デトロイトモーターショー
この時期、厳冬のデトロイトで開催されるデトロイトモーターショーが今年も開催され、日本のニュースでも話題になっています。 これから3月のジュネーブで開催されるオートショーなど自動車メーカーが新車やコンセプトカーを発表する機会が多くなります。 我々、自動車好きには楽しみな時期です。
先日ある日本のメーカーの方に伺ったのですが、新車の計画や発表には5年近い時間が掛かるのだそうです。 最近新車に導入されている、レーダーやテレビカメラを使った安全装置など5年前に試作品が出たり、全く違う技術だったモノを元に車のコンポーネントとして開発する必要があり、それこそ5年先に何がドライバーから求められているか??を先読みしないといけない難しさがありますね。
技術に関しても、量産車の場合には製造コストや最近騒がれている安全性なども大切な要素ですので、マーケティングだけでなく設計や技術のコミュニケーションが大切です。
最近の日本車も日本市場だけでなく、北米やヨーロッパ、中国など世界規模でのマーケットを考えて作られている為に車体も大きくなっていたりしていますので、どのメーカーも中は同じような感じもする事があります。 日本の軽自動車というカテゴリーはそう考えるとユニークな車なんですね。
個人的に今回のデトロイトで発表を楽しみにしていたのは、本田のNSXです。先代のNSXはフェラーリなどのスーパースポーツカーに対抗できる国産車と言う事で話題になりましたし、まだまだ現役で走っている車も多く見かけます。 発売当時は高価だったと言う事もあり、カタログをもらって来て眺めるだけでした。
この新型NSXも国際市場を意識して作られており、ホンダアメリカのアキュラブランドで発売され製造もアメリカのオハイオの工場で生産されるそうです。思ったより大きい感じがしますね。アメリカで15万ドルで販売されるそうですが、デザイン的にはアウディのR8とマクラーレンのS650を足して2で割ったような感じ。
Je Suis Charlie
先週、パリでのイスラム過激派によるジャーナリスト襲撃事件のニュース報道を受けて、多くのマスコミだけでなく人々が”Je Suis Charlie”のメッセージを掲げている画像をご覧になった方も多いかと思います。“私はシャルリー(をサポートしてます)”と言うメッセージです。
しかし、この事件を見て1991年7月11日に日本で起こった事件を思い出した方はいらっしゃいますか? 当時、筑波大学助教授の五十嵐 一(いがらしひとし)さんが何者かによって殺害された事件です。 当時五十嵐さんは反イスラムのサルマンラシュディ氏の「悪魔の詩」を日本語訳にした事でターゲットとなり、当時“悪魔の詩訳者殺人事件”と呼ばれた未解決事件です。当時の日本では反イスラムの報道ばかりでした。
事件の報道だけを見ると、イスラム教=悪い宗教と考える人が増える事も危惧されますが、“イスラムの教え=過激派という事では無い”というメッセージをフランスや海外のメディアでは必ず扱っている姿勢は今回の事件を“報道の自由”に対する襲撃として扱っているものでした。
先日”The Hundred Foot Journey” という映画を見ました。インド人家族がフランスに移住して、地元の有名フランス料理店の向かいにインド料理レストランを始めて、、、というストーリーですが、そのフランス料理店の若いシェフがインド人家族に嫌がらせをしたり、暴力を振るったりした事を知った名女優のHelen Mirren演ずる女性オーナーに見つかり、翌日スタッフ全員を集め、その襲撃した本人にフランス国歌La Marseillaise (ラ マルセイェーズ)を歌わせ、その意味を問うシーンがありました。
国歌はもともとフランス革命の頃の革命歌だそうで、フランス国歌の訳は日本ではあまり知られていませんが、内容はかなり過激です。一番の冒頭から、“行こう祖国の子らよ、栄光の日が来た! 我らに向かって敵の血まみれの旗が揚げられた、 聞こえるか戦場の模様が? 奴らは我らの元に来て、我らの子と妻の喉を掻き切る”そして、“武器を取れ、隊列を組め、進もう、進もう”というコーラスが続くのですが、かなり攻撃的な内容ですよね。
話が長くなりましたが、フランス料理店の女主人が5番の歌詞の“フランス人よ、寛大な戦士として、攻撃を与えるか控えるかを判断せよ! あの哀れなる犠牲者を撃つ事なかれ、心ならずも我らに引きをとった者たち”を引用して“フランス=自由”を語った事を思い出しました。
自由への襲撃とも言える一連のテロ活動ですが、報道する立場も反イスラムを語るのではなくあくまでも“事実”を報道する姿勢が印象的でした。
やってみなはれ
あけましておめでとうございます。
旧年中は大変お世話になりました。本年もよろしくお願いいたします。
大晦日のカウントダウンを聞きながら、家族で話題になったのがY2K問題で大騒ぎされた1999年の大晦日の話とあれから15年も経ってしまった事。 本当に時間の経つのは早いですね。 未来と思っている2030年の正月の方が2000年のお正月より近くなったわけです。
当社にとって今年は創業から40年を経て、41年目に入りますしマスターズの放送もおかげさまで40回目となる節目の年となります。
海外ではモティベーションを上げたり、チームワークを良好にするためスローガンが作られています。 通販の会社でもこのようにオフィースルールの額を販売してますが、俺のオフィースだから俺のルールで、、、というユーモアたっぷりのモノもありますね。
今年、当社ではDO IT, DO IT, DO IT NOW!というスローガンの卓上カレンダーを作って車内で使っています。 日本語では“やろう!”と意味不明ですが、ニュアンス的には“やってみなはれ”と言う感覚で使ったつもりです。 今しか無い!! やってみなはれ、、 と言う心意気で全社を上げて今年は仕事をして参ります。
年末年始休暇
当社は、2014年12月27日~2015年1月4日まで休暇をいただきます。
今年もありがとうございました
本年も拙い日記におつきあいを頂き、ありがとうございました。
皆様の一年はいかがでしたでしょうか?
年末恒例の今年の飛行時間の集計をしていましたが、今年のフライト数は55回、飛行時間は合計340時間30分。 飛行距離は187,000マイル=約301,000キロ。 光が一秒に真空空間を進む距離は約300,000キロですので、それよりは長い距離を移動した訳ですが、月までには到達していませんね。
JALの新しいボーイング787にも乗れましたが、来年1月に退役するヴァージンアトランティック航空のA340-300、G-VSUNが今年最後のフライトでした。 ヴァージンアトランティック航空も来年2月、日本から撤退する事になりましたが、航空業界も厳しい状況に変わりは無いようです。