っていました。これは亡くなった彼の父への思いだったとか。

PGAツアーも2000年から彼の栄誉をたたえ、彼の名前を冠した特別なアワードを設けました。 チャリティーにも大きく貢献しているプロゴルファーに与えられる特別なアワードですが、今までもトム・ワトソンやパーマー、ニクラウスなど特別な選手に与えられて来ました。

1999年の大会で優勝を決めたときに、トップを争っていたフィル・ミケルソンは子供が産まれそうで、大会を欠場するつもりだったそうですが、優勝を決めたペイン・スチュアートが18番グリーンでフィルと抱き合った時にフィルにかけた言葉は“お父さんになるんだぞ”だったそうです。 彼らしいコメントですね。

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2014.06.09

イギリスで、、

20140609_0120140609_02こんなパトカーが制式採用されたようです。 エイプリルフールの4月1日に発表だったら誰も信じないでしょうが、屋根無し、ドア無し、窓なし、、、4輪のバイクのようなパトカーです。 これはイギリスのメーカーが作っているアトムと言う公道で使えるレースカーのようなモノ。 モータースポーツ愛好家がサーキットでの走行会に自走で行って、一日サーキットで遊ぶために作られた車です。 350馬力のホンダのエンジンを搭載していて軽量で、100キロまでの加速が2.66秒!! この加速性能はおそらく市販されているどんな車より早いので、リアビューミラーにこんなのが現れたらまず逃げ切れません。 後ろにあるBMWのポリスバイクも付いて行けないですね。

当局のコメントは“高性能バイクの事故が増加しており、それらと同等の動力性能を持つこの車種がパイクのスピード違反などで活躍が期待される”とか、、

イタリアではランボルギーニとか、ある意味デモンストレーションとして導入されるスポーツカーはあるようですが、これは本気で交通取り締まりに使うようです。

しかしお巡りさんもこういう帽子だとすぐ飛んでしまいそうです。 ちゃんとフルフェイスのヘルメットを被らないとダメですね。 雨が降ったら辛いでしょうね、、

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