初めて全貌を見せた今年の17番！

そうすると、他のチームが偵察に。　どこまで近寄れるかはチーム同士で話しあっていますが、ドローンを飛ばしたり、すでに戦いは始まっています。

先日のオラクルチームのアメリカスカップ艇の発表会で思わず唸ってしまったのが、カーボン素材とその使い方の進化でした。

前回の大会で使用されたヨットもカーボンファイバーが使われていたのですが、あれから３年ほどの間に今回テクニカルパートナーになったエアバスの技術協力を得てこのような使い方がされていました。

これがヨットとは見えないでしょ？飛行機かF１のレーシングカーのような美しさです、、、

お披露目会場では、スモークを使っての演出がありました。このアングルで見るとどうみても船には見えませんよね。　どちらかと言えば空を飛ぶ物体です。

確かに、浮かんだ状態で走るのですが、今回の一番大きな改良点は空力です。向かい風でも進んで行くので、少しの空力抵抗も大きなロスになるんだそうです。

当然ラダーやダガーボードと呼ばれる本体を持ち上げる働きをするシステムなどはコンピューター解析をしてのハイテクのモノ

それを扱いやすいように、コントロール系統も一新しているのですが、それはトップシークレットで、コクピットの写真はダメとガードマンが目を光らせてました。

今回のアメリカスカップディフェンダー、ORACLE Team USAのレース艇のお披露目がありました。　詳細はまたご紹介しますが、公式に発表される前にチームスポンサーであるBMWのパブリシティー用の写真撮影がされていました。

船の先が見えてますが、少しの違いがわかります。

アメリカスカップの仕事で今週はバーミューダに来ています。アメリカ東海岸に雪を降らせた低気圧の影響で、強風が吹いていて窓の外もこんな感じでした。

海の色が変わっているのは、黒い部分が岩場だそうです。引き潮だと綺麗な白い砂浜があるのが特徴だそうです。