北アイルランド
全英オープンは北アイルランド出身のマキロイが連日トップスコアーで優勝しました。
人口2百万人ほどの北アイルランドは英国のイングランド、ウエールズ、スコットランドなどの一つの州、プロビンスと呼ばれる英国連邦を構成する一つの地域です。ゴルフでは3人のメジャーチャンピオンを輩出しており、Golf Capitol of the Worldと呼ばれ、北アイルランド独特のジュニア育成プログラムもありますが、ゴルフ場の数も多く手軽にゴルフが楽しめるために、ゴルフ人口の比率は英国の中でも一番かと思います。
去年G8サミットが開催されたLough Erne Resortも北アイルランドの中心部にあり立派なゴルフ場が敷地内にあります。 G8サミットはホスト国の英国政府が北アイルランドを世界に紹介するために開催しましたが、直後にはかなり繁盛していたようですが、地元のプレーヤーに取ってはかなり高価なグリーンフィーと言う事もあり、立派なゴルフ場もアメリカなど海外からの観光客が少し使っている程度。 経営状態も悪く、一旦破産したものの、北アイルランド政府の救済を受けて新しいオーナーを探しているような状況で、どうも中国の投資グループに買収されるようです。
マキロイも数年前にはキャディバッグにこのリゾートの名前をいれていましたが、残念ながらスポンサーを続ける予算も出せない状況です。
今回の全英オープンの優勝で北アイルランドとそのゴルフ場がまた注目されて世界中からゴルファー達が訪れるようになると良いですね。
全英オープン3
全英オープン2日目
北アイルランドのマキロイがリーダーボードのトップにおり、地元英国のゴルフファンの注目を集めています。最初の組は朝6:30、最後の組のスタートは午後4時ですので、ほぼ16時間ちかくゴルフのプレーがされており、オープンチャンピオンシップならではの雰囲気ですね。
練習場も仮設で打席の数もこの写真で見えるだけ。 あと3日間の練習が終わったら打席には芝は残ってないかもしれません。
これほどの長時間のトーナメントになると、午前スタートと午後スタートでかなりコンディションが違います。 風や場合によっては天候が午前と午後で大幅に変わる事もこの大会の面白さかも知れません。
初日のトップグループには日本人選手も多く入っていて楽しみですが、石川選手以外はほとんど午前中スタートの比較的良いスコアーがでているグループなので石川選手など午後スタートの連中は苦労していたようです。 実際にタイガーやマキロイなども早いスタートでしたので、好スコアーの一因かもしれませんね。
当地でテレビを見ていて面白いのは、マキロイと同グループの松山選手はかなり多く露出されてましたし、小田選手や宮里選手のイーグルなどBBCの放送の中でも頻繁に見る事が出来ましたが、ウエストウッドと同グループの石川選手のプレーは成績も良くない事もあり、地元イギリスのウエストウッド中心の放送でした。日本の放送で石川選手の“頭”だけしか放送しなかったらクレームが入るでしょうが、やはり地元の放送は偏ってしまいますね。
2日目はスタートの順番が逆になりますが、さてこれが選手達のプレーにどのような展開になるのか?? 2日目に弱いマキロイ選手のプレー同様楽しみですね。
皆さんは深夜の放送になると思いますが、お楽しみください。
全英オープン2
全英オープン
今週は全英オープンの開催されているホイレークに来ております。 リバプールの対岸にあたる場所ですが、全英オープンには珍しい程の良い天気です。 道路のあちこちで案内看板が出ており、木曜からの本戦が楽しみですね。
ところで英国での午後のおやつは、このスコーンが有名です。 小麦粉の硬めのパンのようなモノですが、バターのようなクロッテッドクリームとジャムを付けていただく、カロリー満点のスナックです。 全英ネタとは全く関係ありませんが、英国の食文化の話題でした。